もりつちの徒然なるままに

<禁無断転写> ウォーゲームの話、戦史の話(かなり濃い目)、旅の話などを書いてみました。

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Holland'44は1944年9月に実施されたマーケットガーデン作戦をシミュレーションするシミュレーションゲームである。デザイナーは、Ukraine'43、Ardennes'44等の傑作ゲームで知られているMark Simonitchである。
スケールは1ユニット=中隊〜旅団(多くは大隊)、1Turn=6時間(夜間は12時間)、1Hex=約2kmとなっている。キャンペーンシナリオは計20Turnなので、マーケットガーデン作戦の6日間を再現する。
基本システムはSimonitch氏の今までの作品に類似しており、Ardennes'44、France'40、Ukraine'43(現行版)をほぼ踏襲している。基本シーケンスは移動、戦闘の繰り返しで、機甲突破を表現する「突破戦闘」(戦闘後前進)、10-1以上で成立する「自動的勝利」、後退しないで踏みとどまる「断固たる防御」などのルールがある。
本作の特徴は空挺降下で、Normandy'44に近いシステムとなっているが、補給や後続波の降下などは本作の特徴的な部分である。また空挺の降下地点は予め決められているため、降下ポイントを自由に設定できない。

勝利条件は都市の支配、ライン川の渡河、敵ユニットの除去で、前2者は連合軍のみ、後者はドイツ軍のみである。都市は、Arnhem(3VP)、Nijmegen(2VP)、Eindhoven(3VP)、Helmond(1VP)があり、前3者は史実における連合軍の攻撃目標に一致する。従って連合軍としてはEindhoven〜Nijmegen〜Arnhemの交通路を確保しつつ、できるだけ多数の非空挺部隊をライン川の北に渡河させれば良い。対するドイツ軍は自軍の損害を顧みずに米英空挺部隊を撃破しつつ、Nijmegen以北の突破を防ぐ。

今回、このHolland'44をソロプレイしてみることにした。ルール確認とゲームの流れを掴むためのプレイなので、最適プレイではない。

1Turn(9月17日午後)

このTurnは空挺降下から開始される。このTurnの空挺降下はユニット単位ではなくHex単位で損耗チェックを行う。そして仮に何らかのペナルティを食らっても、適用されるのは降下スタックの中の1ユニットだけである。従って空挺降下はこのTurnが一番有利である。

イメージ 17一番北、つまり敵戦線後方に降下するのは英第1空挺師団「レッドデビルズ」。この師団は3スタックが降下して2ユニットが分散(Scatter)。あまり良い出目ではなかったが、損失が出なかっただけでも良しとしよう。
戦線中央に降下する米第82空挺師団「オールアメリカン」は5スタックが降下して2ステップロス、1分散という惨憺たる結果であった。特にGrave後方に降下した1個中隊は最悪の"6"の目を出してしまって壊滅した。
一番南方に降下した米第101空挺師団「スクリーミングイーグルス」は、5スタックが降下して1ステップロス、1分散という結果。3個の師団の中では一番「平均的な」結果であった。3個の師団を総括すると、連合軍にとっては平均以下の結果となった。
(平均値は、分散が1/6、ステップロスが1/6の確率である)

英第1空挺師団戦区では、空挺堡を確保しつつ、Arnhem市街に向けて前進する。Arnhem西方を守るドイツ軍歩兵大隊にEXの目を出して苦戦しつつも、ライン川にかかる橋梁を1つを保持した。

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米第82空挺師団戦区では、Groesbeck付近の空挺堡を確保しつつ、MookとGraveの橋梁でドイツ軍を撃破し、それぞれの橋梁を確保した。

イメージ 2


米第101空挺師団戦区では、Vegel、St.Oedenrode、Sonを米軍が占領し、その間の高速道路を確保した。

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「ガーデン」作戦を担当する英第30軍団は強力な弾幕射撃の支援の元、2ヵ所でドイツ軍を撃破し、進撃の端緒についた。

イメージ 4


ドイツ軍は第1Turnに戦術移動しかできないので、限定的な対応に留まる。攻撃は1ヵ所だけ。米第82空挺師団の空挺堡に対して第406歩兵師団が攻撃を実施。A1/DRの結果で空挺堡の一部を奪回した。


2Turn(9月17日夜間)

英第1空挺師団戦区ではArnhem市街へ突入し、1個大隊が橋梁北端を奪取した。またArnhem北西部では英第1空挺師団の主力が空挺堡を拡張し、後続波のために降下点を確保した。

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第82空挺師団戦区では積極的な攻勢は行わず、専ら後続波のための陣地確保に努める。

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第101空挺師団戦区では空挺堡を固めつつ一部の部隊がEindhovenに突入し、市街地の過半を奪取していた。

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地上攻撃を担当する第30軍団はEindhoven目指して突進。ドイツ軍の残余部隊が守るValkenswaard(Eindhovenから5ヘクス南)を攻撃するも、死守に成功されたため、同地を奪取することには失敗した。

イメージ 8


ドイツ軍は未だ兵力が整わないので限定的な反撃で我慢した。Arnhem市街地に籠もるフロスト大隊と米第82空挺師団の右翼から攻撃を実施。いずれも1-1の低比率攻撃であり、ドイツ軍から見たら具体的な戦果はなかった。


3Turn(9月18日午前)

イメージ 16作戦2日目になった。天候が午前が曇り、午後が晴れになった。悪天でなかっただけでもマシである。おかげで英第1空挺師団の軽砲兵部隊は再び射撃可能となった。
その英第1空挺師団は、新たに3個大隊が降下したものの、Arnhemに対する攻撃は実施せず。フロスト大隊が橋の北端で独軍に囲まれながらも孤軍奮闘状態である。

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イメージ 18第82空挺師団戦区では、東から迫るドイツ第406歩兵師団に対して反撃を実施。これを撃破して東に向けて空挺堡を拡張した。
第101空挺師団戦区では、Eindhovenを2個大隊で攻撃。1ステップを失いながらも遂にEindhovenを完全占領した。その南から前進してきた英第30軍団が遂にEindhovenに到達。第101空挺師団と手をつないだ。

イメージ 10


ドイツ軍はArnhemに対する本格的な攻撃に着手した。1-1〜2-1の低比率を3ヵ所で実施したが、英空挺師団の激しい抵抗似にあって進撃は頓挫するしかなかった。

4Turn(9月18日午後)

イメージ 19天候=晴れ。米第101空挺師団の残余部隊が降下した。EindhovenからSonを経てVeghelまでの高速道路を確保した第101空挺師団。その脇をかすめて行軍隊形のまま英第30軍団所属の戦車部隊が北へ向けて突進する。その先鋒はUden付近にまで到達し、次の目標であるマース川にかかるGrave橋梁を目指す位置に布陣した。

イメージ 12


英第1空挺師団もArnhem市街へ突入。タイフーン戦闘爆撃機によるロケット弾攻撃の支援を受けて市街地の一角を攻撃し、独軍部隊を撃破。Arnhemへの突破口を開いた。

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独軍はArnhem市街地及びNijmegen東方で反撃を試みたが、空挺部隊の奮戦に阻まれて前進はできなかった。

5Turn(9月18日夜間)

イメージ 20英第30軍団先鋒はGraveでマース川を渡河し、米第82空挺師団の守備範囲へ足を踏み入れた。しかし同軍団の主力は交通渋滞の影響により未だVeghel〜St.Oedenrode付近に到達したに過ぎない。そしてGrave〜Eindhoven間の補給路は米第101空挺師団が広く散開して守りを固めている。第30軍団の両翼を守るために英第12軍団、同第8軍団が両翼から北上し、残存するドイツ軍部隊を掃討していく。
ドイツ軍は回廊を守る米空挺師団に対して強烈な圧力をかけ始めた。散開して防御力の低下した空挺部隊に対して砲兵支援を得た高比率攻撃を複数個所仕掛ける。空挺部隊は徐々に消耗を強いられていく。

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米第82空挺師団戦区では、一部がNijmegenへ強襲を敢行。同市の一部を奪取した。しかし奇襲的に占領を狙ったワ―ル川に架かる橋梁は、占領の前に爆破されてしまう。慌てたドイツ軍はワ―ル川北岸のベートゥヴェ島地区に増援部隊を派遣する一方、パネルベンのフェリーを使って砲兵部隊をベートゥヴェ島に渡らせた。

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英第1空挺師団戦区では連合軍は攻勢を実施せず、Arnhem市街に増援部隊を投入して同市の守りを固める。今や
Arnhem市街の英空挺部隊は4個大隊にまで強化され、鉄壁の布陣を敷いた。

イメージ 13


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