|
「偶然からモノを見つけだす能力」という本を読みました。
著者の、澤泉重一さん(富山県立大学特別研究員)は、このことを「セレンディピティ」(偶察力)と言っています。
以下その中の一文です。
>一度頭の中に課題が叩きこまれると、普段は意識していなくても何か役に立つ関連事象が目の前に現れるとヒラメキが生じる可能性がある。
>日本で飛行機を研究開発してライト兄弟より早いペースで進めていた四国の二宮忠八は軍の支援を得られずにライト兄弟にわずかに先を越され、これを機に飛行機の開発を断念する。
>しかし二宮の革新的な発想は、カラスが羽ばたくことなしに昼食中の彼に近づいたことにヒントを得て固定翼で浮力を得ることができると発想したことだという。
>現代のわれわれにとっては飛行のための固定翼は常識であるが、当時の世界では飛行するためには羽ばたなくてはならないとうのが常識であったのである。
>トンビが上昇気流に乗って飛ぶからではなく、昼食をとりに来たカラスの滑降からヒラメキを得たというのは、いかにも二宮の頭へ叩き込まれた課題を感じさせる情景である。(以上です)
「頭へ叩き込まれた課題」という言葉を言い換えると、「何かいいアイディアはないかなぁ〜」と、潜在意識の中で、四六時中考えていることと言えそうです。
以前も書きましたが、ノーベル賞クラスの科学者になると、偶然が作用することが多いと言います。
それが失敗と同時に来ることがあると言われています。
視点を変えると、偶然によって常識を超えている状態と言えそうです。
常識にしばられていると、偶然を装ったセレンディピティを受信できないと思うからです。
セレンディピティの受信は、右脳の領域と言えそうです。
右脳は潜在意識と結びついていると思うからです。
この状態を平たく言えば、なにも思わずに一途にそのことに従うことと言えそうです。
何らかの現象を契機として、理論や理屈(常識)によらず、一つのハッキリした判断が浮かぶと言えないでしょうか・・・。
ところで、常識にとらわれている状態は、精神を無理に統一し過ぎて状態ではないでしょうか(笑)。
「柔軟性」や「汎用性」が問われるところなのでしょうか・・・。
|