初めは「嫌なドラマだな」と思ってみました。 自殺を予定して生きるなんていうのは「嫌いな生き方」です。 別にいそいで、予定通りに自殺しなくたって、 時がくれば死ねるからです。 今は、知り合いや、身内に殺されることが、 ニュースを賑わわしていますので、 考えようでは、あのなくなり方も「自然」ということの中に、 組み込まれているのかななんても考えます。 観るきっかけは、 誰かが「面白いよ、それに島田雅彦」の作品には、 「救い」があるからとも教えられたからです。 金銭に関わった色々な人物が出ますので、 かなりややこしく感じましたが、周囲の出演者の、 面白さが(台詞がちゃんと言える)救ってくれました。 なんていうと、 主演の人がへたくその印象を受けるかもしれませんが、 そうではなく、舞台出身らしい「小日向文世」という役者は、 声もいい、台詞も聞きやすい、ぼそぼその発音でも、 周囲にきちんと聞こえると言うのは、 空気の動きがわかっていて、どう、発声すれば伝えることが出来る、 と言うことを考えての発音なのかなぁと、 実際、感心して、ストーリーよりも、 彼の発する言葉に惹かれていったさおしかでした。 やはり、予想はしていましたが、 ちゃんと「救いのある」終わり方でした。 満足です。 昔は、フランス映画の「救いのない」終わり方が好きでしたが、 現実に「救いのない」ことが多い世の中だからでしょうか、 加齢のためでしょうか、 善男ちゃんも満足そうに終わりの時間を過ごしました。 と言うことは、 もう、あのドラマの中の台詞には会えないわけです。 三月は「別れのとき」が多すぎますね、 いえ、 「別れ」といっても「テレビドラマ」のことなんですけどね。 さおしかの部屋 |

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