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今さっき、観て来ました。
日曜に映画に行くって行為はあまりしないのですが、どうしても今のうちに観たいと思っていたのです。
このモチベーションが下がらないうちにと、今日行って参りました。
だって、3時間35分…。
昨今の映画でインターミッション(休憩)の入る映画なんて早々ありません。
ただでさえ長い映画は苦手になってしまった私には、『行きたい!』と思う今しかないなと思って(爆)
久々の日本映画です。
私、何だかんだいって山崎豊子さんの原作ものって好きなんですね。
好きっていうよりも、感情を揺さぶられてしまうのですよ。
この作品の小説も、ただいま御巣鷹山篇を読み終えたところで、映画を観てきたのです。
まぁ、前置きはさておき…感想ですね。
とりあえず、この作品に対する皆さんの思い入れは相当強いものだったことが伺えます。
何せ、小説にするにもたくさんの障壁があった作品であり、映像化するのも不可能とすら言われていた作品。
そりゃそうだろうなぁ…と。
主演である渡辺謙の熱演も光るし、この作品では敵である『国民航空』の上層部や、政治家たちに憤りすら感じてしまう『利己主義』的なところとか…
観ていて、やっぱり『正しいって弱い』と思います。
主人公である恩地の頑ななまでの一本木も、現代人にとっては理解しがたいものです。
私たち世代以降には、『労働組合』の存在とかも、実際イマイチよく分からない。
だからこそ、私は色々と調べて何となく理解した感じです。
しかしながら、映画館には、色んな世代の方がいらっしゃいましたが、意外と若いカップルも多かったのです。
インターミッション中、私の後ろの席の若いカップルは、
『どうしてもっと転勤先で楽しまないんだろうね?』
みたいな会話が聞かれたのですが、やっぱり3時間25分では、5巻に及ぶ超大作を分かりやすく描くには時間が足りなかったんじゃないかなと思います。
私は3巻まで読んでいたので、
『そりゃ過酷な海外赴任が10年にも及べば、楽しみよりもやっぱり日本が恋しくもなるよ。精神的にも病むよ』
とか色々思うことはできましたが。
やっぱり『不毛地帯』のように、連続ドラマとかにすればもっともっと重厚に描けるのだろうけど。
仕方ないと思います。
このくらいが、映画で描く限界ではないでしょうか。
でも、大筋では豊子さんの描きたかった『ジャンボ機墜落事故の遺族の、声なき声を』って部分。
人命よりも己が大事な上層部に対する憤りとか。
そういう部分は伝わる映画なんじゃないかと思います。
『正しい』は弱いけど、それでも正しい気持ちで人命に関わる仕事をしている人は必ずいるので、希望を持てました。
んで…配役にちょっと贅沢を言えば、堂本を柴俊夫じゃなく、もう少し無機質で不気味な雰囲気を出せる俳優さんが良かったんじゃないかなぁ…なんて勝手に思ってしまいましたw
佐野史郎とか。
あでも、そうすると年齢が若すぎるのか。
うーん。
あと、八木役の香川照之さんの演技が印象的です。
彼っていい役者さんですね。本当に。
んで、国見会長役の石坂浩二さんは、やっぱりいいですね。
何か、ほっとする存在でした。
大きな力に、結局屈する形になっても、小さいながらも結果を残したわけですから。
いずれにしても。
墜落のシーンや遺族の遺体確認のシーンでは、涙なくしては観られませんでした。
この事故を、絶対風化させてはいけないと思います。
真実はうやむやなままですが…
何の罪もない、520人の命が奪われたのは紛れもない事実です。
そのためにも、一人でも多く、この映画を観てほしいなと思います。
つか、ちょっと気持ちが散らかっていてごめんなさいw
以上!
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