|
「別の道」 生活の詩であるべきモノ 記述されたモノ 想起され得るモノ 歴史という記憶に 造り上げられた価値 近代デザインの思想 より豊かで 公平な社会への坑道としてあった 排除してきた情動は 一方通行路 リスペクトされ続けてきた 自由主義と云う原爆 の額には歪んだカンテラ 今も近代化の道を照らしている 盲目に従い続ける 羊の群れは 時折 心身共にやせ細る 向こう側にも 道があるというのに 選択権があるというのに |
輪郭のない自画像ーその6
[ リスト | 詳細 ]
|
「閉じゆく年の瀬」 飛来していた白鳥は 誰もいない水面で 翼を整えている 翼をいたわっている お返しを決め込んだ翼は 首筋を抱いている 慈しんでいる 四季を沈めた水面のリンク 今年の疲れは 波状をつくり溶けてゆく 年末の雪景色 冬の川辺は 曇天の下で さざ波の余韻を 一年の締めとする
|
|
高嶺 格 ディレクション
「てさぐる」展 第二暗室
徐々に 時空は0となる 手掛りは乱れて遠のき ここは暗黒の世界 胎内怪奇現場 日本人に生まれてよかったと すり足の妙技に頼りながら 床面にすがりつく足裏 計りかねる伸びきった神経は 眼球をぐるぐるまき 感覚は身ぐるみ剥がされて 距離を奪われた自信のなさに 呼吸の時をためこんでいる 私の眼球は宙に浮く 裏返っても 誰にも知られない 孤独な安堵 中指で触れた 誰かの眼 カタチの履歴を覗かれる |
|
高嶺 格 ディレクション
「てさぐる」展の第一室
捩れているのはお前 不必要な捻れは 裸を喜ぶ ダンスの肘肩 立つ身で ものを言う 苦痛は恍惚の親戚 脱皮した白い裸体の中心に ひよわい立体タグが 添えられている いくつもの磔刑の反物 脱ぎ捨てられる 骸は屏風の股間をすり抜けていく 脱皮の跡は 襟元のあっけ羅漢となる 伸された肉布団は 褥を置き去りにして 紳士罵詈雑言の凧になり また蝶になる 繰り返される心室の躍動 強化ガラスに守られた 声高な美に またぞろ踏み絵の遊戯 懐かしい 生まれ故郷の 弾性のおふくろ 通過儀礼は拒否できぬ |
|
秋田県立美術館で開催されている「てさぐる」展は、本日で終了する。ディレクションしたのは秋田公立美術大学の教員である高嶺 格氏である。その表現は実に特異である。芸術を真正面から自由に捉える契機を忍ばせながら、脳内が撹拌される。今回の展覧会は今日で最終日をむかえるが、今後は同質・異質を織り交ぜた展覧会が日本や世界において企画されていくことと思います。機会がありましたら是非ご覧戴きたい希有な芸術家(?表現者)です。
「内爆発」
構成された言葉は 切りとられ 脳内にピンナップ まとわりつく入り口に 雑念は絡み採られて 素膚の君に でっちあげられた 装いははぎ取られ 東西の拘束を溶解し 一人祭りの表象に 混濁のままに浄化されてゆく 生の欲動だけが コンクリートされ 内部で発酵している 意気揚々と 混迷の影を人の目に晒す これからの暗黒を 自ずから手招きするように 外は 雪景色というのに |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用




