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【FT-767GX修理依頼品(完)修理完】
■キャリアポイント調整 LSBとUSBでキャリアポイントが一致していない感じがしたので調整した。USBのみ200Hzほどずれていた。 このリグは一番奥まったところにあるLOCALユニットにキャリアOSCやPLLがある。相当分解せねばならずため息が出る。 ■バックアップ電池交換 ついでにバックアップ電池の電圧を測った。2.9Vほどなので予防交換しておいた。既に改造されておりソケットでCR2032が搭載されている。 ■その他の機能確認 SWというSWおよびツマミというツマミの機能確認である。全てOK。 ■感度測定 最後に全バンドで感度測定を行った。SPECは0.25μV(10dB S/N)であり、ほぼSPEC内で測定誤差。 1.900MHz -12dBμ(0.21μV) 3.600MHz -12dBμ(0.21μV) 7.100MHz -11dBμ(0.28μV) 10.100MHz -11dBμ(0.28μV) 14.200MHz -10dBμ(0.32μV) 18.100MHz -10dBμ(0.32μV) 21.200MHz -10dBμ(0.32μV) 24.900MHz -9dBμ(0.36μV) 28.800MHz -10dBμ(0.32μV) 51.000MHz -20dBμ(0.1μV) 145.000MHz -15dBμ(0.18μV) 435.000MHz -22dBμ(0.08μV) これにて修理完了。あーあ疲れた。 |
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【FT-767GX修理依頼品(4)送信修理】
今日は、ATUと50MHzトランスバータの修理だ。 ■ATU 1.9MHz修理 なぜか1.9MHzでATU動作はワーニングが出てしまう。試しに1.5〜1.6MHz位は同調が取れる。 再度分解して見ると1.9MHzではバリコンの最小容量で止まっている。 回路図はこうだ。RL11は1.5MHz帯と3.5MHz帯の時動作する。 LOADバリコンのパラ接続が大きいと推測。120PFを外してみることにした。 これが正解だった。これで1.8/1.9MHzも同調する様になった。3.5MHz帯もOKである。 もっとも1.5〜1.6MHzは同調しなくなったが実用域でないので問題なし。 ATU調整の様子。 ■50MHzユニット 50MHz帯の出力がどうもおかしい。数分は出力があるが、その後ふらついて、出力ゼロとなってしまう。温度かなあー? こんな回路である。 どこで出力が止まるかリード線を接続して調べた。 Q3コレクタは信号が止まる。Q4のドレインは信号が止まらない。と言うことがQ3の入力側か? トリマTC03を1回転させて安定動作するようになった。 これで50MHz出力は以下。 送信周波数 電力計 リグの表示 51.000MHz 11.5W 13W あとはキャリアポイントなど細々な調整が残っている。年明けかな。 この一年、有益な記事も投稿できませんでしたが、訪問ありがとうございました。 よい年をお迎え下さい。 |
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【FT-767GX修理依頼品(3)送信確認】
■送信出力を確認した。 送信周波数 電力計 リグの表示 1.910MHz 100W 111W 3.600MHz 100W 114W 7.100MHz 94W 114W 10.130MHz 102W 113W 14.130MHz 86W 113W 18.130MHz 105W 113W 21.200MHz 107W 113W 24.950MHz 111W 113W 28.800MHz 65W 67W 51.000MHz − − 145.00MHz 16.5W 16W 435.00MHz 16.8W 12W こんな具合だ。また、50MHzユニットが動作していない。28MHz帯が50Wになっている。 ■28MHz帯の100W化 RFユニットの写真のD39を切断すれば50W低減が解除される。ポストピン同士をショートすれば全バンド50W仕様となる。 改造後測定値は 送信周波数 電力計 リグの表示 28.800MHz 115W 113W となった。 ■ATU動作確認 ATUをオンするとバリコンを回しているモータ音はするが、ほとんどのバンドでタイムアウトとなりワーニングランプが点灯する。何が悪いんだろう? またまた、大がかりな分解だ。 写真上のバリコンが回らない。何のことはないカップラのネジが緩んでいた。 締めて完了。 先に製作した不整合疑似負荷の出番である。16ΩのダミーでもSWR1.3程度まで落ちる。 各バンドテストしたが1.9MHzバンドのみATUがタイムアウトになってしまう。 50Ω負荷でもだ。何でだ? 明日、バリコンの位置を変えてみようかな? それと50MHzユニットの不具合も調べねば。今日はここまで。 |
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【FT-767GX修理依頼品(2)ほぼ完了】
■トランスバータ動作不能修理 15MHz信号がトランスバータに供給されない件はこういうことだ。 このような回路でありQ55のコレクタ電圧はどこから供給されるんだ? 回路図の誤りか?? トランスバータの15MHz受け側の回路を見ると、こうなっている。信号ラインで電源供給しているんだ!道理でダイオード断で電源が供給されない訳だ。 修理は代替ダイオードとして大量在庫の1S2074を使用した。 基板を外すのは厄介なので、不良ダイオードのリード線に切断してその上にハンダ付けした。こんな具合に。 ■18,24MHz解放 Web情報によれば、両バンドを送信可能にするには、LOCALユニットのダイオード除去の様だ。D26とD27の切断だ。 D92のクロス配線は何だ?ミステークなのかミステリーである。 ■動作確認 50MHzの送信も動いてしまった。リレーの接触不良だったのかな? パワー計はジャスト10Wの表示。 WARCバンドも100W以上出ている。18MHzの写真は手ぶれのため省略。 これで修理はほぼ完了。他に問題点がないことを調べましょう。 |
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【FT-767GX修理依頼品(1)】
■修理依頼 FT-767GXの修理を請け負った。このリグはメンテしにくいのだが。 依頼内容 (1)50/144/430MHzが送受できない。 (2)18MHz帯,24MHz帯の解放。 (3)その他整備。 ■診断 申告通り、3バンドは全く送受できない。共通的な部分の故障なんだろう、電源とか・・・ 故障部分の診断は50〜430MHzユニットを当局のFT-767GXXに移し、送受の確認を行った。 結果、50MHzユニット:受信OK 送信NG 144MHzユニット:送受OK 430MHzユニット:送受OK また、動いているGXXの3ユニットをGXに移すと3バンド送受NGでやっぱり共通的なところの様だ。 共通信号として15MHzのリファレンス周波数と65〜75MHzのVCOがあるが15MHzの信号が各ユニットに届いていないことがわかった。 ■分解 15MHzのソースはLOCALユニットにあり、一番奥まったところにある。分解が大変だ。 どうにかバラして信号を当たっていった。パンチングメタルの下がLOCALユニット。 赤丸ダイオードの通がない。 実装はこうだ。面付けでないのが救いだ。 D60で1SS53というシリコンダイオードの様だ。何に替えるかな? 今日はここまで。 |
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