創造力開花は身体的感動が常に伴う

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写真家の田沼武能(たぬまたけよし)さんという方の記事を読みました。
この方は、昭和4年生まれで、世界中の子どもたちの写真を撮っておられるそうです。
下記は、その一節です。

>貧しい地域の子どもたちだって、働きながら上手に遊びを見つけだしていました。例えば、トルコの羊飼いの少年は、羊を追いながら道ばたの石を蹴って、”サッカー”をしていた。タンザニアの村では、木の枝を鉈(なた)で切ってコマを作り、小枝をしごいて紐にしていた。「どんな状況でも遊びを見つけ、楽しんで生きる」という子どもたちのエネルギーには、「すごいなぁ」と目を見張りました。

>バブル期を境に、日本人は変わってしまった。お金に振り回されて、大人の顔からは品がなくなり、子どもたちはゲーム機に遊んでもらっている。土は汚いものとされ、泥んこ遊びをする姿など見られない。自分の頭で考え、工夫し、自分の手でものを創る子どもがいない。しかし、子どもが悪いのではありません。すべて大人の姿の反映です。このまま、日本の子どもたちが大人に管理され続けたら、さまざまな能力や可能性が開花することなく芽を摘まれてしまう。(後略)

「どんな状況でも遊びを見つけ、楽しんで生きる」という一節は、視点を変えると、その時その場の心いっぱいになって、没頭している状態と言えそうです。
言い換えれば、自分の置かれた環境からの刺激に反応している状態と言えないでしょうか・・・。
タンザニアの自然環境から、コマと紐を創造しているのですから。

ミケランジェロは、一心不乱に石を刻むことで、次にどこを刻めばいいのかを次々と発見していったと聞きます。
没頭している状態でのみ生じる、「気づき」の連鎖が偉大な芸術作品を生んだのだと想像します。

人類の歴史とは創造の歴史と言えると思います。
現在のような文明社会を築くことができたのは、創造力の賜物にほかならないと思います。
資源のない日本が、世界の中で生き延びていくためには、想像力をどのように育て、また発揮いくかにかかっているのだと思います。

前記のように、子どもの時からそうした環境にいることが、かえって創造性が開花することにつながると言えそうです。
視点を変えると、あれが足りない、これが足りないと求めるのは、大人であって、子どもは、自分に必要なもの以外を求めることなく、自らの力で創造する能力が潜在しているのだと思いました。

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