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7世紀の瓦に和歌の手習い?/奈良・中宮寺跡、最古級 聖徳太子の建立とされる奈良県斑鳩(いかるが)町の尼寺、中宮寺(ちゅうぐうじ)跡(国史跡、飛鳥時代)で、古今和歌集の有名な和歌が刻まれた瓦が見つかった 町教委が5月27日、発掘調査報告書で明らかにした この和歌が書かれた木簡などは30例以上確認されているが、瓦では2例目 今回は7世紀中頃〜後半のものとみられ、最古級となる 瓦は長さ12cm、幅10.2cm、厚さ1.6cmの平瓦 漢字1字で1音を表す万葉仮名(まんようがな)で「ツ尓佐久(つにさく)〈移(や)?〉己(こ)」の6文字が側面に刻まれていた 瓦を焼く前にへらで削ったらしい 古今和歌集の選者の1人、紀貫之が初心者の手習いの手本として、仮名序(905年)に引用した「難波津(なにはつ)に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」の一部とみられる この歌はこれまで徳島県・観音寺遺跡や滋賀県・宮町遺跡(紫香楽宮〈しがらきのみや〉跡)の木簡(いずれも7世紀後半〜8世紀)や、奈良県桜井市の山田寺跡から出土した瓦(7世紀後半)などで確認されている 難波宮(なにわのみや)跡では、万葉集の枕詞(まくらことば)「春草の」と読める万葉仮名が記された木簡(7世紀中ごろ)が出土している (朝日新聞デジタル) 2013年5月28日 20130529 |
ニュースから。。
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「ピーク越え」は時期尚早=H7N9感染源、鳥が濃厚/WHO 中国のH7N9型鳥インフルエンザ感染に関し、世界保健機関(WHO)の事務局長補は5月21日、ジュネーブで記者会見し、新たな感染報告が2週間近くないものの、夏以降に感染例が再び増える可能性もあると警告した ピークを越えたと考えるのは時期尚早であるとし、各国に警戒を続けるよう呼び掛けた 同氏は、WHOや中国保健当局などの合同チームが4月に実施した現地調査結果から、現時点でウイルス感染源は鳥の可能性が高いと指摘 「感染源が他にあるかどうかが今後の調査の焦点になる」と述べた 一方、会見に先立ち中国国家衛生計画出産委員会は感染状況を報告した 確認された計130件のうち、鳥と接触した感染者は69%と説明 「家禽(かきん)が最大のリスク要因」として、生きた家禽を扱う市場の閉鎖が感染拡大防止につながったとの見解を示した (時事通信) 2013年5月22日 20130524 |
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米で巨大竜巻=国内でも警戒必要、夏場にかけ発生しやすく 竜巻による被害は、国内でも発生している 昨年5月には茨城県つくば市や栃木県真岡市など北関東地方で竜巻に襲われ、家屋など約2千棟で損壊被害が相次いだ 気象庁などによると、積乱雲の発達する夏場にかけて発生の危険が高まることから、同庁でも警戒を呼び掛けている 北関東で昨年、竜巻被害があったのは、ゴールデンウイーク最後の休日だった5月6日 つくば市の中学3年の男子生徒が崩れた自宅の下敷きとなって死亡したほか、茨城、栃木両県で50人以上が負傷した つくば市を襲った竜巻は国内最強クラスで、竜巻の強さを示す「藤田スケール」の6段階中3番目に当たるF3(約5秒間の平均風速70〜92m)だった 竜巻は、積乱雲の下部で上昇気流が激しく渦を巻くことで発生し、進路に沿って被害が帯状に広がるのが特徴だ 現地では、木材などの破片が散乱する「破壊の帯」が長さ15km以上にわたって続いていたという 気象庁によると、竜巻や突風などが発生するきざしとしては、黒い雲が近づき急に空が暗くなったり、大粒の雨やひょうが降り出したりすることなどが考えられる 昨年の北関東での竜巻でも、住民らによると、初めは東の空が真っ黒に染まり、やがて異常な大きさの雨粒が降り注いだ 竜巻が迫ったときには。。 頑丈な建物の中や物陰に移動する 屋内では窓を閉め、ガラスが割れることを警戒して窓から離れる 。。などの安全対策が必要だ 東京大学大気海洋研究所の教授(気象学)によると、日本では9〜10月の台風に伴って竜巻が発生するケースが多いが、気温が上がる夏場にかけても危険性が高まる 教授は。。 「これからの時期は積乱雲が発達しやすくなり、注意が必要だ」 。。と話している (産経新聞) 2013年5月21日 20130522 |
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沈んだ超古代大陸?ブラジル沖で大量花こう岩 海洋研究開発機構は5月7日、ブラジルのリオデジャネイロ沖の大西洋海底で、大陸の一部とみられる花こう岩を大量に見つけたと発表した 花こう岩は大陸などの陸地を構成する岩石で、大昔に存在した陸地が海に沈んだ痕跡である可能性が高いとしている 大西洋には、高度な文明を誇ったが、海中に沈んだとされるアトランティス大陸の伝説がある しかし、今回見つかった「幻の陸地」は、人類が登場するよりずっと前の5000万年前より古くに存在していたとみられ、伝説のアトランティス大陸とは異なるという 大陸の一部が見つかったのは、リオデジャネイロの南東約1500kmにあるリオグランデ海膨と呼ばれる隆起した地形の海底 4月下旬から5月2日まで、日本の有人潜水調査船「しんかい6500」を使い、ブラジルの研究機関などと調べたところ、深さ約910mの場所で、花こう岩とみられる岩石でできた崖が広がっていたという (読売新聞) 2013年5月7日 20130508 |
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神話の世界・出雲王朝VS大和王権〜考古学界も火花散らす 朝鮮半島などから土地を引き寄せて島根半島が出来上がったという「国引き神話」、オオクニヌシノミコトによる「国造り」に続く天照大御神への「国譲り」。。 日本誕生にまつわる数々の神話に彩られた神の国・出雲 実は考古学界では数十年前まで「神話だけの世界で実証性に乏しい」と軽視され続けた 昭和59年の荒神谷(こうじんだに)遺跡(島根県出雲市)での大量の銅剣や銅鐸発見で「出雲王朝論」が唱えられても、関西の学者たちは「大和勢力(畿内)が『僻地』の出雲に埋めた」と主張 「出雲VS大和」は、古代だけでなく考古学界でもし烈な火花を散らした 5月10日は出雲大社の大遷宮 出雲神話が再び熱い 論争ヒートアップ 「荒神谷の発見は、出雲に巨大勢力の存在を示す画期的な成果だ 大和や九州と一線を画した出雲王国が存在した」 「出雲に大量の青銅器を造る力はなかった 出土した銅剣や銅鐸などは、大和の勢力が、支配圏の最も縁辺部に埋めることで外敵の侵入を防ぐ祭祀(さいし)の役割があった」 荒神谷遺跡から、国内の総出土数を上回る銅剣358本、さらに銅鐸6個と銅矛16本がセットで見つかって以来、各地で「青銅器の謎」をめぐる学会やシンポジウムが開かれ、そのたびに「出雲王国派」と「大和派」が議論を戦わせた 出雲王国を唱えるのは、島根などの考古学研究者、文献学者が多く、大和派はもっぱら関西の考古学者だった 「大和や北部九州の勢力が、それぞれの境界にあたる出雲の地に銅剣や銅鐸、銅矛を埋めた」との第3の説も出されたが、あくまで大和や北部九州が中心だった 地下からよみがえった出雲王国 「島根県内には100mを超える古墳がみられない 弥生時代をみても、『銅鐸は近畿、銅剣・銅矛は北部九州』という二大文化圏から出雲は外れ、あくまで縁辺の地とされた」 数十年前までの考古学界の風潮についてこう話すのは、島根県文化財課の文化財専門官 「神話の世界では主要舞台でありながら、考古学的には全国レベルで議論されることはなかった 仮に議論を提議しても『実体がない』といわれるだけだった」 。。と、振り返る 今では出雲王国のシンボルとされる「四隅突出墳」という弥生時代後期の特異な墳墓についても、関西の研究者からは「変な形をした田舎の墓だ」といわれるほどだった こうした出雲への偏見を覆したのが、荒神谷遺跡の発見 さらに平成8年には、同遺跡からわずか3.5kmほどしか離れていない加茂岩倉遺跡(雲南市)で、銅鐸39個がまとまって出土し、1カ所の遺跡としては全国最多の出土数となった 「国内最多」がこれほど重なる出雲をもはや、考古学者も「辺境の地」と言えなくなった 加茂岩倉遺跡の銅鐸と、荒神谷遺跡遺跡出土の銅剣には奇妙な共通点があることも分かった それぞれの表面に「×」印が小さく刻印されていた 何を意味するかは不明だが、専門官は「共通の意識をもった集団が同じような時期に埋めたことは間違いない」と話す 最大のミステリー 「考古学最大の謎」といわれる銅鐸や銅剣の大量埋納 専門官がここで着目するのが、かつて「田舎の墳墓」と関西の研究者らに揶揄された「四隅突出墳」だ 方形の墳墓の四隅から舌状の張り出しが伸び、ヒトデのようにも見える奇妙な墓で、今から1800〜1900年前の弥生時代後期に隆盛した 荒神谷や加茂岩倉遺跡の青銅器が埋められたのは弥生時代後期初めごろで、四隅突出墳の出現とほぼ重なる 専門官は。。 「四隅突出墳に埋葬される強大な統治者が出現したため、これまでの銅剣や銅鐸をあがめる祭祀が終焉し、一括して埋められたのでは」 。。と推測する 新しい王の出現とは、大和など外部勢力による出雲征服を意味するのだろうか これについて専門官は、荒神谷、加茂岩倉両遺跡の青銅器が極めて丁寧に並べて埋められている点を重視 「外部の征服に際して緊急避難的に埋めたのなら、これほど丁寧に埋める余裕もない 征服されたとすれば、見せしめのため敵対勢力によって粉々に破壊されたことも考えられるが、そうではない」 。。と話す あくまで新たな統治者の誕生は、出雲内部でのことだとする 四隅突出墳が集中する出雲市の西谷墳墓群では、弥生時代後期の40〜50mクラスの大型墳が見つかり、岡山・吉備地域の土器が大量に供えられていた 大和や北部九州に対抗した「出雲・吉備連合」勢力の存在をも浮かび上がらせた しかし、これほど独自性を誇示した出雲も、古墳時代になると四隅突出墳が忽然と姿を消し、一気に大和勢力の傘下に組み込まれていく 古墳も100m以上の大規模のものがないことは、中小の勢力に分断されたことを意味する 大和に不利な神話は消せ! 現在の考古学論争だけでなく、1300年前に編纂された古事記や日本書紀をひも解くと、「大和中心主義」はさらに露骨だった 「国来(くにこ)、国来」 出雲の神が、かけ声とともに各地から領土を綱で引っ張ってきたという国引き神話 「出雲の国は最初に小さく造りすぎた もう少し縫い足そう」 。。と朝鮮半島の新羅から余った土地を綱でたぐり寄せ、隠岐や能登半島などからも土地を引っ張ってきて東西に縫い合わせたのが島根半島と伝える 出雲の領土拡張を物語る国引き神話は、奈良時代に編纂された出雲国風土記の冒頭に記されながら、不思議なことに同時代に成立した古事記や日本書紀にはいっさい登場しない その理由として、出雲の神が真っ先に新羅の領地に目をつけたエピソードは、朝鮮半島支配が出雲主導だったことにつながると、大和側が警戒したためともいわれる 一方、記紀にしっかり記されているのが、国造りと国譲り神話 オオクニヌシが国土開拓につとめ、ようやく稲穂の実る豊かな国土になった途端に、高天原の神・アマテラスが「自らが統治すべき土地だ」と国の譲渡をオオクニヌシに要求した オオクニヌシの息子が抵抗したが無残に敗れ、国は高天原に譲られた 高天原に例えられる大和王権が、出雲勢力を駆逐したという大和中心主義を記紀が強調したことを如実に示す とはいえ、古事記・上巻の中で3分の1を占める出雲神話が、歴史的に重要であることは揺るがない 出雲神話を発掘が証明 神話のエピソードが決してフィクションでないことを証明したのが発掘調査だった 国譲り伝説の中で、オオクニヌシは天にそびえるほど高層の神殿を建てることを条件にしたと古事記は記す この高層神殿こそ現在の出雲大社とされ、平成12年に本殿南側で前代未聞の巨大建物の柱が出土した 現在の本殿は高さ24mだが、平安時代の文献史料から、かつては高さ48mもあったとされる しかし、現代の15階建てビルにも相当する高層建築を平安時代に建てられるはずはないと、建築学者からも疑問視され、出雲神話はフィクションといわれ続けた しかしこのときの発掘で、太さ1m以上もある柱3本がしっかり束ねられた状態で見つかった これほど太くて強固な柱は高層神殿にしかあり得ず、実際に建てられていたことが証明された 日本海岸に面した出雲は、中国や朝鮮半島から最新技術や文化が直接渡ってきたとされる その結果、大和や九州とは一線を画す強大な勢力が誕生 発想豊かな神話に結びついたようだ 国譲り神話に登場する出雲大社の巨大神殿について専門官は。。 「天に届くような神殿を建てたという神話があったからこそ、当時の人たちは高さを追求した」 。。と指摘 「歴史が神話をつくったというより、神話が歴史をつくったともいえる」 (産経新聞) 2013年4月29日 20130501 |





