しらやま・さかぐち水辺の日記

水辺と生き物を守る農家と市民の会です。福井県越前市白山・坂口地区の里山を紹介します。

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田んぼの一角で・・・

1ヶ月くらい前,水辺の会会長の田んぼを見せていただきました。

畔をあるていると…?何やら田んぼの一角がが真っ赤になっています。

「あれなんですか?」と私が聞くと…「なんや?あれ。誰かなんか撒いたんか?」不安そうにその場所に駆け寄ります。

私も現場に行って覗くと,それは全てイトミミズ!!イトミミズが群れて田んぼの一角を真っ赤にしていたのです。

イメージ 1
このほかの場所にも赤い場所が田んぼの中に点在しています。
実はこの田んぼ,昨年福井新聞社コウノトリ田んぼサポーターが無農薬・無化学肥料栽培でお米を作った田んぼ。

一昨年まで,この田んぼは慣行栽培で米を作っていました。福井新聞社さんの要請で田んぼを提供し,無農薬・無化学肥料に切り替えたそうです。
話を聞いてみると,慣行栽培の時はこんなことは一度もなかったそうで,「1年でこれはすごいなー」と会長も大喜び!!

「有機栽培にしてよかった!記念にイトミミズと一緒に一枚!」と嬉しそうに田んぼを覗く○江氏。
イメージ 2

調べてみると,イトミミズは田んぼの有機物を食べて糞をします。
その糞は田んぼ中に堆積し,微生物の効果と合わさってトロトロ層という柔らかい泥の層を作ります。この層は柔らかいため田んぼに生える草の種を発芽できない深さに沈めてしまいます。また,田んぼの保水や稲が有機物を利用しやすくなる効果もあるそうです。
だからトロトロ層のある田んぼには草が生えにくい。
でも,慣行栽培では乾田化や農薬などでイトミミズが死んでしまうためトロトロができにくくなります。トロトロ層が形成されないと,種は発芽に適した状態になるため草が生えてきます。それを抑えるため除草剤を使うことになるのだそうです。

実際,有機栽培をする場合,トロトロ層だけでなく水管理や米ぬかペレットを撒いたりと色々あるみたいで,草を防ぐのにとても苦労が必要みたいです。

生き物が除草剤の代わりになることに驚いたブログ管理者なのでした…。
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