もりつちの徒然なるままに

<禁無断転写> ウォーゲームの話、戦史の話(かなり濃い目)、旅の話などを書いてみました。

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「海空戦、南太平洋1942」は私が自主販売で作成している非電脳の空母戦ゲームです。作品の入手方法については-->こちらを参照して下さい。また、第2次ソロモン海戦シナリオの概要は-->こちらを参照して下さい。
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「海空戦、南太平洋1942」をプレイしました。今回はテストではなく純粋なゲームとして楽しむためです。テストプレイの場合はある種の「義務感」でプレイしていましたが、今回はそういったプレッシャーはありません。逆に言えば、このようなプレッシャーから解放された状態で本作がゲームとして楽しめるかどうか。そういった意味からは、今回の対戦はテストプレイ以上にゲームとしての完成度が問われる一戦でもありました。

今回選択したシナリオは第2次ソロモン海戦です。1942年8月24日〜26日にかけてガダルカナル北東海域で繰り広げられた日米機動部隊の激突を描きます。史実では米軍は空母「エンタープライズ」が中破しましたが、日本空母「龍驤」を撃沈。軽巡「神通」、水上機母艦「千歳」その他に損害を与えました。またガダルカナルを目指していた日本軍増援部隊の輸送船団も米軍の攻撃を受けて引き上げています。この戦いの結果は、戦術的には痛み分けか米側がやや有利(航空機の損害は日本軍の方が遙かに多い)。戦略的には日本軍の敗北と言われています。

今回私は連合軍を担当しました。また選択ルールは「生存者」を除いて全て採用しました。

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初期戦略

イメージ 5米軍のプランは早期決戦と持久戦がある。早期決戦は現有兵力で日本軍と雌雄を決するというもの。空母戦に勝利するか、あるいは相打ちに持ち込めば、決戦2日目から登場する空母「ワスプ」機動部隊が残りの日本艦隊を掃討し、日本軍の上陸を阻止してくれるだろう。この戦術の弱点は、決戦初日は「ワスプ」機動部隊が不参加なので、兵力面でやや不利である。ちなみに史実の米軍は早期決戦プランであった(多分に結果論的な話ではあるが・・・)。
持久戦は初日は決戦を避けて2日目から決戦を挑むというもの。このプランの強みは初日の夜間に「ワスプ」機動部隊が合流するので、正規空母3隻を揃えた米軍側が有利になるということ。弱点は初日は日本軍のペースになる可能性があり、日本軍によるヘンダーソン基地の無力化や先制上陸の可能性があるというこ。

上記を勘案し、私は持久戦プランを主体としつつも、日本空母に対して攻撃機会があれば積極的に攻撃していくということにした。

24日06:00

イメージ 6ラバウル周辺に雨が降った。ラバウルに待機していた日本海軍陸攻隊は、攻撃の気勢を殺がれた。代わってショートランド基地を発進した日本の4発飛行艇が二式水上戦闘機の援護の元、ヘンダーソン基地を爆撃したが、対空砲火により大艇3機が撃墜されただけで、地上に目立った被害はなかった。
ガダルカナル北方から北東海域には次々と日本艦隊発見の報告が入る。空母1、戦艦2を主力とする1群と空母2を主力とする1群だ。前者をフォースA、後者をフォースBと呼称することにした。その位置はガダルカナル島北方7〜8Hex(210〜240海里)だ。米機動部隊からの距離は16〜18Hex(480〜540海里)で攻撃圏外である。
他に巡洋艦部隊らしい1群もガダルカナル北東5Hex(150海里)に位置している。これをフォースCと呼称しよう。フォースCに対してヘンダーソン基地を発進した海兵隊のSBDドーントレス艦爆9機が攻撃に向かう。同隊はフォースCが重巡5、駆逐艦6からなる部隊であることを確認。重巡「羽黒」に対して急降下爆撃を敢行するも、至近弾のみで命中弾を得られなかった。しかし対空砲火による被害もなかった。

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米軍指揮官の決心:敵空母との距離は攻撃圏外に位置するように慎重に行動しつつ、敵の前衛たる重巡部隊をまず撃破する。

24日10:00

イメージ 7米軍は機動部隊を西南西方向に進め、サンタクルーズ諸島近海に布陣する。ガダルカナルから東へ11〜12Hex(330〜360海里)の地点だ。敵空母は積極的に距離を詰めるようなことはせず、我が艦隊との間合いを保ったままやや北方へ向けて移動する。我が海兵隊機による攻撃を警戒しているようにも思える。
フォースCは恐れを知らずに東へ向けて全力前進。我が機動部隊の北西5Hex(150海里)の距離位置した。攻撃には手頃な距離である。「サラトガ」「エンタープライズ」の2空母から攻撃隊が発進する。それぞれF4Fワイルドキャット8機に援護されたSBDドーントレス艦爆27機からなる攻撃隊だ。35機の攻撃編隊2グループ計70機が日本艦隊向けて北西へ飛ぶ。

イメージ 8「サラトガ」隊は航法をミスして敵艦隊発見に失敗。しかし「エンタープライズ」隊は眼下に敵艦隊を発見した。艦爆27機が重巡「羽黒」に向けて攻撃を敢行する。1000ポンド爆弾3〜4発が「羽黒」に命中した。「羽黒」は中破して炎上する。火災はまもなく消し止められたが、「羽黒」の最大速度は22ktまで低下する。

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米空母2隻からは第2波攻撃隊が発進する。それぞれの空母からF4Fワイルドキャット8機、SBDドーントレス9機、そして魚雷を抱えた新鋭TBFアベンジャー雷撃機9機だ。攻撃隊はそれぞれ日本艦隊を発見。個別に攻撃を開始する。「サラトガ」隊は重巡「愛宕」を爆撃し、数弾を命中させてこれを中破。また「エンタープライズ」艦攻隊は重巡「妙高」に魚雷1本を命中させてこれを小破した。

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結局計122機が攻撃に参加し、重巡2隻中破、同1隻小破の戦果を挙げた。空母2隻による全力攻撃にしては戦果はやや乏しかった、というのが米軍指揮官の感想である。ちなみに対空砲火による損害は3機(1ステップ)だ。米空母部隊は一旦南方に転針し、攻撃隊を収容する。

24日14:00

イメージ 9ラバウル付近の天候が回復した。日本軍はラバウル方面から攻撃隊を発進させた模様だ。その前に日本軍の飛行艇と水上戦闘機の編隊が再びヘンダーソン基地を襲う。貴重な飛行艇を危険な飛行場攻撃任務に振り向ける日本軍指揮官の意図が今ひとつわからない。ヘンダーソン基地を発進したF4Fワイルドキャット戦闘機がこれを迎撃し、飛行艇3機を撃墜して残りを撃退した。

イメージ 10ヘンダーソン基地上空に零戦18機、陸攻18機が飛来した。ワイルドキャット戦闘機とP-39エアラコブラ戦闘機がこれを迎え撃つが、零戦の妨害により目的を達せず、逆にワイルドキャット2機を失った。対空砲火が陸攻3機を撃墜。他に2機が帰還途中に自爆する。陸攻隊の爆撃は出目に恵まれず、ヘンダーソン基地は殆ど無傷であった。出目の悪さに悔しがる日本軍プレイヤー。

米空母の方は損傷のため本隊を離れて待避中の日本軍重巡2隻(「羽黒」「愛宕」)をドーントレス艦爆18機にて攻撃した。9機ずつに分かれてそれぞれの目標を狙った米艦爆隊はそれぞれ数弾を命中させ、両艦とも撃沈した。日本海軍自慢の1万トン級重巡2隻は、ガダルカナル北東海域に枕を並べて討ち死にしたことになる。

24日18:00

再びラバウル付近の天候が悪化する。ガダルカナルまで片道約1000kmの長い攻撃行から帰還してきた陸攻隊は雨の中ラバウル基地へ緊急着陸を敢行する。しかし生還してきた13機のうち、7機が事故のため失われた。目も眩むような大損害である。一方護衛の零戦は、悪天候による損害を避けるため、手前のブイン基地に無事着陸。事なきを得た。

24日22:00

日本軍の輸送船団がガダルカナル島タサファロング沖に姿を現した。どうやら日本軍の増援部隊らしい。しかし恐れていた日本水上艦によるヘンダーソン基地への艦砲射撃は、未だに実施されていない。

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