もりつちの徒然なるままに

<禁無断転写> ウォーゲームの話、戦史の話(かなり濃い目)、旅の話などを書いてみました。

「海空戦南太平洋1942」の部屋

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「海空戦」Vol.1

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秋のゲムマに備えて小冊子を準備中です。
名付けて「海空戦」。
自作空母戦ゲーム「海空戦!南太平洋1942」(以下、本作)のサポート誌です。
A4フルカラー48p。値段は1000円の予定です。

内容は「空母戦の歴史」「プレイの例」「プレイヤーズ・ノート」「リプレイ」です。最後の「リプレイ」はブログの記事の再編集版ですが、それ以外はすべて書下ろしです。だからブログをお読みの方でも楽しんでいただけると思います。

個々の記事について紹介すると、「空母戦の歴史」については、空母という艦種の変遷について簡単に触れた後、空母戦の戦い方及びその変遷についての解説記事です。当然そこには私なりの空母戦に対する考え方が反映されており、「第2のデザイナーズノート」として読んでいただくことも可能です。

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「プレイの例」はいわゆるチュートリアルで、戦術シナリオ(航空戦及び水上戦)及び作戦シナリオの具体的な進行例をステップバイステップで記載しています。さらに航空索敵、攻撃目標の決定、水上追尾、潜水艦攻撃など、個別の事例についても例を載せています。図はすべてカラーなので、精読することも可ですが、読み通して頂くだけでもプレイの流れをつかんでいただけると思います。

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「プレイヤーズ・ノート」は主に作戦シナリオを念頭において、索敵や攻撃、防御に関する一般的な戦術について解説しています。さらに7本の作戦シナリオすべてについて、日米双方の戦い方について、指針が示されています。戦術シナリオから作戦シナリオへステップアップ目指す場合、最適のテキストとなっています。

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「リプレイ」は南太平洋海戦シナリオの対人戦。以前に本ブログで紹介させて戴いた記事の一部を加筆・修正したものになっています。

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いずれの記事もテストプレイヤーや本作を購入して頂いた方から要望の強かった内容ばかり。本作をお持ちの方にとっては決して「買って損のない」小冊子だと思います。

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レンネル島沖海戦

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1943年初頭、ガダルカナル方面での戦況は連合軍が優勢を確立しつつあった。連合軍はガダルカナルに残った日本軍を一掃すべく新たな増援部隊を同島に送り込んだ。輸送船団を護衛するのは、ギフェン少将率いる護衛空母2、重巡3、軽巡3、駆逐艦8からなる護衛部隊だ。
船団がレンネル島近海に差し掛かった頃、日本軍の索敵機がギフェン少将の部隊を捉えた。日本軍は薄暮攻撃でこれを撃破すべく、第701航空隊及び第705航空隊所属の陸攻計x機を発進させた。ここに太平洋戦争初の日本軍陸攻隊による夜間雷撃戦が行われる。

今回紹介するのは、現在鋭意製作中の「海空戦、南太平洋1942」の次期バージョンに掲載予定である戦術シナリオだ。レンネル島沖海戦を扱ったこのシナリオは、1943年1月29日に起こった日本陸攻隊と米巡洋艦部隊の戦いを、作戦戦術レベルで描いたものである。

オーダーオブバトル

日本軍は第705航空隊の一式陸攻2ユニットと第701航空隊の九六陸攻2ユニットである。第1波は705航空隊の2ユニットで薄暮攻撃を行う。第2波は第701航空隊の九六陸攻2ユニットで夜間攻撃を行う。

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連合軍は重巡3、駆逐艦3とした。実際のギフェン部隊は、この時期護衛空母2隻と駆逐艦2隻を切り離しており、重巡3、軽巡3、駆逐艦6が正しい編成となる。しかし実際のギフェン部隊はかなり拙い陣形を敷いており、部隊は広く散開していて全艦統一した形での対空戦闘は実施困難な状況にあった。本シナリオではその事を再現し、連合軍側の登場兵力を重巡3、駆逐艦3に限定することにした。

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さらにこのシナリオでは以下の特別ルールを採用する。
1つは日本軍の夜間攻撃に関するルールだ。通常夜間攻撃の基本命中率は3となっている。しかしこのシナリオに登場する第701航空隊はかなり練度の高い部隊であったらしい。事実、この戦いでは夜間攻撃にも関わらず計4本もの命中魚雷を得ている。そのことを考慮して日本軍の夜間雷撃時の基本命中率を3ではなく4とした。
もう1つは連合軍の対空戦闘に関するルールである。このシナリオでは連合軍の対空戦闘はかなりヘボいレベルであった。そのことを再現するため連合軍は対水上陣形を敷いているものとし、対空砲火の威力発揮を困難にしている。

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テスト結果

1回目

最初の薄暮攻撃(705空)では対空砲火で1ステップを失い、雷撃戦果はなし。
第2波の夜間攻撃(701空)では無傷で対空砲火を突破。複数の魚雷を重巡「シカゴ」に命中させてこれを撃沈。

日本軍の勝利

2回目

最初の薄暮攻撃(705空)では攻撃隊無傷のまま重巡「ウィチタ」に魚雷1本を命中させてこれを小破。
第2波の夜間攻撃(701空)では双方共戦果/損害なし。

連合軍の勝利

3回目

最初の薄暮攻撃(705空)では攻撃隊は対空砲火で2ステップを失ったが、重巡「ルイビル」に魚雷2本を命中させてこれを大破。
第2波の夜間攻撃(701空)では重巡「シカゴ」に魚雷1本を命中させてこれを小破。対空砲火で2ステップを失う。

日本軍の辛勝

感想

航空攻撃だけの簡単なシナリオであり、競技性は乏しい。ただし、この時期その昼間対艦攻撃能力が無効化されつつあった日本軍陸攻隊にとって、夜間攻撃だけが唯一有効な攻撃を実施する手段であったことを感じて頂ければ幸いである。

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1943年初頭、東部ニューギニアで守勢に立った日本軍は、同方面における連合軍の進撃を食い止めるべく、陸軍1個師団を要域ラエに向けて海路で送り込もうとした。それに対する連合軍は、ポートモレスピーを中心とする一帯に航空兵力を集結させ、日本軍輸送船団を洋上にて撃滅しようとする。この時、日本軍の輸送船団と連合軍の基地航空部隊との戦いを連合軍側はビスマルク海海戦と呼んだ。日本軍では第81号作戦、またはダンピール海峡の悲劇とも呼ぶ。

今回紹介するのは、現在鋭意製作中の「海空戦、南太平洋1942」の次期バージョンに掲載予定である戦術シナリオだ。ビスマルク海海戦を扱ったこのシナリオは、1943年3月3日。ひな祭りの日に起こった日本軍輸送船団に対する悲劇的な戦いを、作戦戦術レベルで描いたものである。

オーダーオブバトル

まず日本軍だが、第81号作戦の主役である輸送船とそれを護衛する第2水雷戦隊麾下の駆逐艦8隻が登場する。輸送船の隻数は7隻。本来なら8隻の輸送船がこの作戦に参加している筈だったが、3月2日、すなわちシナリオの扱う前日の戦いで既に1隻の輸送船が連合軍機の攻撃により撃沈されていたので、7隻に減少している。
また船団を護衛するのは零戦5ユニットである。機体のバリエーションを増すために例えば零戦ではなく陸軍の一式戦闘機等を出してみたかったのだが、生憎3月3日の戦いで活躍したのはもっぱら海軍の零戦部隊であったとのこと。従って歴史的な正確さとユニット数増加を避けるという意味でCAP機は零戦とした。

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連合軍は攻撃爆撃機が10ユニット、護衛戦闘機が8ユニット、計18ユニットである。内訳は、攻撃爆撃機がボーファイター、A20、B25C-1、B25、B17の5機種で、それぞれ2ユニット。護衛戦闘機がP38とP40でそれぞれ4ユニットである。機数に換算すると合計で約150機という規模になる。このシナリオでは攻撃距離が近いことを考慮し、連合軍は各機2回の攻撃が可能なものとした。従って延べ攻撃機数は約300機という規模にもなる。真珠湾攻撃にも匹敵する規模の攻撃となるが、果たして日本船団の運命や如何に・・・。

イメージ 3このシナリオで初登場となるのが、ボーファイター、A20、B25C-1、P40の4機種である。
ボーファイターは英国が開発した長距離掩護用の双発戦闘機である。多くの双発戦闘機と同じく純粋な戦闘機としてみた場合、速度性能や旋回性能で単発戦闘機に劣った面があったため、長距離掩護機としてはそれほど有用な機体ではなかった。しかし航続距離や爆装能力が買われて対地対艦船攻撃機として活躍することになる。太平洋戦線ではオーストラリア空軍が同機を運用し、ビスマルク海海戦でもその正面火力や爆弾搭載量を生かして活躍した。
イメージ 4A20は双発の軽攻撃機である。最大速度500km/h以上で就役当時は最新鋭戦闘機に匹敵する速度性能を発揮した。B25やB26、あるいは日本の陸攻に比べても明らかに優速である。爆装は当時の連合軍機の中ではやや少なめであったが、それでも約1トンの搭載量を誇り、日本の重爆や陸攻に匹敵する搭載量を誇った。ビスマルク海海戦では前方固定機銃の大火力と反跳爆撃によって日本艦隊と護衛艦艇に痛打を与えた。
イメージ 5B25C-1はB25ミッチェル双発爆撃機の現地改修バージョンである。機首部の爆撃手席を取り外し、その代わり前方火力として12.7mm機銃を8丁装備した火力強化型である。本シナリオでは、反跳爆撃のエキスパートとして対艦攻撃力10を与えられており、さらに追加選択ルールである「機銃掃射」も実施可能な機体として扱う。

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このシナリオでは、新ルールとして「機銃掃射」が登場する。これは戦闘機や一部双発爆撃機のように前方に強力な固定火器を装備した機体による対空火器制圧任務を再現したルールである。機銃掃射を実施する航空機は、「同時に対空射撃を受けるユニット数」として通常の2倍にカウントする。従って対空火器による損害が通常よりも小さくなる可能性がある。しかし良いことずくめではなく、掃射機に対する対空射撃で"10"の目が出ると、問答無用で1ステップロスを食らう。これは士気が低くて損害の出にくい(その代わりアボートしやすい)連合軍陸軍航空隊にとっては痛い。

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テスト結果

イメージ 9最初のテストでは、連合軍が輸送船6隻を撃沈。船団をほぼ全滅させたものの、航空機の損害が13ステップにも達し、損害過多のため連合軍が敗北した。

2回目は連合軍が輸送船7隻を撃沈。文字通り全滅させたものの、航空機の損害が13ステップにも達し、損害過多のため連合軍がギリギリで敗北した。

対空砲火の損害、戦闘機の損害、いずれも大きいと判断し、零戦を減少し、護衛戦闘機を強化することにした。
3回目は途中で連合軍が勝利条件達成は困難な状況になったので途中で終了。

そこでさらにシナリオを見直し。史実が連合軍にとってラッキーだったという見方を入れて、勝利条件を緩和した。VPラインを5ポイント下方修正した。この条件なら2回目の戦いは連合軍の勝利となる。この条件で再度シナリオテストしてみた。

今度は連合軍、航空機の損害を8ステップに押さえ込んだが、輸送船の撃沈が4隻に留まり(他に1隻中破)、連合軍は勝利を得られなかった。

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感想

かように連合軍はなかなか勝利できないシナリオとなってしまった。多分日本側の対空火力に対する評価が過大なのだと思う。日本軍だけではなく連合軍輸送船の対空火力も過大なのかもしれない。対空火力をそれぞれ1ランクずつ下げたいが、さてどうしたものか?。

苦しい決断だが、輸送船の対空火力を1から0に変更しようと思う。これで再度テストしてみた。

再びテスト

まず午前の攻撃である。
第1波のB17 2ユニットは護衛駆逐艦を高高度爆撃し、1隻に命中弾を与えてこれを損傷状態とした。
第2波のA20とボーファイターの混成編隊は零戦の迎撃を受けるもこれを撃退。護衛駆逐艦1隻を撃沈してさらに防空スクリーンを弱体化させる。
第3波はB25とB25C-1の混成編隊。これも零戦の迎撃を受けたが護衛のP38がこれを撃退した。駆逐艦1隻を攻撃してこれに直撃弾を与えて中破。これで駆逐艦1隻が沈没、2隻が損傷し、防空スクリーンが大いに弱められた。

輸送船の対空火力を弱化することで護衛スクリーンから先に潰すという戦術が実施できるようになった。81号作戦ぽい感じになって良かったと思う。

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頃合いよし。連合軍の第4波攻撃はB25とB25C-1の混成編隊で、輸送船1隻を撃破。
第5波はA20とボーファイターの混成編隊であったが、輸送船1隻撃破に留まる。

この時点で午前の攻撃は終了。連合軍の戦果は駆逐艦1隻撃沈、2隻撃破。輸送船2隻撃破である。戦果は小さいが、航空機の損害も皆無であり、史実に近い展開となった。

午後に入ると再び連合軍機が襲いかかる。
第1波攻撃隊は対空砲火に阻まれて戦果なしだったが、第2波のB25とB25C-1の混成編隊が輸送船1隻を撃沈する。
第3波のB25とB25C-1の混成編隊は輸送船1隻を撃沈して1隻を撃破。
第4波のボーファイターとA20の混成編隊は零戦の迎撃を受けるも、これを撃退して輸送船2隻を撃破。
最後の第5波攻撃隊はB17 2ユニットからなる攻撃隊で、駆逐艦1隻を撃破した。

戦果の合計は撃沈が駆逐艦1隻、輸送船2隻、撃破が駆逐艦3隻、輸送船4隻。さらに零戦5ステップを打ち落としたので、連合軍のVPは31VPに達し、連合軍の勝利が確定した。

これは結構良い感じなので、パワーアップキットでは輸送船の対空火力を0に落とそうと思う。

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山科会に参加しました

3月初旬のある日、山科会に参加しました。参加者は私を含めて3名です。

海空戦、南太平洋1942

まずは自作の「海空戦、南太平洋1942」のインストプレイです。私以外の参加者は本作初めてなので、私がルールマスターになって後の2人に戦ったもらいました。
シナリオT01「レキシントンの最期」を両陣営各1回ずつプレイしました。結果は日本軍の1勝1敗。最初の1回目は米空母に殆ど損害を与えられずに日本軍の負けになりましたが、2回目は日本軍が順当に「レキシントン」「ヨークタウン」を撃破して勝利しました。

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続いてシナリオT04「海軍航空隊最後の勝利」を日米両陣営でそれぞれ1回ずつ戦って貰いました。最初のプレイでは、米軍の恐るべき対空砲火に日本側の攻撃隊が大損害を被り、米空母に僅かな損害しか与えられずに大損害を被ったが日本軍の敗北に終わりました。
しかし2回目は日本軍の第3波攻撃隊(「瑞鶴」艦攻隊)が空母「ホーネット」に致命傷を与えてこれを撃沈。第4波攻撃隊(「隼鷹」艦爆隊)は対空砲火で大損害を被りながらも空母「エンタープライズ」に手傷を負わせる事に成功したため、日本軍がギリギリで逃げ切りました。

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昼食を挟んで次は作戦シナリオに挑戦しました。シナリオOp.2「空母対空母」。空母戦ゲームには良くあるタイプの空母2隻対2隻の対決シナリオです。
序盤、主導権を握ったのは連合軍でした。連続して主導権を取る事に成功した連合軍。敵に先んじて敵空母発見に成功します。彼我の距離が8〜9ヘクス(240〜270海里)と遠かったので攻撃を躊躇する連合軍。しかし一応SBD艦爆隊の攻撃圏内に入っていたので、SBD艦爆3ユニット(27機)かなる攻撃隊2個をF4Fの護衛をつけない裸の状態で発進させました。攻撃隊長はx大尉とy中尉。x大尉率いる攻撃隊は目標付近に到達しながらも航法の拙さから敵空母発見に失敗。

「我、敵空母見ず」の報に天を仰ぐ米機動部隊指揮官。
続くy中尉率いる第2波攻撃隊は首尾よく日本艦隊を眼下に捉えたが、それは彼らが探し求めていた敵空母ではなく、金剛型戦艦を中心とする水上打撃部隊でした。

「我、これより敵戦艦に突入す」

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実の所、米索敵機が捉えた敵空母の位置は、本当の位置から30海里ほど西に偏していたのでした。そのため正確な航法で目標予定地点に到達したy中尉でしたが、眼下に敵空母の姿はなく、ただ戦艦中心の水上打撃部隊が洋上を疾駆しているだけでした。
やむを得ず敵戦艦目指して急降下に突入する米攻撃隊。そこに現れたのが艦隊上空を守る零戦隊。たちまち零戦との激しい交戦に巻き込まれる米攻撃隊。結局SBD艦爆隊は全機零戦との交戦に巻き込まれて爆弾を投棄。敵艦隊に投弾できたものは1機もありませんでした。

一方索敵に遅れを取った日本軍ですが、ようやく米空母を捉えました。その距離は日本空母から見て9ヘクス(270海里)です。実際には米空母群は2群に別れ、1群は240海里、もう1群は270海里の距離にいましたが、日本軍を率いるK中将は知る由もありません。
K中将は敵までの距離を勘案し、一度は攻撃を躊躇します。
「小規模編隊による散発的な攻撃は損害ばかりが多くて戦果は上がらない」
それは先程の戦術シナリオによる体験で骨身に浸みていたはずでした。
しかし現在が千載一遇のチャンスであるという認識もある。悩んだK中将は一つの決断を下しました。
「攻撃隊、発進せよ」
「翔鶴」「瑞鶴」の飛行甲板に待機していた零戦18、艦爆36、艦攻18、計72機からなる攻撃隊は2つにグループに分かれて米機動部隊を目指しました。攻撃隊を指揮するのは、真珠湾攻撃以来のベテラン「盛土」大尉です。
「盛土」大尉率いる攻撃隊は「翔鶴」隊と「瑞鶴」隊に分かれて米機動部隊に殺到しました。最初に突入した「翔鶴」隊(「盛土」大尉直率)は、眼下に空母「ホーネット」を中心とする機動部隊を発見しました。グラマン戦闘機の迎撃を受けて艦攻隊は1機も「ホーネット」を射点に捉えることができずに壊滅。「盛土」大尉も機上で壮烈な戦死を遂げてしまいます。
しかし上空から接近した艦爆隊は首尾よくグラマン戦闘機の迎撃をかわして目標に接近。「ホーネット」に必殺の急降下爆撃を敢行しました。
数発の250kg爆弾が「ホーネット」に命中。いずれも致命傷にはなりませんでしたが、累積損害で「ホーネット」の戦闘能力は着実に低下していきます(2Hit)。しかし日本機の攻撃はこれだけでは終わりません。引き続いて目標上空に進入した「瑞鶴」攻撃隊が目標に殺到しました。この攻撃隊は先程とは逆に零戦の護衛なしに上空から突入を図った艦爆隊がグラマンの迎撃を受けて壊滅的な打撃を被り、一方で零戦の護衛を受けた艦攻隊9機はグラマンの妨害を排除し、目標上空に進入しました。
対空砲火が迎え撃ちますが日本機は勇猛果敢に突撃を敢行。「ホーネット」には魚雷2本が命中。「ホーネット」は辛くも沈没は免れましたが、最大速度は10ktまで低下。戦闘力を完全に失います。

復旧の念に燃える米機動部隊。しかしx、y両攻撃隊を収容しないと再攻撃はできません。しかも「ホーネット」が戦闘能力を失ったために無傷の航空部隊が帰るべき母艦を失って次々と不時着していく。米軍にとっては直接戦闘による航空機損失が殆どなかっただけに、母艦損傷に伴う航空機の損害は全く不本意です。
行き残った空母「エンタープライズ」艦上からは懸命に攻撃隊の再編成が進めらます。その甲斐があってか、米機動部隊は再び日本軍に先んじて攻撃隊を発進させる事に成功しました。先の攻撃から帰って来たx大尉が再び攻撃隊を指揮を取ります。味方索敵機が報じた敵空母の位置は距離240海里。x大尉は再び護衛を伴わない攻撃隊を率いて日本空母を目指します。
x大尉率いる米攻撃隊が日本空母上空に到達したのは発進後約1時間後でした。しかしその間日本空母群は高速を利して被発見海域から約30海里移動していました。x大尉は懸命に付近を捜索しますが、敵空母は影も形もいません。仕方なくx大尉は進撃途中に見つけた日本戦艦部隊に目標を変更し、その旨を「エンタープライズ」に打電します。
「我、目標海域に敵空母を認めず。敵戦艦を攻撃す」
この瞬間、連合軍プレイヤーの投了にてゲーム終了となりました。確かに乾坤一擲の攻撃が失敗したら、連合軍としては負けを認めるしかないでしょう。

ちなみに戦術シナリオ4本と作戦シナリオ1本で所要時間はセットアップ込みで約4時間でした。

Splendor

基本的にはヘビーなゲーム専門の私ですが、YSGAのように対戦相手に恵まれている場合はとにかく、山科会は少人数なので相手に合わせることもします。午後のひと時を利用してプレイしたのは、ユーロ系ゲームの「Splender」。何を再現したゲームなのかはわかりませんが、トークンを集めてカードを買い、買ったカードを元手にしてさらにカードを買う、といった感じのゲームです。
これが結構面白く、3人で都合3回プレイしました。私の戦績は1勝2敗。3人プレイなのでまあ順当な勝率と言えるのではないかと思います。

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Ships & Tactics

最後にプレイしたのは、宇宙艦隊戦をカードで再現する「Ships & Tactics」です。私は地球防衛軍(「宇宙戦艦ヤマト」系)を担当し、後の2人は地球連邦軍、ジオン公国軍(いずれも「機動戦士ガンダム」系)を担当しました。
序盤から地球防衛軍の攻撃が炸裂。艦載機による攻撃で連邦軍マゼラン級戦艦を撃沈した後、波動砲の一撃でザンジバル級機動巡洋艦とムサイ級軽巡洋艦を瞬殺。その後も主砲攻撃、ミサイル攻撃、さらには拡散波動砲による攻撃等で次々と地球連邦とジオンの艦隊を殲滅。終わってみればダブルスコア以上の大差で地球防衛軍の勝利となりました(戦艦アンドロメダは沈みましたけど)。

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とまあ、こんな感じで楽しい山科会です。皆さん、ありがとうございました。

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こちらでもお知らせしましたが、「海空戦、南太平洋1942」(以下、本作)の新シナリオを準備中です。
今回はその中の1つ「第3次ブーゲンビル島沖海戦」を紹介します。これは1943年11月に実施された「ろ号作戦」における一場面を扱ったシナリオで、米新鋭空母群と日本軍第1航空戦隊との戦いを描きます。

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イメージ 5本作はデザイナーズノートにも書いたとおり、1942年における日米空母部隊同士を戦いをメインテーマとしている。従って日本軍航空要員の技量が高いレベルにあり、機材面でも米側と互角の状況にあることを想定している。しかし1943年11月の段階では、搭乗員の技量、機材性能とも日本軍の劣勢が明らかになりつつあった。勿論機材性能についてはユニットのレーティングである程度までは表現は可能だが、レーティングに現れない部分、例えば日本軍の「犠牲的献身」のようなものはレーティングだけでは再現できない。そして本作ではそのあたりがCRT等に組み込まれており、それが日本側の潜在的な強さになっているのだ。

イメージ 4ところが1943年の段階になると日本側の潜在的な優位性はかなり怪しくなってくる。機材面での劣勢は勿論だが、術力の低下がかなり顕著になっているのだ。また単に「操縦の巧い下手」ではない戦術能力(実際の戦闘場面で佐官尉官クラスの指揮官が麾下の航空兵力を巧み操る能力)が明らかに低下している。繰り返される過大な戦果報告はその一例であるが、空母と輸送船を間違えて攻撃するとか、空中合同に失敗するとか、そういった「細かいミス」が目立ってくる。そういった点を踏まえて本来ならば1942年と1943年とではCRTを含めて見直す必要があると思っている。
今回は、ボーナスシナリオとして追加したシナリオなので、CRTの変更までは手をつけていない。従って日本軍には史実以上のチャンスがある。出目が良ければ無敵のエセックス級空母を撃沈する可能性がないわけではない。エセックス級空母の能力は「翔鶴」や「エンタープライズ」よりも1レベル以上高いものとしているが、それでも70機の攻撃を受けると、防ぎきれない可能性は十分にある。少なくとも史実のように無傷で済む可能性は半分以下だと思える。

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イメージ 3何度かテストしてみたが、インデペンデンス級軽空母であれば十分に撃沈可能であった。エセックス級空母の狙った場合はさすがに撃沈は難しいが、中破程度の損害を与えることは左程困難ではないことがわかった。そこで勝利条件的にはインデペンデンス級軽空母撃沈又はエセックス級空母中破では勝利が確実にならないように設定した。日本軍にとって確実な勝利を狙うのであれば、少なくともエセックス級空母を大破させる必要がある。史実に比べるとかなり日本軍の能力を過大に評価しているとは思うが、まあオマケシナリオなので許して欲しい。

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