もりつちの徒然なるままに

<禁無断転写> ウォーゲームの話、戦史の話(かなり濃い目)、旅の話などを書いてみました。

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「Ukraine43」は2000年に米国GMT社から出版されたシミュレーション・ウォーゲームです。扱っているのは1943夏から秋にかけてのロシア戦線。同年7月のクルスク戦に勝利したソ連軍がウクライナ全域に対して実施した大攻勢と、それを迎え撃ったドイツ軍を主体とする枢軸軍の戦いを描きます。1ヘクスは約8km、1Turnが約5日間を現し、1ユニットは大隊〜軍団規模です(標準は師団規模)。ルール的には中の上ぐらいの難易度で、基本的な概念はそれほど難しくはありません。しかし細かいルールが結構多いので、使いこなすためにはそれなりの技量が必要です。また盤面に登場するユニット数もやや多めで、初心者にとっては敷居の高いゲームといえます。プレイ時間は、プレイヤーの技量にも依りますが、ショートシナリオで8〜15時間、キャンペーンの場合は25〜35時間ぐらいではないでしょうか。

今回「Ukraine43」のキャンペーンシナリオを対人戦で戦う機会を得ました。対戦相手はもっちひ氏。下名は枢軸軍を担当しました。枢軸軍不利と言われている本作で、なんとかサドンデスを食らわずに最終Turnまでプレイするのが目標です。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/46/mk2kpfb/folder/177477/img_177477_64592019_1?1311080239
セットアップ時の状況

1Turn

全戦線に渡って赤軍の総攻撃が開始された。特にハリコフ西方では、機甲兵力の大半を集めた赤軍ヴォロネシ方面軍が枢軸軍の防衛線を食い破る。防衛線を支えていた独第57歩兵師団が壊滅した他、歩兵2個師団がステップロスした。ベルゴルド(4409)は赤軍の猛攻になんとか耐えていた。
イジューム回廊では5-1の高比率攻撃を受けて防衛線が食い破られる。
南方のドンバス地区では比較的平穏であった。
独軍は第48装甲軍団をハリコフ北方に派遣し、赤軍に反撃を実行。必死に進撃を止めようとする。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/46/mk2kpfb/folder/177477/img_177477_64592019_2?1311080239
第1Turn終了時


2Turn

赤軍の攻撃は止まることを知らない。要域ベルゴルドがこのTurnに陥落。さらにアゾフ海沿岸の要域タガンログ(5832)も陥落する。正直タガンログの陥落は痛かった。ミウス川防衛線の崩壊である。
さらに西方の要域スミ(3408)にも2-1攻撃が炸裂。確率50%で陥落する所だったが、ここはEXでなんとか持ちこたえた。慌てて第19装甲師団をスミに急派。急場を凌ぐ。
独軍はハリコフ北方で赤軍第1戦車軍を捕捉した。包囲殲滅とは行かなかったものの、5-1マグニチュード2の攻撃でDR1+1ステップロスの損害を与えてこれを撃破した。次ターンでの赤軍突破力に衝撃を与えた影響は大きい。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/46/mk2kpfb/folder/177477/img_177477_64592019_3?1311080239
第2Turn終了時


3Turn

イメージ 6ハリコフ方面へ突進してきた赤軍部隊は、陣地構築中のハリコフに対して1.5-1の低比率攻撃を敢行する。成功率17%のギャンブルだったが、予想通り攻撃には失敗。ハリコフはなんとか死守した。その外にもタガンログ付近、スミ南方で赤軍部隊が突出してきた。
ここらが潮時かな、と判断した独軍は、まずスミ方面の赤軍を「教育」すべく第48装甲軍団を北上させる。後方の歩兵部隊を撃破して退路を断った後、前線に孤立した赤軍2個戦車軍団を5-1の比率で包囲攻撃した。成功率100%の包囲攻撃で赤軍2個戦車軍団は随伴の機械化旅団と共に壊滅。一気に5ステップの赤軍機械化兵力を葬った。
勢いに乗る独軍は南方戦線でも反撃を実施する。第2SS装甲軍団が赤軍騎兵部隊に対して5-1の攻撃を敢行。攻撃そのものは見事に成功したが、DR2Xの結果によって第3SS装甲師団「トーテンコップ」が壊滅してしまった。お馬さんとSS装甲の交換はちょっと悲しい。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/46/mk2kpfb/folder/177477/img_177477_64592019_4?1311080239
第3Turn終了時、ハリコフ北部戦線

4Turn

赤軍はハリコフに対して再び1.5-1攻撃を仕掛ける。結果はEXだったが、ジューコフが参戦していなかったため独軍をステップロスさせただけに終わった。慌てて独軍は第19装甲師団をハリコフに派遣し守りを固める。
南方ではミウス川戦線を抜いた赤軍部隊がアゾフ海沿岸を西に走った。独軍はMariupol(5133)の線まで後退。河川沿いに防衛ラインを敷く。ステップロスした歩兵師団が空軍の支援だけを頼りに支えている脆弱な戦線だったが、この脆弱な戦線が意外な強靭さを発揮することになる。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/46/mk2kpfb/folder/177477/img_177477_64592019_6?1311080239
第4Turn終了時


5Turn

赤軍はハリコフ正面に兵力を集中。ジューコフ将軍督戦の下、4-1の攻撃を仕掛けてきた。確率50%でハリコフは陥落するはず・・・、だったが、結果は無情にもDR。都市はDRの結果を無視できるので、赤軍の攻撃は失敗に終わった。
ドンバス方面では赤軍がSlavyansk(5021)を占領。さらにショックアーミーがMakyeevka(5326)を占領した。独軍は装甲2個軍団をドンバスに派遣。Slavyanskに対する3-1攻撃は成功して同市を取り返すことに成功したが、ショックアーミーに対する4-1攻撃はまさかのEX。「ただいまのダイス目は1から6に変更する」と叫びたくなった。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/46/mk2kpfb/folder/177477/img_177477_64592019_7?1311080239
第5Turn終了時


6Turn

このTurn、赤軍は10ヶ所で攻撃を実施したが、スミ北方の5-1攻撃でDRを出した以外は、Cが5つ、ARが2つ、EXが1つ、そしてハリコフに対する3-1攻撃もDR(都市に対しては効果なし)に終わった。赤軍の突破は止まった。

7Turn

なんとかハリコフを奪取したい赤軍は同市に4-1攻撃を実施。折角EXを出したのに何ということか。ジューコフ将軍が不在だった・・・。スミ南方で突破に成功した赤軍部隊も独第48装甲軍団の反撃を受けて撃退されてしまう。

8Turn

赤軍はなおもハリコフに対して4-1攻撃を実施。今度はジューコフ将軍つきで実施したものの、ダイス目振るわず結果はDR。都市効果によってハリコフは持ちこたえた。
北方戦線では、中央軍集団戦区の前進に合わせる形で赤軍部隊が前進してきた。第48装甲軍団が北に向かい、赤軍部隊を撃破する。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/46/mk2kpfb/folder/177477/img_177477_64592019_8?1311080239
第8Turn終了時

9Turn

そろそそサドンデスの危険が出てきた赤軍はハリコフをはじめ、数ヶ所の要域に対して総花的な攻撃を敢行してきた。しかしどこまもツキのない赤軍は、ハリコフに対する2-1攻撃でDRを出してしまい、またもやハリコフ攻撃に失敗した。実に6度目のハリコフ攻撃失敗である。他にも数ヶ所で実施した低比率攻撃は悉く失敗。なんとかアゾフ海沿岸のMariupolを奪取したものの、この時点でVPは4点。サドンデスレベルをクリアできず、この時点で枢軸軍の勝利が決定した。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/46/mk2kpfb/folder/177477/img_177477_64592019_9?1311080239
第9Turn終了時

感想

今回はダイス目のなさが赤軍側の敗因だと思います。ハリコフが落ちていれば少なくともサドンデスはなかったので、そういった意味では赤軍側にツキのなかった展開でした。まあ、こちらもハイオッズの攻撃で失敗したりしているので、独軍のダイスが一方的に良かった訳ではなかったのですが。

ちなみに所要時間は2日間で合計約12時間。食事休憩等もありましたが、概ね左記の所要時間だったと思います。

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こんばんは。
手に汗握る展開になりましたね!

2011/7/19(火) 午後 10:28 ハニー先輩 返信する

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結果的にはドイツ側のサドンデス勝利になりましたが、一つ間違えれば戦線崩壊するので、ドキドキの展開でした。

2011/7/19(火) 午後 10:36 もりつち 返信する

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まず、難しいドイツで勝つとはすばらしいです。
それにすごい偶然ですね、私も7/17,18と同じタイミングで同じゲーム(しかもコマンド版)でやってました。(vs 西新宿鮫様)

17日は他の方で、18日だけでしたが赤軍を担当し、9ターンくらいまでやりこみました。
赤軍の戦術は2:1の攻撃を連続する消耗戦略で、だいぶ展開は変わりましたが、残念ながら時間切れでした。 赤軍はハリコフはおとせなかったものの、北側の戦線を伸ばし、ポルタワ全面、チェルノブイリ全面まで行きました、。南方ではスターリノに接敵でした。

また今後お手合わせをお願いします。m(_ _)m

2011/7/20(水) 午前 10:49 [ inb ] 返信する

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ハリコフ堅いですね。
このギリギリの綱渡り感が「Ukraina43」の醍醐味なのですね。

2011/7/20(水) 午後 10:14 ぎみっく 返信する

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inbさん、お世話になっています。
ホントに偶然ですねえ。
それにしても9Turnでチェルノブイリ前面まで行くとはすごいですね。
プレイスタイルの違いもあるのでなんとも言えないのですが、私が独軍ならチェルノブイリまで前進されたら、ハリコフは放棄せざるを得ないでしょうねえ(もちろん足止めくんは残しますけど)。
またよろしくお願いします。

2011/7/20(水) 午後 10:55 もりつち 返信する

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ぎみっくさん、お世話になっています。
まさにこの点です。
このドキドキ感、このギリギリ感がウクライナ43最大の魅力です。
難しいのは独軍ですけど、いやー、独軍は楽しいっす。

2011/7/20(水) 午後 10:56 もりつち 返信する

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