みやざき県庁職員日記

知事もすなる日記といふものを、県庁職員もしてみむとするなり

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こんにちは!畜産振興課です。
今月7日から11日にかけて、宮城県仙台市で「全国和牛能力共進会」開催されました。
この大会の様子を、先週に引き続き、チーム宮崎に同行した担当職員の目線で紹介します。

朝礼で意識を一つに

早朝、5時過ぎには牛舎で慌ただしく作業が始まります。
そして、作業が一段落した8時20分から、毎日欠かさず行われてきたのが「朝礼」です。
高校生からベテラン出品者、補助員、全てのチーム宮崎のメンバーが集合し、連絡事項を伝達するほか、改めて、出品に対する心構えなどについて共有する場となります。

県内での出品対策から、常にチームの団結力を第一に戦ってきた宮崎県にとって、朝礼で改めて全員の意識を一つにすることで、その日の戦いに向け、気持ちを新たにします。

8時20分、宮崎県牛舎の前には毎朝、ユニフォームを着た選手団の大きなエンジンが組まれます。
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家畜防疫の徹底

全共会場は家畜防疫のための対策がいろいろと講じられており、家畜のいるエリアには入場が制限されるとともに、煙霧消毒のテントを通過しないと入ることができません。
さらに、私たち宮崎県が家畜防疫のために徹底したことがあります。
それが、牛舎での長ぐつ着用です。
平成22年に発生した口蹄疫で、わが県はたくさんの家畜の尊い命を失いました。
私たちはこの経験を決して忘れず、家畜防疫の徹底を何よりも重要と考え、普段から家畜が集まる場所での長ぐつ着用を徹底しています。
それは全共会場でも同じで、宮崎県選手団は各自、長ぐつを抱えて宮城県入りしました。

この白い長ぐつは口蹄疫で失われた家畜29万7,808頭への責任です。
「チーム宮崎」の一日は、朝、牛舎に着いて長ぐつを履いて始まり、夕方、長ぐつを脱いで終わります。
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飲み水対策も万全に

飲み水は、牛にとっても欠かせないものです。
しかしながら、牛の嗅覚は人よりも非常に鋭いため、臭いなどが合わず、水を飲まない牛も出てきます。
そうなると、餌も食べなくなるため、牛の状態が悪くなり、審査で評価を下げてしまうことになりかねません。

ところが、どうしても全共会場の「夢メッセみやぎ」の水を飲まない牛が数頭いました。
しっかりと餌を食べ、しっかりとした体を作るために、水はなくてはならないもの。
そこで今回は離れた水源地まで定期的に、湧水を汲みに行く人員が必要となりました。
畜産試験場職員を中心に、湧き水を用意することにより、飲み水も万全の体制で準備ができました。
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牛と出品者のために

県内各地域から今回の全共への応援(参加)に来られる方を、事前に確認したところ、出品者の応援団や関係者等、数百人規模にのぼることが分かりました。

そこで、事務局としては苦渋の決断をし、出品牛、出品者のいる第3次防疫エリアにおいて、応援者、関係者等の牛舎への立ち入りを制限させていただきました。
審査前は、牛や出品者に落ち着いてもらうことが一番重要と考え、全共前の地域説明会で打診し、出品者及び応援者の双方から了解を得た宮崎ルールの一つであります。
わざわざ遠方まで応援に来られているので、直接、出品牛や出品者を激励していただきたいと思いましたが、審査会場からの声援という形で御協力いただきました。
応援者の方々もまたチーム宮崎の一員です。

『牛ファースト、出品者ファースト』の気遣いがあったことも、今回の好成績に結びついたと感じております。
あらためて感謝申し上げます。
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悔し涙を流した人の数も日本一

今回の全共では、たくさんの悔し涙が流れました。
出品牛、出品者の皆様は、素晴らしい成績を残すことができました。
しかしながら、あくまでも1番を目指て取り組んでこられたことから、こらえきれない思いを押さえることができず、審査会場から、歯を食いしばりながら、涙を流し、牛とともに退場してくる出品者の姿に、迎える側も目を潤ませながら、その健闘を称え、拍手で迎え入れました。

全共へ向けた地域の戦いでの涙、県内の戦いでの涙、そして宮城県の最終比較審査での涙、
「悔し涙を流した人の数も日本一」、この悔し涙がまた次の宮崎を作ります。

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将来を担う若い力

今回の全共には、西諸県地域から9頭の種牛の部の出品がありました。
牛の頭数が多いだけに、その手入れにも人員が多く必要です。

西諸県地域の牛を洗う様子を見ると、いつも一生懸命に手伝いをする、小林秀峰高校の生徒達の姿がありました。
自分たちの牛を洗い終えたら、他の牛洗いを積極的に、そして真剣に取り組む姿、自分達の牛の最終審査を終え、悔し涙で目を真っ赤にしながらも手伝いの手を休めない姿が印象的でした。

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大人ばかりの環境の中で、8日間を過ごした小林秀峰高校、高鍋農業高校の生徒さんたちにとって、今回の全共は得がたい経験となり、大きな成長につながることでしょう。

以上、畜産振興課(0985-26-7138)でした。

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