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旧新橋演舞場
タイル貼りの建物ですが、意外とシンプルなデザインでした
写真を拡大するとよくわかりますが、ファサードにはテラコッタの装飾がつかわれているのがわか
ります
大正ロマンを感じさせる建物でした
大正12年9月1日に関東大震災がおきましたが、日本の建築にとっては、それは大きな転換点で
あった
大震災により、レンガ造りの鉄骨造建物から、鉄筋コンクリート造建物に切り替わることになった
そのため、コンクリート面を被覆することと、建築外壁を装飾する2つの目的が必要とされた
そこで使われたのが、スクラッチタイルとテラコッタタイルであった
ライトの設計による帝国ホテルが大正12年に竣工し、そこにスクラッチタイルが使われ、日本の
建築家に大きな影響を与えました
この時代になると、スクラッチタイルとテラコッタタイルは国産化されたため、しだいに使われる
ようになっていた
そうした時代の流れをいち早くデザインに採り入れたのがこの新橋演舞場で、建築家菅原栄蔵の先
取性をみてとれます
彼は、陶芸にもその才能を発揮した芸術家で、この建物のテラコッタの装飾を自らデザインしまし
た
この建物について、ネットで検索してみましたが、写真や文献が少なく忘れ去られた建物となって
います
設計は菅原栄蔵で、銀座7丁目のビアレストラン・ライオンも彼の設計です
設計者 菅原 栄蔵
竣工年 大正14年
施工者 戸田組
構 造
所在地 中央区銀座6−18
★ネガ有り 15−26★
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