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ビートルズのリマスターCDが9月にリリースされた折り、 私は 『Past Masters』 と 『Rubber Soul』のみを購入しました。 それもあって、最近、ビートルズを聴いています。 こんな感想は今更めきますが、なんたって、 ・・・ジョン・レノンのヴォーカルが凄い・・・。 この一語に尽きます。 とくに、ラリー・ウィリアムズという人のカバー曲、 "Bod Boy" で歌うジョンの歌声には、剥き出しの野性を感じます。 とてもワルっぽく、十分に悪魔的です。 いずれにせよ、全身全霊と申しましょうか、 ジョンの気合いの入れようが伝わってきます。 "Run For Your Life"(邦題:『浮気娘』)もシビレます。 (アルバム 『Rubber Soul』 の最後の曲) "Bad Boy"に比べると、曲調は大人しいのですが、 歌詞は不良、ワルの感性そのものです。 (ちょうど、『ウェストサイド物語』や、マイケル・ジャクソンの "Bad"の路線といえば、わかりやすいでしょうか?) こんな歌詞を書く人物が(恐らく、ジョンが書いたのでしょう)、 数年後に "All You Need Is Love" や "Imagine" を書くのですから、 まったく、人間とはわからないものです。 それでも、ジョン・レノンの魅力とは、 こういった両極端な性格や考え方、 あるいは、反則スレスレ(?)とも思える矛盾にこそあったのだと いえるかもしれません。 少なくとも、この人はどういう人なんだと、 強烈な疑問を抱かされます。 たとえば、ビートルズの中では、 ジョンが一番辛辣な人だったように思えますし、 そのくせ、物事や出来事に対して、 必要以上に傷付く・・・というのもジョンだったと思います。 (ビートルズ人気の絶頂期に、"Help" という曲がありますが、 なぜ "Help" なのか? それをハッキリ理解できた人間は少なかったと思います) 何かで怒りを爆発させ、暴力的になることがあったとしても、 そんな彼だからこそ、心の平安や、平和な世界をジョンは誰よりも 望んでいたように思えます。 (そう思う理由や根拠については、次の機会に譲ります) 矛盾というものは、社会や世相にもあります。 私が中学生だったころもそうでした。 そのころ、私が肌で感じた矛盾とは、次のようなものでした。 1、日本のフォークソングは、四畳半フォーク的なものから、
徐々にニュー・ミュージックへと移行しつつあった。
2、一方で、矢沢永吉氏が率いるキャロル人気に火が付き、私が中学2年の時、荒井由実(現松任谷)、イルカ、風などが クラスで人気があった。
勉強なんぞに興味がない男子ならば、
3、音楽ばかりでなく、”どおくまん”(←漢字を思い出せない)とたいていフォークよりも、当然キャロルに熱を上げた。 私を含め、人間は力さえ(実力さえ)があれば成功できるし、 くだらない常識など蹴散らして行ける、 などと考えたバカ者は多かったのではないか。 いう漫画家が描いた『花の応援団』が大ヒットし、
そのあまりの人気振りに映画にもなったと記憶する。
4、余談ながら、私は中学のときは軟式野球部に所属していたが、この漫画・映画の影響で、長ラン、中ランなるファッションが 流行し、不良を志す連中は、マトモな制服なんて着なくなった。
他校との練習試合で、相手の野球部員は頭にソリコミを入れ、
5、このような暴力的ともいえる傾向は、ミラーのサングラスをかけ、だらしなく長ランを身にまとい、 かつての横山のヤッサン(故人)がしたような歩き方でグラウ ンドにやって来たときは正直ビビった。 たぶん、野球の試合でも負けたと思う。(爆) 高校生にもなっても更にエスカレート。
誰が流行らせたのか、かのパンチパーマが大流行。
暴走族による、サーファー狩りも多発した。(私でさえ、したことあるよ・恥) 6、一方で、優しさというか、愛や平和路線もあった。 高校のときに一世を風靡した、 アリスのハンド・イン・ハンドもそうだったかもしれない。 完全に、矛盾していますよね、社会は・・・。 何が正しくて、有効なのか、さっぱりわからない。 今なら、人間の社会とはそういうものだと、 諦めという達観を装うことも可能ですが、 あの当時、思春期を迎えた私の頭と精神は混乱し、 そうとう迷ったと思います。 考えれば、考えるほど、 もう、わけがわかりませんから・・・。 こんなことを書いている私自身も、 人を殴ったり、殴られたりもありました。 そんな身近なことだけでなく、 地球のどこかで、内戦であれ、国対国の戦争であれ、 殺し合いは常にやっていました。 それでいながら、ジョンの歌声は聴こえていました。 "Imagine" "Give Peace A Chance" "Happy Xmas (War Is Over)" その後のことは、私が書くまでもありません。 人間とは、いったい何なのでしょか? なぜ、争いや戦争はなくならないのでしょうか? いつになったら、そういったことから、 解放されるのでしょうか? また、神がいるとすれば、 こういった惨状をどう考えいるのでしょうか? そもそも、なぜ善と悪があって、 両者が争う(ように見える)世界を創ったのでしょうか? 善だけがあれば、それで問題ないはずでしょう? そうしようと思えば、簡単に出来たはずでしょう? 万能なのですから。 それなのに、なぜ最初から、 愛と平和に満ちた世界にしなかったのでしょうか? ―――高台で出会ったオッサンのことや、 駐車スペースを巡ってケンカした中年女性のこととか、 私はガヤガヤと書いていますが、 その根本のところは、 上に書いた疑問と繋がっています。 疑問は仮説ながら、少しわかったところもありますし、 もちろん、ほとんどわからないところが大半です。
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ジョンの奥さんだったシンシアが書いた本「ジョン・レノンに恋して」を読むと、2人が出会ったころのジョンのことが詳しく書かれています。ジョンの育ての親、ミミおばさんは抑圧的な人だったようで、ジョンの性格に相当影響を与えていたようです。
ミミおばさんにシンシアのお母さんを会わせたとき、ミミおばさんはジョンをとられるのを面白くなかったみたいで、2人は喧嘩になってしまいました。ジョンはこのときその場から逃げてしまったそうです。
この抑圧からの解放が初期のビートルズが持っていた爆発力の源だと私は思うのです。
2009/12/5(土) 午後 7:17
くっすん様、ありがとうございます。 「ジョン・レノンに恋して」はまで読んでいません。 でも、ジョンがその場から逃げてしまったというのは、とてもわかる気がします。 オンナの俗っぽい意地の張り合いに付き合わされるのは、やっぱり嫌ですからね。(笑)
ミミおばさんにしても、それから、学校やリバプールの雰囲気にしても、かなりの抑圧があったゆえの大爆発だったと私も思います。
[ mk13ki ]
2009/12/5(土) 午後 10:28
それにしても、シンシアさんは今もお元気なのでしょうか・・・?
上の記事の中で、<<反則スレスレ(?)とも思える>>と書きましたが、それは、ジョンとシンシアさんと別れた一件が頭にあったからです。
[ mk13ki ]
2009/12/5(土) 午後 10:56
・・・といいつつも、私が女性に対して、清廉潔白であったというわけでは勿論ありませんが。(汗)
[ mk13ki ]
2009/12/5(土) 午後 10:58
ほんとBod Boyを歌うジョンとImagineを歌うジョンが同一人物だとは思えませんよね。それはジョンの容姿も変化が激しくて人相も別人ですよね。これはジョンが成長したのか、誰からか影響を受けたのか分かりませんがメンバーの中では一番短期間に変わったのはジョンなのかも知れませんね。
2009/12/6(日) 午後 10:17
myokazu様、はい、同一自分が歌っているとは思えませんね。 それでも、Bad Boy、Imagine の両曲とも、ジョンにしか歌えないというか、ほとんど神業だと思います。 一般的な意味でいう、歌が上手いとかいうレベルを超えていると。
性格や人格を言えば、無軌道なハレー彗星みたいな人かもしれません。 ゆえに惹かれるのだと思いますが、ダブル・ファンタジーの頃は、だいぶ落ち着いて見えましたね。
[ mk13ki ]
2009/12/7(月) 午前 7:34
<同一自分>ではなく、『同一人物』とすべきでした。(恥)
[ mk13ki ]
2009/12/7(月) 午後 5:18
はじめまして。
拝読しながら〜涙ぽたぽた。。
苦しみました私も。まだ、辛さに耐えていまする。
でも希望の光は、見え出しました。自分に言い聞かせます。
「涙を希望に変えるのだよ」って。
「戦争をなくす現実的な時代」に突入しました。
世界は、明らかに「平和大行進」の足音高く〜アジアにも響きます。
ともに、未来を切り開きましょう!(握手)
[ じゃじゃまる ]
2009/12/8(火) 午前 11:17
じゃじゃまる様、ご訪問ありがとうございます。
拝読などとは、勿体ないお言葉です。 じゃじゃまるさんの味わった辛さは、私とは比べものにならないほど重かったのではないでしょうか? 私はテキトーにやっていただけでしたから。
私もTBさせていただきます。
[ mk13ki ]
2009/12/8(火) 午後 6:25