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母との文通は私がこちらに嫁にきた時からだから、かれこれ三十数年に及ぶ 貰った手紙も今や小引き出しに入りきれないほどになり、一部処分しようかどうしようか思い悩むほどの数になりました そんな中、先日来た手紙の内容が今までの愚痴手紙とは一変 日々の生活を七五調にまとめ、書かれていた しかし、それは七五調とはいっても短歌とも俳句ともいえない文章の羅列 それでもその七五調から腰をかがめて農作業やら家事に精を出す母の姿がかいま見て取れる その短歌とも俳句ともつかない母の七五調手紙を・・・・・・・ まず・・・ 3月5日は早朝5時に起きました・・・・・・とあって 「カオカオと 鶴の鳴き声聞きながら 春の訪れせわしげに」 外に出たら・・・・・・ 「あちこちに 泥にまみれた黒い雪 足を取られてしばし眺むる」 トマトハウスでは・・・・・とあって 「よく出たと(トマトの芽が・・) しばし眺めるトマト苗 今年もよろしく 喜び噛みぬ」 家に戻ってテレビをつければ・・・・・ 「いばりくさった普段の顔も 開いたお目目のやり場なくして」 と政治家を揶揄し・・・・さらに新聞見ては・・・・・ 「政治家も 善をはがされ ウムウムばかり しどろもどろの言い訳ばかり」 とやりきれなさを批評してみる(笑) 3月6日に雨が降りました・・・とあって 「雨の音 洗濯かける手フト休め 外で働く子等を思う」 午前中の仕事では・・・・とあって 「むろの中(地下に掘られた冷暗地下室) 真っ赤なリンゴ箱詰めし 安値の噂に力入りぬ」 「明日は蕪の漬物 きんか餅(黒砂糖とくるみを包み込んだ餅菓子のこと) 笑顔で食べる孫の顔浮かべ」 「もう五時か アンカの火種ストーブに 風呂見て外見て 忘れちゃ困るよ苗床も」 娘も認める働き者の母です 一日を終えたようで・・・ 「年老いて しわくちゃ手足見て 湯船の中で 明日(あした)まさぐり」 春を待ち望んでいます 「花の芽と勘違いして土を掘り みみずの尻尾で なんじゃこりゃ」 なんてのもあったり・・・笑 「福寿草 片芽でたけど寒さゆえ かわいそうにと ワラかぶせ」 この短歌とも俳句ともつかない七五調には思わず「ハ〜それからドシタ〜」・・ なんて合いの手でも入れたくなるような七五調(笑)・・・・・ 最後に「デジカメ」欲しいと・・・ 手がけた野菜をデジカメにおさめて置きたいとのことで、安いカメラをプレゼント! (・・・したつもりでも、決まってお金を送リ返してってくるだろうな・・) 80才の手習い・・・・ カメラに七五調・・・ つぎつぎ次々頭に浮かんでくるんだよ・・しばらくはそういう手紙ばかりになりそうだと書いてありました それはまさに新たなる母自身の発見でもあったようです 私も負けてはいられない・・・(笑)
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思わず地が出ちゃう会話
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飛騨高山への旅に出る際、しなくていい電話までかけて、娘息子にこう言った。 「天下の飛騨牛を食べてくる。ついてはお前たちにもそのおすそ分けに飛騨牛を土産に買って送るから、楽しみにしていて!」 と豪語 さて、ホテルに着いて、部屋に置いてあるパンフレットには? 「飛騨牛の地方発送を承ります」 とあり、霜降り肉のいかにもおいしそうな厚めのお肉が5枚の箱詰めカタログ 夫と二人でカタログを見ながら・・・・ すき焼き肉よりステーキ肉がいいだろうということで、チェックアウトの際に発送して貰うことにした そしてその翌日、早速ホテル内のみやげ物売り場でメニューを確認 係りの人に 「このステーキ肉の箱詰めを3箱をそれぞれ別々に発送して貰いたいのですが・・・」 「はい、送料がそれぞれにかかりますが、よろしいでしょうか?」 「あっ! もちろんそれで結構ですが、全部でいくらになりますか?」 「そうですね、このお写真のとおりですと一枚が約400gですから、一箱5枚ですと・・・だいたい4万程度になりますでしょうか? それと冷蔵での送料がかかります」 「はっ? えっ? なに? 4万円?・・・・なに?・・・えっ?・・・」 「ハイ、さようでございます・・・・グラムあたり2100円ですから、それが5枚ですから一箱あたり約4万円となります」 そうなんです・・・・・ 二人そろって粗忽者夫婦! 机においてあったカタログの飛騨牛肉の写真にばかり目を奪われ、細かな記載文字は見ずじまい! 箱の下に記載してある大きな太文字の「2,100円」をその値段だとばかり・・・・ そのことを係りの人に伝えたら・・・・ (「お客様〜・・・ご冗談は顔だけにしていただけませんでしょうか?」 とは申しませんでしたが、若干、苦笑いと薄ら笑いの合いの子みたいな顔をしながら・・・) 「はい・・・ここに100g当たり2,100円と記載してございますけれど?」 さらに 「この箱でその値段でしたら、ぜひ私もいただきたいくらいです」 と笑われてしまった。 然り! 本当に・・・・粗忽者の真骨頂! 確かに、飛騨牛偽装問題はあったにせよ、天下の飛騨牛がよもや、ただ同然のその値段で買える訳もない! ちょっと考えてみれば分かりそうなものだが、あの写真の飛騨牛のステーキ肉にすっかり魅了され、揃いもそろってすっかり有頂天になっておりました。 あ〜・・・もう・・・恥ずかしいったらありゃしない! 夫婦揃いもそろってその始末! 旅の恥はかき捨て・・・と言うが、まさにこれ! 似たもの夫婦・・・ 一心同体・・・ ツーと言えばカー?・・・ 何とでも言うてくだされ・・・・ハラホロヒレ〜 顔から火が出、穴があったら入りたい・・と思いつつも、入れそうな穴もないので、ここは三十六計逃げるが勝ち! 粗忽さをぬぐうべく手段もないまま、チェックアウトをいいことに恥だけを置いてホテルを後にしてきました 天下の飛騨牛は私らには雲の上の食べ物だったということです・・・・
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里から秋の香りが届いた。 思い出す里の香りはいろいろあるけど、私にとっての秋一番の里の香りは 菊の花・・・・と言っても食用菊です。 「もしもし・・・ばっちゃが〜?おらだ〜。今、荷物っこ届いだよ」 (もしもし、おばあちゃんですか?わたしです。今荷物が届いたよ) 「ほがぁ〜。たぇした物おぐれねぇがったども、花っこぁ咲いだしけぁ、おぐってみだんだ〜」 (そうかい。たいした物送れなかったけど、花が咲いたから送ってみたんだ) 「週末に皆、えさ あづまるしけぁ、ちょんどえがったよ」 (週末にはみんな家に集まるからちょうど良かったよ) 「あんまりながぐおがねぇで ゆでるがむしたほぁえよ。あまり匂いっこしねぇべぇ」 (あまり長く(時間を)おかずに茹でるか蒸すかした方がいいよ。あまり香りしないでしょう?) 「ほっただごどぁねぁよ。おら、この匂いっこすぎだなぁ〜。とごろでぇ、手紙だどリンゴ畑の回りを変な人だちウロウロしてるっでぇ?」 (そんなことないよ。私この匂いすきだな〜。ところで、手紙(の内容)だとリンゴ畑の回りを、変な人たちがウロウロしているって?) 「ほだのっ! みだごどぁねぇ車っこぁ、ノロノロ走っでえだりしてよ〜。へっちょはぇでつぐったの、ぐりっと盗られでもわがねぇしけぁ、き〜つげでえるどごろだぁ」 (そうなの、見たことのない車がノロノロ走っていたりしてね。苦労して作った〈リンゴ〉物を全部盗まれても大変だから気をつけているところだよ」 ・・・・・それから、いろいろと母の話はつきません・・・・・・ かつて米不足の折にはやはり米泥棒が出没し、以後、里でも農作物が盗まれた話があちこち事欠かないようです。 農家の収入源の作物は雨風日照りに気を使いながら、手をかけ、苦労して作ったもの・・母の嘆き心配に心が痛む。 |
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台風が来ていることを心配して母が電話をくれた。 でも本当は?・・・・・
。 。 。 と、この後も親戚、近所の噂話、病気の話などして40分の通話を終わりました。 しかし、こういう長い話をしてくる時は決まって嫁さんのいない時間帯であることも私は知っている。 ちょっと愚痴りたくても近くにいない親不孝な娘の私です。 写真は文章とまったく関係ありませんが、先日写した写真をUP! |

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