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巻向遺跡の大量の桃

邪馬台国の有力候補地とされる奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡で、3世紀中頃の穴から桃の種約2000個や竹製のかご6点などが出土
       → http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100918-OYO1T00164.htm

このニュースは、私も印象に残りました。 が、何をどの様に考えればよいのか、少し渾然としたものがある様な気がします。


‘大量に出土した’、ということがニュースになる 〜 人々の耳目を引く ということがあると思います。 今迄には、銅鐸、銅鏡、埴輪 が各地の古墳から大量に出土してニュースになったことがありました。

上のニュース記事にもある通り、桃 の大量出土は初めて聞くことでした。

この ある大型建物の近くの穴から出土した大量の 桃 も、古代の祭祀に関わるものではないか という見解がされているようですが、古墳の副葬品として埋められていた鏡や埴輪、土中に隠すように大量に埋められていた銅鐸、そういうものと、この 桃 は、その 祭祀 ということも含めて、どこかで共通することがあるのでしょうか。

私は、( ー 多分、皆さんの中にもそれを暗黙のうちの了解としてしまっている方々がいるのではないか と思いますが) 、‘大量’ ということから、何故か直ぐに、邪馬台国を連想しているのです。

ひょっとして、これをお読みになって 失笑する人もおられるかもしれませんが、

大量、大型、ー ー ー その‘大 = タイ’という音が、邪馬台国 の ‘台’ の字に繋がってしまうのです。

いつかしら、古代の日本列島を統一した大和朝廷の祖である 邪馬台国 は、その時代の日本の国の中で一番大きな国であったに違いない、ー ー そういう観念が出来ている と、思います。 邪馬台国 の ‘台’ を、‘大’ と同一にして捉えてしまう のです。

私は、日本人の、そういう誰に聞いた訳でもなく、いつかしら思い定めてしまっている考えというものは、極力、機に応じて、考え直すようにしています。


上のニュース記事には、ご丁寧に、文の最初に 「邪馬台国の有力候補地」 とありますが、一先ず、そのことばは横に置いておいて、

とにかく、古代のある時期には、‘大量’ ということが流行っていた ということはないでしょうか。

沢山 (2000個) 集めてくる のは、それが、その時代の風潮だったからで、そして “桃” が選ばれたのは、その時、その場所で、最も沢山あったのが “桃” だった、からなのではないでしょうか。


神仙思想云々という解説が出ていますが、そのような思想は、具体的な状況の後に生まれるものではないでしょうか、

つまり、ある思想に基づいて行為がなされたのではなく、人々の行為が、やがて、思想をつくる、ということもあると思うのです。

巻向という地で、何かしら、大量に集めて祭りのようなことが行われようとした、その時、たまたま、桃が一杯実っていた、

後々、その場所は記念的なところとなって、人々に守られながら大事にされ、遺跡になった。


 と、そういう風な考え方をしてみたい という気持ちが、今 あります。







閉じる コメント(6)

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ホント、仰る通り、大量に出土するとすぐさま、邪馬台国に繋がる報道・・・。
辟易としてしまいます。
そう報道することで、注目を浴びるし、視聴率も上がって・・・。何だか、違うような気がします・・・。
村クリ☆

2010/9/20(月) 午後 3:27 hsnm下町おやじ

特に箸墓古墳近辺の巻向で発掘があると、いつも邪馬台国とつなげたがる報道が多くなりますよね。
そういった報道があって注目を浴びるのは、その地元にとってホントによいことなのか?
なかなか難しいように思います。

2010/9/20(月) 午後 11:19 大納言兼加賀守

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九州下町おやじさん、コメント、クリック、有難う御座います。
遺跡発掘のニュースは、私なども、確かにワクワクするのですが、少し、偏りを感じます。近畿圏の発掘だけが全国規模で、その他はローカル扱いですよね ? ・・・。

2010/9/21(火) 午後 3:22 五節句

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加賀守さん、コメント有難う御座います。
そうそう、このニュース記事で、魏志倭人伝にある‘鬼道’が、中国の神仙思想のことだ ー ー と、書いてあったのには、ちょっと驚いてしまいました。今まで、そのような説が唱えられていたことがあったでしょうか、私は、気付きませんでした・・・。
桃が大量に出てきたからと云って、いきなり、これ迄のシャーマンのイメージを何処かにやってしまって、卑弥呼が神仙思想に親しんでいた、と云うなんて。。。

奈良の桜井という所は、はっきり云って、辺鄙な所です。その分、神秘的でもあると思います。観光化は、本当は無理だと思います。

2010/9/21(火) 午後 3:37 五節句

神仙思想というものが何なのかよく分かりませんが、これまでの事を考えると違和感が残りますね。

それと仰るとおり、桜井の巻向というところは辺鄙なところです。
その辺鄙なのどかな風景の中に何かが隠されているような気がします。

2010/9/21(火) 午後 10:39 大納言兼加賀守

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加賀守さん、再度コメント頂き有難う御座います。
銅鏡の、神獣文様が、神仙思想を表しているものだったか と思います。卑弥呼は魏の国に使いを送った女王なので、三角縁神獣鏡にしても、中国系のものは、すぐさま卑弥呼のもの、邪馬台国のもの、と云われ、又、卑弥呼や邪馬台国に絡むものは、ほぼ、中国の影響を持ったもの と、されてしまうのが、常のことですね。短絡的な考え方だと思いますが ー ー。

のどかな風景の中に隠されているものに、私は、中国系のものがあるとは思いません。

2010/9/22(水) 午後 5:47 五節句


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