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松本清張 「砂の器」 は同氏の小説の中でも上位の部に入る小説だと思います。
過去にも映画やテレビドラマで何度か放映されてきました
また今回、テレビ朝日で2部構成でドラマされるというので楽しみにしておりました
が?・・・・・・・
原作「砂の器」は私も読んで知るところである
なので、今回のドラマ化された「砂の器」に及んでは・・・・・・
全体が原作にない脚色に覆われれ、はなはだ憤懣やるせない思いでいっぱい!
ほんとうにガッカリもいいとこ!
この原作の醍醐味は自分の過去を抹消し、新たな自分を再生し
己が野心を成就しつつある中で、自分の過去を知った人物に会い
保身のために殺してしまった犯人と、それを蟻のごとく地べたを這いずって
捜査を積み重ねていくある刑事の執念さ
そして一つ一つ捜査の中で犯人の人物なりが分かってくるというその醍醐味感なのに
今日見たドラマでは若い一人の刑事の戦争体験が物語の中心となっていて
それを無理やり押し込めせいか、本来の醍醐味感が雲散霧消化してしまった
さらに原作にない女性新聞記者がその刑事の恋人役として絡みつき
犯人に類する捜査がその記者からの情報だったり、捜査内容が根拠無しに唐突だったりと、
地道な捜査の苦悩ぶりがまったくなく、何とも軽いことこのうえない・・・・・・
いつもながら思うことだが、原作があるにもかかわらず、ドラマ化するとき
大概原作に忠実でない!
時間的なことで細かなところの割愛は私もやや認めることはやぶさかではないが
原作ありきのドラマ化なのに、自分風に大きく脚色するってどういうこと?
何はともあれ・・・・・・私には今回のこの「砂の器」は松本清張「砂の器」ではない!
好きな小説だっただけに、なんだか原作を愚弄しているようにさえ感じてしまった私!
もちろん、二部もしっかり見ますよ
がっかりしながら・・・腹を立てながら・・・・
またしっかり見てから批判しようと考えてます
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