もりつちの徒然なるままに

<禁無断転写> ウォーゲームの話、戦史の話(かなり濃い目)、旅の話などを書いてみました。

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イメージ 9「ワーテルローの落日」は、Game Journal#41の付録ゲームだ。タイトル通りワーテルロー会戦でのフランス軍と連合軍との戦いを描いている。1Turnは実際の1.5時間、1Hexのスケールは不明だが、数百メートルだろう。1ユニットは現在で言う所の連隊〜旅団といった所だろう。ユニットは歩兵、騎兵、砲兵の3種類に分類されており、それぞれ特性が異なっている。

イメージ 10基本システムは、かつてアドテクノスから発売されていた「アウステルリッツの太陽」を踏襲している(らしい)。すなわち両軍とも命令チットをカップに入れて、引いてきた命令チットの内容に従って麾下の部隊が動くという、所謂「チットドリブン」システムだ。またチットの枚数は両軍とも士気によって変化するようになっており、戦いが激しくなって両軍とも損害が増えてくると、戦意の低下によって使用できる命令チットの枚数が減少してくる。このあたり、損害や疲労によって徐々に戦いが緩慢になってくるプレ20世紀の戦闘を良く捉えている。
今回、山科会で本作を初めてプレイすることになった。初プレイなので取りあえずフランス軍を担当してみた。目指すはモンサンジャンからの突破。VPで勝ちを狙っても兵力差で奪い返される可能性が高いので、サドンデスでの逃げ切りが狙いである。

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0Turn(11:30)

イメージ 13このゲームは第0Turnがあり、フランス軍は第2軍団、英軍は選択した1個師団が1回だけ動けるようになっている。戦線左翼を担当するフランス第2軍団は順当に左翼へ前進し、重要拠点ウーグモン前面を守る英第1近衛師団所属の第5旅団を撃破(DR)。ウーグモンへの足がかりを得た。

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1Turn(12:00)

イメージ 11英軍は先のTurnに第1近衛師団を前進させてウーグモン左翼を固める。しかしフランス軍はナポレオンチットと仏第2軍団チットが連続して出た。フランス軍の猛攻にウーグモンを守る英第1近衛師団の分遣隊は壊滅。フランス軍はウーグモンを占領した。
一方、前進を開始したフランス第1軍はラエイサント前面に肉薄。英第3師団、第5師団、オランダ第2師団等と激闘を交えるが、ラエイサントを陥落させるには至らなかった。

ここでルール間違い。ナポレオンチットを使うのはフランス軍の戦意が4以下になってからであることを失念していた。その事に気付いたのは第3Turnになった時だったので、もう後戻りできなかったのでそのまま継続した。

2Turn(13:30)

フランス第1軍団は遂に要域ラエイサントを陥落させた。そしてラエイサントとウーグモンの間隙をぬって新鋭のフランス第4軍団が北上する。北部突破はなるか・・・。

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3Turn(15:00)

イメージ 12しかし第4軍団の突破は英軍の苛烈な守りによって阻止された。そして戦場右翼からはプロイセン軍の不気味な影が・・・。予備に拘置していた皇帝近衛軍団を戦線右翼に回してプロイセン軍に対する手当とする。しかし親衛隊全軍を回したのは、少し過剰だったかと後悔した。

4Turn(16:30)

イメージ 15戦線右翼でプロイセン軍とフランス皇帝近衛軍団所属の騎兵部隊が接触。騎兵部隊は戦闘前退却により損害を回避しつつ、戦線を維持する。
一方フランス軍は皇帝近衛軍団の主力をプロイセン軍からやや北方に位置する要域パペロット方面に向かせた。パペロットを守る連合軍は第2オランダ師団である。英本国部隊に比べて士気において見劣りするオランダ軍が相手なら、パペロット奪取も容易ではなかろうか。と、色気を出したフランス軍であったが、果たして吉と出るか凶と出るか。

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5Turn(18:00)

イメージ 14万全を期してフランス皇帝近衛軍団がパペロットを攻撃する。しかし結果は痛恨のA1。攻撃側1ステップロスだ。
「まあユニットをひっくり返せば良かんべ」
と思ってユニットを裏がして見たら、愕然。なんとフランス軍最強の老親衛隊(8-10-4)は、裏面が何も書かれていないのだ。そう。老親衛隊は何と1ステップの損害でお陀仏なのである。しかも親衛隊の歩兵が死んだら戦意が2段階も低下するという有様。一見見える勇壮さの裏に、老親衛隊の思わぬ脆さを見た感じであった。

その後何やかんやでパペロットを遂に占領するも、一連の戦闘でフランス皇帝近衛軍団は2ユニットもの損害を出してしまい、攻撃衝力が大幅に失われてしまった。

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6Turn(19:30)

イメージ 16最終Turnである。フランス軍右翼からはプロイセンの大軍がプランスノアに向けて進撃を続けているが、フランス騎兵部隊の時間稼ぎ戦術に苦戦している。またウーグモン、ラエイサント、パペロットからも連合軍が反撃を企図しているものの、拠点による防御力3倍効果の前に戦闘比が立たずに攻撃を仕掛けられずにいる。結局最終Turn終了までこれらの拠点は持ちこたえた。

最終的にはモンサンジャンを除く4拠点(プランスノア、ウーグモン、ラエイサント、パペロット)をフランス軍が支配。また両軍共サドンデス勝利は得られなかったので、勝敗の行方はVP判定にもつれ込む。80%で勝てる筈だったが、なんと獲れなかったモンサンジャンが2VP。他のVPを全部合わせても2VPで、結局2:2。同点の場合は連合軍の勝利となっているので、連合軍の勝利に終わった。

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感想

イメージ 17結果的には負けてしまったが、これは運が悪かったと思って諦めるしかない。一応勝率80%まで持っていったのだから、心理的には勝利を宣言しても良かろうと思う。ただしプレイのやり方についてはまだまだ反省の余地がある。本文ではあまり触れなかったが、第2軍団と第4軍団の運用に甘い所があった。両軍団の機動余地を十分に考慮した上で、それぞれ全力発揮できるように布陣すべきであっただろう。
プロイセン軍対策は概ね上手く行った。しかしこれも連合軍がプロイセン側にチットをあまり入れて来なかったからだ。もしプロイセン軍がプロイセンチットを2枚カップに入れていたら、プロイセン軍のダブルムーブが出た可能性があり、騎兵による防御スクリーンが破られた可能性はある。結局の所、騎兵の防御スクリーンは、1つでもユニットが包囲されて消えてしまうと、酷く脆い存在なのだ。

今回のプレイ時間はセットアップを除けば3.5時間ぐらいだった。本当の意味で半日以内で終わるゲームというのは有難い。ルールについても慣れたプレイヤーがインストすれば、その場で理解できるレベルである。また戦闘結果表が2D6なので良い結果と悪い結果の差が結構大きいが、それはそれで結構盛り上がる。CRTは「激闘、関ヶ原」に似ているが、こちらはモラルチェックに失敗しても後退を強要される訳ではないので、包囲された部隊がポコポコ死んでいくようなことはあまりない。むしろ戦闘結果によるステップロスの方が多いと思う。

短時間で終わってなかなか面白く、戦略や戦術を考える余地が十分にあり、プレ20世紀の戦闘の雰囲気が良く出ているということで、機会を見つけて再戦したいアイテムとなった。

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