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以前、東京海上ビルディング新館の写真を掲載しましたが、新たに写真が見つかりましたので掲載します
この建物は、1930年(昭和5年)に竣工しましたが、この年は世界恐慌が起きた年です
設計は曾禰中條建築事務所で、構造設計は内藤多仲です
内藤多仲は、大学の建築構造の講座で必ず出てくる建築家で、東京タワーを設計したことで有名ですが
、耐震壁による耐震構造理論を考案した学者です
この建物は、内藤多仲の耐震構造理論に基づき設計された建物でした
曾禰逹蔵は、辰野金吾と同期で明治12年に工部大学校造家学科(現・東京大学建築学科)を卒業し、丸
の内の三菱オフィス街の基礎を築いた建築家です
一方、中條精一郎は、曾禰逹蔵の後輩で、当初は文部省技師となり、札幌農学校などの建設に携わった
明治41年、曾禰中條建築事務所を設立
ウィキペディアによると、この建物の竣工年月には諸説があるようです
東京海上火災保険株式会社六十年史では、起工は大正15年7月、竣工は昭和5年3月
建築雑誌の昭和5年8月号では、起工は昭和2年3月、竣工は昭和5年2月
土木建築工事画報の昭和5年4月号では、起工は大正15年2月1日、竣工は昭和5年2月1日
以上の通り、起工・竣工とも年月は確定していないようです
上の写真を見ると、3階以上は装飾にテラコッタが大量に使用されていることがわかります
これらのテラコッタはアメリカ製でした
この建物をみると、アメリカを感じることができるかと思います
この建物は、終戦後占領軍に接収され、“Far East Air Forces”の本部となった
建物名称 東京海上ビルディング新館
設計者 曾禰中條建築事務所
竣工年 昭和5年
施工者 戸田組・部分請負
構 造 鉄骨鉄筋コンクリート
所在地 千代田区丸の内1−2
★ネガ有り 上No.15−36、下No.15−34★
前回掲載の写真 http://blogs.yahoo.co.jp/mk26813/48682138.html
曾禰中條建築事務所の作品については、当ブログで多数掲載しておりますのでご覧ください
中條精一郎の作品
宮部金吾記念館 http://blogs.yahoo.co.jp/mk26813/47918112.html
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