もりつちの徒然なるままに

<禁無断転写> ウォーゲームの話、戦史の話(かなり濃い目)、旅の話などを書いてみました。

全体表示

[ リスト ]

イメージ 7

作品紹介

「激闘!タイフーン電撃戦」は、1941年冬季におけるモスクワ攻防戦を扱ったシミュレーションゲームである。基本システムは、Game Journalお馴染みの「激闘!〜システム」で、GJ#4の「激闘!マンシュタイン軍集団」に始まる一連の作品群である。

基本システムはチットドリブン。軍司令部に相当するチットをカップに入れて、引いたチットに該当する軍司令部が活性化する。活性化した司令部の指揮範囲内に存在するユニットは全て活性化でき、移動、戦闘を実施できる。所謂「指揮系統」に関するルールはなく、単にユニットがHQの指揮範囲内に存在する・しないで活性化できる・できないが判定される。従って複数の司令部の指揮範囲内に存在するユニットは、1Turnに複数回活性化できる。加えて例えばドイツ軍の装甲軍のように2枚の活性化チットを持つ司令部も存在するので、1Turnに複数回の活性化は珍しくない。
チットシステムの例外としてマンシュタインやグデーリアンといった将軍の名前の付けられたチットがある。これらはカップに入れずにドイツ軍プレイヤーの手元に取っておく。そしていつでも「割り込み」をかけることができる。将軍チットの種類と数はゲーム毎に異なり、「激闘!タイフーン電撃戦」ではグデーリアンチットが1枚登場する。

「激闘!タイフーン電撃戦」独特のシステムとしては天候ルールがある。晴天、泥濘、凍結、降雪の4種類があり、晴天以外は両軍活動に何らかの制約が課せられる。特に降雪になるとソ連軍は攻撃防御で2コラムシフト有利になる上、ZOCの進入・離脱時の移動コストが2から1に減少する。従って普段ならドイツ軍の機動力に翻弄されるソ連軍だが、降雪期だけはドイツ軍を翻弄する事が可能だ。また天候に伴って両軍の使用できるチットの枚数が変化し、凍結状態の場合は両軍共チット数が多くなる(機動力が増える)。


対戦記録

早速対戦してみた。ダイス判定の結果、私はドイツ軍を担当する。

1Turn(41/09/30)

序盤、意外と頑強なソ連軍の防御ラインに驚き、特に第3装甲軍正面は、湿地帯が存在する上、ルジェフ〜ヴィヤジマ前面に2線の防御ラインがあるので突破が容易ではない。一方、南方の第2装甲軍正面は、比較的防御ラインが薄いので、ソ連軍の防衛ラインを突破。ブリャンスク、オリョールを南から伺う。

イメージ 1


2Turn(41/10/10)

グデーリアン率いる第2装甲軍はブリャンスク、オリョールを占領した。その過程でソ連第13軍、第3軍らの後方を遮断。包囲する。また北方では第3装甲軍と第4装甲軍が戦線を突破。ヴィヤジマ南方で10個師団以上のソ連軍を包囲した。

イメージ 2


3〜5Turn(41/10/20〜11/10)

第3Turnから5Turnまでは泥濘Turnである。独ソ両軍ともチットの枚数は4枚となり、平地が浅い森扱いになる。両軍共機動力がガタ落ちである。独軍は包囲下のソ連軍を補給切れで殲滅しつつモスクワに迫る。第4Turnにはヴィヤジマが陥落。第5Turnにはモスクワ南方の門、要域ツーラが陥落した。

イメージ 3


6Turn(41/11/20)

冬が来た。大地は凍てつき、戦車は再びその機動力を回復した。雪が降るまであと2Turn。その間にドイツ軍はモスクワを奪わなければならない。
3方からモスクワに迫るドイツ軍3個装甲軍(第2、第3、第4装甲軍)は、モスクワ南方の防御陣地帯を突破。遂にモスクワに接敵した。

イメージ 4


7Turn(41/11/30)

遂にドイツ軍がモスクワの一角を占領した。しかし降雪は目前に迫っている。ドイツ軍装甲師団が次々とモスクワから撤退を開始する。それを追ってソ連軍が反攻の姿勢を見せていた。

イメージ 5


8〜Turn(41/12/10〜)

遂に雪が降り始めた。モスクワ前面からはドイツ軍が撃退され、ツーラとクルスクにもソ連軍が迫る。独軍もルジェフを奪ったので、ドイツ軍の支配下大都市は合計9個。それが9Turn終了時である。残り3Turnで現状を維持すればドイツ軍の勝利。クルスクかツーラのいずれかを取られてもドイツ軍の勝利だが、両方失えば負けである。かなり厳しい。

イメージ 6


感想

時間の関係上ここでお開きとした。プレイ時間はセットアップ及び昼食休憩を含めて8〜9時間。予想通り独軍が苦しかったが、決して勝ち目がないわけでないと思った。
今回の反省点は以下の通り。いずれ今回の教訓を踏まえて独軍で再戦したいと思う。

(1) 序盤の独軍の配置は司令部との兼ね合いを注意する。特に強力な装甲師団は複数の司令部の指揮範囲内に存在するようにすべきである。
(2) 可能な限りソ連軍の補給切れによる除去を狙う。補給切れで死んだ部隊は復活しないからだ。
(3) 増援ルールは部隊の再配置に使う。
(4) 雪が降る前にクルスク、カリーニンなどを確保する。そのためには一点突破だけではなく、広正面での攻撃を策する。

少し気になる所は、独軍部隊の損害が勝利条件に影響しないこと。従って独軍は麾下の部隊をカーペット状に配置し、時間稼ぎを画策することができる。ゲーム上での勝利を狙うには有効な策だが、優秀な独軍部隊を赤軍のスチームローラーの真っ只中に放置するのは心が痛む。「所詮はゲームさ」と割り切ってプレイするのが正しいプレイスタイルとは思うのだが、はてさて・・・。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事