田中 宙

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全20ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

臨時国会が閉幕し、来年度予算を審議する年明け通常国会開幕に向け政局が一挙に流動化し始めている。政権与党や野党、メディアの重鎮達が頻繁に接触しているが、彼らに共通しているのは「閉塞した現在の政治状況を打破しなければならない」という思いであろう。

しかしその為の手段については様々であり、まさに同床異夢の状況だ。この政局の中心にいる小沢一郎は、かつての自社さ政権の悪夢を繰り返さないよう、なんとか挙党体制によって民主党政権を維持しようと考えているようだが、菅・仙谷政権は小沢派を取り込む挙党体制には消極的だ。

このような菅・仙谷政権の足元を見て政界再編を望む森喜朗やナベツネ、さらには自民党を離脱し政界孤児となった鳩山邦夫、桝添などが民主党の分断工作に走り出している。いまや菅・仙谷政権は小沢や鳩山由紀夫が望む挙党体制を組むか、それとも小沢を切って野党との大連立に走るかの選択に迫られているように見える。

しかし魑魅魍魎の政治の世界で大連立を実現するには相当な政治力がないと実現は難しい。谷垣が「小沢を切らない民主党とは組まない」と言っているが、もし菅・仙谷が自民党との連立を望み小沢派を切り捨てれば、自民党は大連立の約束を反故にし一気に解散総選挙へ追い込み、政権奪還に動く可能性は高い。

どうやら大連立の狙いは未熟な菅・仙谷を罠に陥れる森喜朗やナベツネの策略であるかもしれない。いまや彼らの謀略によって民主党政権の瓦解と自民党の政権奪還が目前に迫りつつあるようだ。ベテランの小沢はこのような自民党サイドの策略を読んで新人議員たちに「解散総選挙は近い」と檄を飛ばしたのだろう。

こういった状況の中で、小沢一郎が「疾きこと風の如く」激しく動き出した。小沢の狙いは、かねてから言われていたように自民党の分断である。そして菅・仙谷が自民党サイドの謀略に嵌り民主党が分裂しても、自民党の古賀誠や自民党OBの与謝野、桝添などと組んで政権奪取を目指すのだろう。

まさに小沢家康と菅秀頼・仙谷淀君による平成の関が原の戦いが始まろうとしているのかもしれない。ところで関が原の戦いの帰趨を決めたのは、豊臣陣営と思われていた小早川秀秋の家康陣営への寝返りにあったことは有名な話だ。そこで大胆な推理であるが森、ナベツネが小早川である可能性もある。

彼らは元々、小沢に近く小沢が離党すれば頼りない菅・仙谷を見捨て小沢に付く可能性は否定できない。また大政治家である小沢もそれくらいの裏工作はやっていると考えるべきかもしれない。ところで優れた政局感を持つ小泉純一郎は面白いことに森、ナベツネの大連立構想に反対している。

次期総理に前原を担ぎ、前原・中川連合を結成したい小泉にとって、この大連立は自らが描く政界再編にとって障害にこそなれプラスになるとは思っていないのだろう。政界の一寸先は闇と言われるように、年末から来年3月までの政局動向は全く予測ができないが、恐らく小沢は「侵掠すること火の如く」苛烈な政界再編を仕掛けてくるのだろう。

名古屋で抗議デモ

11月21日、名古屋の栄で「権力とマスコミの横暴に抗議する国民の会」のデモを行いました。当日は天気快晴で、繁華街の混雑の中、デモは整然と行われ、買い物客の注目を浴びていました。
ビデオカメラで撮影した動画を60の手習いで、下記ニコニコ動画に投稿しましたので是非ご覧ください。
ネット上でこんな文章を見かけた。「自公政権にできなかったことを、他の政党に期待してみたが、やっぱりダメだった」「国民の生活も、国家の尊厳も守れない政治家など誰も支持しない」。確かに国民の多数も現在このように思っているのかもしれない。
 
しかしこの言葉は1930年代に政治家の腐敗やだらしなさに国民が激怒して発した言葉と全く同じなのだ。この後、軍部の一部が国民の怒りを背景に515事件や226事件を起し、その後日中戦争、国家総動員法の施行、さらには政党の解体と大政翼賛会の設立、太平洋戦争へと突き進む。
 
最近の自民、民主という2大政党のだらしなさ、日中間の対立、政治家に失望する国民の姿を見ると、どうやら日本も戦前と同じ道を歩み始めたのかもしれない。この状態を変えることができる政治家は現時点で小沢氏しかいないように見えるが、マスコミに誘導された国民には小沢氏などどうでもいいと思っているかもしれない。
 
もしこのまま小沢氏が政界から消え去れば、恐らく日本は戦前と同じ過ちに向かってまっしぐらだろう。日本を叩き潰し属国化したい習近平や江沢民派の陰謀に乗せられた日本の極右(清和会や日本会議など)が「反中国」で暴れまわり、経済や領土紛争、自衛隊の核武装などを経て日中戦争に突入する可能性は高い。

小沢-稲盛会談の意味

2500年前に編み出された「孫子の兵法」の基本は「戦わずして勝つ」であり、敵情を探ったり敵を味方につけるなど水面下での激しい情報戦を通じ、いつの間にか敵が自然に崩れるという戦いを最上策としている。ところで表面上は「動かざること山の如く」政治的動きを見せなかった小沢氏が11月10日に行った稲盛氏との会談の意味は一体なんだろう。(政治と金が話し合われたのでは?とマスコミは報じているが、小沢氏が自身の訴訟問題や証人喚問問題を財界人に相談するなどありえず全く論外だ)
 
ところで過去の例からも、水面下に潜っていた小沢氏が表面に出てくるときは、勝算を見出すための準備が整ったことを意味することが多い。今、財界は菅政権が右往左往している「ロシアや中国、米国との関係、TPPや法人税」など財界が関心を持つ問題に危機感を抱いているはずだ。
 
恐らく稲盛氏は今まで、財界を代表し財界の意向を小沢氏にぶつけ、小沢氏からそれなりの回答を得てきたのだろう。そして今回の小沢-稲盛秘密会談は上記問題解決の方策について双方が合意し、それを前提に財界が小沢氏を支援するとの約束を交わしたのではないだろうか。
 
すでに小沢氏は反対勢力である検察トップの大林検事総長を味方につけ、またマスコミのドンで旧くからの親友でもある読売新聞のナベツネに対しても何らかの取り込み策を実施している可能性は高い。当然、米国に対してもジェイ・ロックフェラーなどを通じ共和党右派や軍産複合体などの切り崩しを行っているに違いない。
 
さて小沢氏が情報戦で「戦わずして勝つ」環境を整え、「疾きこと風の如く」政界で動き出すのは何時なのだろうか。恐らく来年春までに菅政権が自然崩壊するのを待ち、一気に政界再編に打って出ることを目指しているのかもしれない。その時こそ「侵掠すること火の如く」官僚組織やマスコミの改革を進めてくれるのではなかろうか。

窮地に陥っている小沢氏に対し様々な人がいろいろアドバイスをしているようだが、小沢氏は殆んど沈黙を守っており小沢支持者をやきもきさせている。しかし小沢氏は伏魔殿のような政界の中心で20年以上も生き抜いてきたとてつもない大政治家である。学者や政治評論家らが提案することなど先刻承知ではないだろうか。
 
ところで2500年前に編み出された「孫子の兵法」は、現代に至るまで世界中の君主や英雄達が戦いの教科書として活用してきたと言われている。そこで小沢氏の行動パターンを冷静に観察してみると、どうやら彼も「孫子の兵法」を念頭に行動しているように見える。
 
例えば、過去に小沢氏が厳しい状況に置かれたとき「俺は潜る」といって姿を隠したことがよく伝えられていた。「孫子の兵法」の基本は「戦わずして勝つ」「勝算無きは戦わず」といったものだが、小沢氏は勝算が無いときには水面下に潜って様々な工作を巡らし、彼が姿を現すときには既に勝利が見えている時でもあった。
 
ところで今回の検察審査会のいい加減さやニセ情報で世論操作するマスコミに対し、小沢氏は直ぐにでも名誉毀損で訴えるべきと激怒している人は多い。しかし孫子は「王たるもの怒りをもって戦いを致すべからず」と説いている。恐らく小沢氏は今、勝負をするときではないと考え「徐かなること林の如く」沈黙を守っているのであろう。
 
さて「孫子の兵法」の中で「敵を知り己を知らば百戦危うからず」という有名な言葉がある。これは情報を制するものが勝利を得るということだが、恐らく小沢氏は沈黙している現在、敵情を探ったり敵を味方につけるなど水面下で激しい情報戦を展開しているだろう。
 
また孫子は作戦行動の要諦とし「始めは処女のごとく、後には脱兎の如し」と説いているが、これは敵の狙いに嵌った振りをして、機を捉えて兵力を集中し敵を突破するという意味だ。現状、まさに小沢氏は処女のように何もせず「動かざること山の如く」で相手の油断を誘っているようにも見える。
 
さて小沢氏が勝算を見出し「疾きこと風の如く」動き出すのは何時なのだろうか。恐らく来年春に菅政権が自然崩壊するのを待ち、一気に政界再編に打って出ることによって「戦わずして勝つ」ことを目指しているのかもしれない。その時こそ「侵掠すること火の如く」官僚組織やマスコミの改革を進めてくれるのではなかろうか。

全20ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事