もりつちの徒然なるままに

<禁無断転写> ウォーゲームの話、戦史の話(かなり濃い目)、旅の話などを書いてみました。

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AH「Platoon」

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1980年代後半の一時期、ベトナム戦争を扱った映画がブームとなったことがある。プラトーン、ハンバーガーヒル、フルメタルジャケット等の作品だ。今回紹介する「Platoon」は、映画「プラトーン」の世界を再現するシミュレーションゲームである。

システム

HexとTurnを使用する典型的なウォーゲームである。スケールは確認しなかったが、1ユニットは兵士又は指揮官1人を表す。
システムとしては、両軍に与えられた活性化チットをカップに入れて、引いてきた活性化チットに相当する軍勢が兵士1名又は1グループを活性化する。グループで活性化する際、移動時には指揮官不要だが、射撃時には指揮官が必要となる。
射撃システムは攻撃側と防御側がダイス(D10)を振り合い、火器や地形の修正を加えて比較する。修正後の出目が攻撃側の方が大きかった場合は有効打となり、目標はピン状態になる。またその差が5以上の場合は相手を除去(死傷)できる。因みに米軍最強の支援火器は、射程距離10、火力修正+5の軽機関銃で、地形修正がない限り普通の出目なら相手を即死させられる。ちなみに目標がスタックしていると、同一ヘクスの全ユニットが除去される。
両軍とも手榴弾投擲が可能であり、火力修正+5と軽機関銃並である。ただし射程距離が1ヘクスと短く、敵に近づく必要があり、近づいた瞬間に相手から手榴弾投擲を浴びて、あら大変、となることが多い。

他にはベトナム戦争名物の対人指向性地雷(クレイモア地雷)があり、敵が上手く加害範囲に入ってくれると、大量殺傷が可能である(おー、コワ)。

システム上の特徴としては、両軍ともユニットの正体を隠して配置する点がある。所謂ダミー方式だが、ダミーを含めた駒を盤上に配置するのではなく、駒立てで駒を立てて、相手から正体が分からないように配置する点が進んでいる。この方式だと、どのユニットが本物であるかを一々確認する必要がなく、プレイアビリティに優れた方法だと思う。

シナリオ1.プレイ

これは映画の冒頭シーンを再現するシナリオとのこと。北ベトナム軍は攻撃側で兵士20名が登場。対する米軍は16名(だったかな?)。殺傷した米軍兵士数と盤外突破に成功した北ベトナム兵の合計が8名以上なら北ベトナム軍の勝利。それ以外なら米軍の勝利となる。

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冒頭、マップの端からの突破を図る北ベトナム軍は、不用意にもクレイモア地雷の設置ヘクスに進入。ワイヤートラップが起動して複数の北ベトナム軍兵士が吹っ飛んだ。そこへ米軍の軽機関銃の嵐が降り注ぐ。北ベトナム軍の射撃チーム1個が早くも壊滅する。

その後北ベトナム軍は手榴弾投擲による米軍陣地突破を図る。それに対して米軍は接近してきた北ベトナム兵を手榴弾や軽機関銃で薙ぎ払う。地形効果のない北ベトナム軍兵士は次々と米軍による銃火の犠牲となり、死体の山を築いていく。なお、言い忘れてたが、このシナリオでは地形効果として歩兵壕が登場し、歩兵壕の中では+3の防御修正が得られる。歩兵壕は全て米軍が占領しているので、米軍の方はなかなか死傷しない。それでも手榴弾の連続投擲を浴びて米兵にも被害が出てきて、最終的には4名が北ベトナム軍の手榴弾によって命を落とした(あるいは重傷で再起不能となった)。

最終的には米兵の損害4名に対して北ベトナム軍は17名を失い、残った3名のピン状態。シナリオ自体は米軍の勝利に終わった。対戦相手氏によると、このシナリオで北ベトナム軍が勝利したことは見たことがないとのこと。確かにバランス的には北ベトナム軍が苦しいシナリオだろうことは想像できる。

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感想、その他

初めてのプレイだったが、面白いと思う。対戦相手氏の言う通り米軍有利だとは思う。ただし今回のプレイでも米軍側には改善の余地がまだまだあった。例えば歩兵壕と歩兵壕の間で相互支援できるようにし、必要に応じて歩兵壕間で火力支援や兵力の相互運用ができるようにしておけば、もう少しうまく立ち回れたであろう。
対する北ベトナム軍は、塹壕の効果を無効化するRPG-7による攻撃を前面に押し出し、塹壕を撃破、占領して、そこから火力範囲を広げていくのが良いかと思う。

これも対戦相手氏から聞いた話だが、このPlatoonは、同じAH社のFire Powerのシステムを流用しているとのことであった。私もFirePowerを所有していたのだが、兵隊が簡単に死んでいくので、あまり良い印象を持っていない。自動火器が強くて大量殺傷が簡単にできてしまう、というイメージであった。あとPlatoonのようなダミーシステムのなかったので、大雑把なゲームであったとい印象を持っている。

ただしそれほどやり込んだ訳ではなく、システムとデータを見ただけのイメージなので、実際にプレイしてみるとまた違った印象が残っていたかもしれない。そういった意味ではFirePowerについても再度プレイしてみたいと思った次第である。

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タイトルを出版社を見た瞬間FPと勘違いしましたが、ブラインドになってる以外はシステムは同様なんですね。それで火力に勝る米軍がほぼ待ち伏せでは、北ベトナム軍には無理ゲーでしょう。勝利条件をいじる以外は。

2017/6/19(月) 午後 11:24 [ wat***** ] 返信する

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> wat*****さん
そうみたいですね。
だけど北ベトナム兵の手榴弾攻撃は、結構プレッシャーでした。

2017/6/20(火) 午後 10:44 もりつち 返信する

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