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ウナギ、今夏は品薄回避? (魚介類閑話116)
今夏の土用の丑の日にはウナギの極端な品薄がなさそうとの嬉しい予測が出ています。 というのは養殖に使うシラスウナギ(ニホンウナギの稚魚)の漁が昨年の
11月に始まり、1月末には約10トンが国内の養殖池に入った模様だとか。
これは5年前の水準だそうです。
日本で出回るウナギの99%は養殖ウナギだそうで、夏に出荷するためには1月末までに稚魚を養殖池に入れるのが限度だそうです。
↓ 河口でのシラスウナギ漁
↓ シラスウナギ
ウナギを盛夏、とくに土用丑の日に賞味するようになったのは江戸時代中期からだそうです。
それについては諸説あるようですが、一説には学者(奇行家でもあったらしい)
であった平賀源内が、ひいきのウナギ屋が繁盛しないので、万葉集の歌、
「石麻呂にわれ物申す夏やせに、良しというものぞ むなぎとり召せ」
からヒントを得て、丁度、土用丑の日に当たるのを幸い、この日に食うと夏痩せしないと貼り紙を出したのが始まりだとか。
当時は暑気払いにウリ類やウメなど「ウ」のつくものが重宝がられていたので、
それとウシ(丑)を結び付けたらしい。
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魚介類閑話
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日米女性釣師 (魚介類閑話115)
最近は女性釣師の方も多く見受けられ、テレビの釣り番組に度々登場しますね。
私も引退後10年以上釣り仲間と東京湾での船釣りを楽しみましたが、その中に
お一人だけ釣り上手な奥さん釣り師がおられました。
今回は 「日米女性釣り師の優雅な姿」 と勝手に称して写真をアップしますが、
ここでご覧頂く写真は相当昔の写真ですので、そのお積りで(笑)。
最初にご覧頂くのは富士五湖でワカサギ釣りをする日本のお母さん釣師です。
↓ 富士五湖でワカサギ釣りのお母さん釣師
最初にご覧頂いたのは快晴無風の富士五湖の氷上で、家族の夕餉のおかずとなるワカサギを釣っておられる風景です。
網カゴの中には数匹のワカサギが見えますね。 モンペに短靴を履き、空き缶に入った炭火に手をかざし、仲間と談笑しながら暖をとっておられるのでしょう。
夕餉はきっと新鮮で美味しいワカサギの天ぷらで、ご家族の皆さん舌鼓を打たれたことでしょう。
次の写真は福島県裏磐梯にある五色沼の一つ「弥六沼」でのボート釣りの姿です。
静かな湖面に周囲の木々が美しく映え、優雅で西洋の絵でも見るような風景です。
↓裏磐梯五色沼の弥六沼での女性釣師 ↓弥六沼の全景・・正面は磐梯山
次にお目にかける写真は時は、5月、アメリカのフロリダ州マイアミでの女性釣師
さん達の姿です。南国だけあって何とも大胆なスタイルの女性釣師の皆さんでした。
最初の写真はウッド桟橋で釣りをする見事なプロポーションの釣師さん。
投げ釣りで何が釣れるのかなあ〜。
↓ 桟橋からの投げ釣りを楽しむ女性釣師
↓ 出船準備中のプライベートボート上での娘さん釣り師
この写真はご夫婦で釣を楽しまれている女性釣師の方々で。 釣り船の手伝いの青年が針に大きなイワシの餌を付けてくれるのを待っているところです。
↓ 北国の釣り師さんかなあ〜、早くもこの姿!
さーいよいよ釣開始です。
↓ サアー、仕掛けを投入し釣り開始です。
↓ 釣に疲れて一休み
一休み中。
↓ この日の釣果はこんな感じ。 ペリカンの餌に変身!
これは釣り師の皆さんの釣果です。
近くに何羽ものペリカンが寄ってきて、
餌の魚を投げてくれるのを待っている。
日米女性釣師の皆さん、どの写真を見ても皆さん釣れても釣れなくても結構楽し
そうでしたね。
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釣り師ではなく釣氏 (魚介類閑話114)
先頃の新聞によれば警視庁捜査1課長に 釣(つり)宏志氏 が2月16日付で
就任されたと報じていました。
この記事を紙面で見たから良いようなものの、これがラジオ放送で聴いたとしたら、
釣キチの一人として、当然のことながら、「釣り師」 を想像し、何が何だか分からなくなったかも知れませんね(笑)。
↓ 女性釣り師
明治政府が「今後は必ず名字を名乗らなければならない〜」との命令を出したのは今から140年前の2月13日だったそうです。
江戸時代は名字の種類が1万種ほどだったのが、明治になって一気に10万種ほどになったそうですから、色んな名字があってもよいわけです。
漢字文化圏の中では日本が例外的に名字の種類が多いそうです。
そう言えば韓国では朴、李、趙、金などが、中国だと王、周、毛、習、陳、呉、江、
胡、令などというのが良く目に付きますね。
明治の改革の後、名字の種類は増えてはいないそうですから、釣氏 の名字は古くからあった由緒あるお名前なんだと思います。
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今日は 「魚の日」 (魚介類閑話113)
前回アップしたカワアナゴは漢字では川穴子と書きますから、穴子やウナギのようなスタイルをしているのではないかと思いながら、本物を図鑑で見て名前に少々違和感を覚えました。
カワアナゴが属するハゼ科にはチチブ、ドンコ、ヨシノボリ、ゴリ等がいますが
奇妙な名前が付いているものですね。
↓ 自分が釣り上げたカワハギ・・皮を剥いで調理するからカワハギ
ところで皆さん、題名の 「魚」 の漢字を何んと発音されましたか?
自分は昔、誰かに教わったのか、あるいは書物で知ったのかは定かではありませんが、次のように記憶しています。
「うお」・・・・生きている魚を言う場合に用いる
「さかな」・・死んだ魚を言う場合に用いる
「魚」 の読み方には色んな説がありますが、その一例を挙げてみましょう。
(1)鱗があって泳ぐから、うろこの 「う」 と、
およぐの 「お」 から 「うお」 と読む。
(2)酒の肴は主として魚だから 「さかな」 と読む。
実は昭和23年2月16日の今日、内閣訓令第二号によって 「うお」 と読むべき
と決まったのです。
そこで題名を 「魚の日」 と勝手に付けたと言う訳です(笑)。
ところが 「うお」 ではゴロが悪かったり、不適当な場合が出てきた。
「うお」・・・魚市場、トビウオ、魚の目(皮膚病)、魚津市(富山県)、魚沼市(新潟県)
「さかな」・・魚屋
こうなってくると、文部省の国語審議会としても、「どちらで読んでも良い」 と言う事になったそうですよ。
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「カワアナゴ」の生息北限を変えたのは? (魚介類閑話112)
比較的大きな河川の河口付近では淡水と海水が混ざりあった汽水域が生じ、河口特有の魚の生態が見られます。
海と川の両方で暮らす事が出来る魚で、一般に良く知られているものではサケ、ウナギ、アユ、シラウオ等がありますね。
この汽水域ではハゼ、ボラ、カレイ、スズキ、フグ、サワガニ等がよく見られます。
↓(上から)フグ、サワガニ、ハゼ、カレイ ・・「川とさかなたち」三芳悌吉著
実はこのハゼの仲間である 「カワアナゴ」 の生息地の北限が変わったと先月報じられていました。 それではハゼの仲間のカワアナゴを見てみましょう。
カワアナゴは全長25センチで色も多種多様だそうです。
特徴は口の下辺りに斑点があるそうです。
子供の頃、良く川遊びをしましたが、カワアナゴは太平洋側にしか生息していないので、実際にこれだと確認して見たことはありません。
これによく似たドンコはそこら中の川に生息していましたから、良く釣ったものです。
↓ (上から)ハゼ、カワアナゴ、ドンコ
如何ですか、区別がつかないでしょう。
中には次の画像の様なカワアナゴもいるそうです。
この画像ではあごの下辺りの斑点が良く見えますね。
川の下流域から汽水域まで生息し、夜間に活動するそうです。
カワアナゴは川で産卵し、孵化後に海に下り、稚魚が再び川を遡上し成長すると考えられていますが、はっきりとした生態は不明です。
↓ カワアナゴ
カワアナゴの生息地は、従来茨城県の那珂川以南の太平洋側と考えられていたのですが、それより北の福島県いわき市の釜戸川で、2015年1月19日までに捕獲されたそうです。
では何故通年で生息できる北限が変わったのかと言う事です。
↓ カワアナゴの生息地の北限がより北へずれた
では一体なぜそうなったのでしょうか?
考えられる理由は東日本大震災の余震の影響で釜戸川の上流で温泉が噴き出したのですが、そのため川の水温が上昇したのが影響したのではないかと言うのです。
あの東日本大震災の影響がこんなところにまで及んでいたんですね。
余談ですが、いわき市は1231平方キロメートルもあり、日本最大の面積を持つ市です。
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