(画像・・<上> この下駄は歯の取替えが出来る。
<中> 天気の日に履くこま下駄は歯の取替えが出来ない。
<下> 正面の山が大山、左端手前の茶色の山がツバノキ山、右端裾野だけ見えるのが
カアラ山です。 ・・・遠方順)
昭和二十八年十一月二十八日(土)天候 曇り
今日はゲタの 歯がえをしてもらわなければならない。
それに昨日のように大きな雨に降られたらたまらないから、今日は長ぐつをはいて行った。
行きかけは 真向かいの風だったので寒かった。
今日は駅伝がある。 学校へ着いたらだれもがピンポンをやっていた。
二校時に第二学期末考査の日取りが発表されたので、生徒手帳に写して帰って小黒板に書いた。
四校時はピンポンをして遊んだ。
それが済んでからカバンを持って下に下りた。
選手達は軽いトレーニングをしていた。
大分待ってからやっとやって来た。
一着は西伯で二位は鳥取西高、三位は米子西高であった。
保安隊はゲベから二番目で最後は大分遅れて青谷高校であった。
バスや保安隊のジープや自動車、各高等学校のオートバイなどでごったがえした。
すんだらすぐ帰ったが眠くなったのでねた。
四時頃目がさめたので牛を出した。
山村の津田のところまで行って帰った。
帰りは暗くなっていた。 てきばいは明日ある。
今日は湯がわいているので入った。
今日など大山を見るとまったく白一色、ツバノキ山にも多く降っている。 カアラ山はまだ。
カアラ山に降ればこちらも降る。
(注) 歯がえ=ちびた下駄の歯を新しい歯に取り替えること、真向かいの風=東風、
駅伝=鳥取県の高校・自衛隊・市・郡部の対抗駅伝大会、
下に下りた=中学の下の方にある国道へ出た、選手達=駅伝の中継所にいる選手達、
西伯=鳥取県西部に位置する西伯(さいはく)郡、保安隊はゲベ=自衛隊はビリ、
津田のところまで=700メートル位の所にある津田家の前まで、
てきばい=子牛のセリ市、湯=お風呂
<コメント>
下駄の歯が台近くまでチビたので、歯を父に取り替えてもらう事と、ミゾレが降ったらたまらないので、
今日は長靴を履いたらしい。
激しく動き回るから下駄の歯は良くチビたものです。
期末試験の時間割が発表になった。
今日は鳥取県の高校、市、郡部、自衛隊(保安隊)対抗駅伝大会がある。
高台にある中学校から、下の方にある御来屋商店街の国道へ観戦するため下って行った。
1位は我々の住む西伯郡で保安隊(後の自衛隊)はビリから2番目だと笑っている。
帰ってから急いで牛の散歩をさせている。
明日は子牛のセリ市だ。
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