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18日午後の本会議で、臓器移植に関する法律の改正案が衆議院を通過しました。
いわゆるA案というものが、衆議院を通過したわけですが、現在の法律では、
15歳以上で、
生前に臓器の提供の意思表示をしており、
なおかつ、ご遺族が拒否しない場合に臓器の移植が可能となっていたものを、
15歳未満の方を含め、
生前に臓器の提供の拒否の意思表示をしている方以外で、
ご遺族が書面により移植を承諾した方について、移植が可能になるというものです。
つまり、これまで15歳未満の移植ができなかった状況が大きく変わるとともに、15歳以上についても、ご本人の意思が不明でも、ご遺族の承諾で移植ができるようになり、日本国内での臓器移植医療が進むことが期待されます。
私は、昨年半ばまで、ずっと衆議院の厚生労働委員だったこともあり、法案について(A案以外にもA案を制限する形でB、C、Dの3案が提出されていました)いろいろと勉強した上で、A案を支持してきていました。
2年程前には、新聞社のインタビューを受け、A案の重要性を述べたこともありました。
私は、移植をしなければ余命が何ヶ月、何年という方がたくさんいらっしゃる、海外で移植を受ける道も閉ざされつつある、移植さえ受ければ亡くなることのない命がむざむざとこの世から消えてしまうという事態に大変危機感を覚えています。
この法案の審議中にいろいろと問題点の指摘もありましたが、今後実施する際の指針などで手当てをし、問題がおこらないようにしていかなければならないことは当然のことだと考えています。
本会議が始まる直前まで、A案の成立はなかなか難しいかもしれないというような声が、A案を支持する議員からも聞こえてきて心配していましたが、ふたを開けてみると、多数の欠席・棄権が出る中で、定数の過半数を大きく越える260票以上の賛同者がいたことは、大変心強く思いました。
今後、参議院での審議があるので、成立するかどうかは確定していませんが、何とか成立し、心待ちにしている患者の方々に希望をもっていただくことが大事だと考えています。
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