(21) 香港旅行土産 (2010.3.24)
(篆刻9)
印象保管箱完成から数ヵ月後、友人との飲み会の席で、つい、篆刻の話をしてしまったのです。
これを聞いた友人夫妻が香港旅行をした際、香港のお店で販売されていた篆刻の石印材を見て、重いの
も厭わず、2個もお土産として買って来てくれたのです。
↓ 石印材と印泥が収まった保管箱。
↓ 石印材保管箱を開けたところ。
流石、篆刻発祥の地、中国製の石印材は直径が3センチもあり、側款(そっかん=印の上下を決めたり、
楽しむ為の彫りもの)まで彫ってある立派なものでした。
↓ 側款が彫られた石印材。
その後、いささか時間が経ちましたが、この石印材にはまだ手を付けておりません。
と申しますのも、女房殿の趣味が他へ移ってしまい、印を押すべき作品を作らなくなってしまったのです。
目下、この石印材の利用法を別途考慮中と言ったところです。
(完)
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(20) 印章保管箱が完成 (2010.3.22)
(篆刻8)
ケヤキの古材を半分に切断し、印章・印泥等を入れる箱と蓋を作る事にした。
材の厚さに余裕が無いものだから、箱の部分と蓋の内側の両方を削らないと印章が上手く収納できず、
厄介な作業になってしまった。
電動工具のルーターを使い、何とかそれらしい形にカットする事が出来た。
表面の仕上げは人工漆塗料の 「カシュー」 を使用した。
最後に金具類を取り付けて完成。
↓ 印章保管箱を閉じたところ。
↓ 印章保管箱を開けたところ。
(続く〜)
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(19) ケヤキ古材の由来 (2010.3.21)
(篆刻7)
昨夜から明け方にかけて前線が通過し、千葉市でも最大瞬間風速が 38メートル以上にも達する猛烈な
暴風雨に見舞われましたが、皆様の地方は大丈夫でしたでしょうか?
さて、印章保管箱に使うケヤキの古材は、建ててから数百年は経過したであろう母の実家を、
建て直しのため解体した時に出たもので、玄関の板の間に使用されていたものです。
この古材の一部を使って我が家の表札を作ろうと思い、25年程前に譲り受けていたものです。
板は厚さが2.5センチ、幅が20cm、長さが25センチありました。
↓ 母の実家の一部・・・・(昭和40年撮影)
母の実家はわら屋根の古い建物で、廊下の板や襖の板は1枚板で出来ていました。
珍しい物としては裏の川に設置された水車小屋から、多数の滑車を使い、水車の動力を母屋の土間に
引き込み、穀物の加工に使用していました。
又、土蔵が2棟あり、その内の1棟を解体した時に、種子島銃(火縄銃)が出てきました。
この種子島銃は照準が銀製で夜間でも照準が合わせられるようになっていた。
↓ 土蔵から発見された「種子島銃」を持つセピアおじさん・・・・(昭和40年撮影)
(続く〜)
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(18) 印章保管箱が必要に (2010.3.20)
(篆刻6)・・・・続き
印鑑を彫った後、印を押す為には色々な小道具がいる事も分かってきました。
取り敢えず、次のものが必要なようです。
(1) 印そのものを収納する箱。
(2) 印泥(いんでん)とそれを均すヘラ。
(3) 印矩と言う印を正確に押すための定規。
↓ (参孝例)これは香港で販売されていた、石印材を収納した箱の外観と中の様子です。
これらを参孝にして考えた結果、 ケヤキの古材を使用して印章保管箱を作る事にしました。
その古材は、今では解体された母の実家の玄関の床に使用されていたもので、記念に表札でも
作ろうと20年ほど前に貰い受けていた貴重なものでした。
(続く〜)
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(17) 収蔵鑑賞印 (2010.3.5)
(篆刻5)
コレクターが、収集物を手にした喜びを表現する為、押すもので、蔵書印が代表的なものです。
これは時々目にされた方がおられると思います。
図書館などの蔵書にも押されているものが多いですね。
昨年、兄から譲り受けた 「玄玄碁経(げんげんごきょう)」 に個人の蔵書印が3箇所押されている
のを発見しました。
実は兄も 「玄玄碁経」を知人から譲り受けたそうですが、この本をゲットされた知人の、今は亡きご主人様
の嬉しさが伝わって来ます。
↓ 「玄玄碁経(げんげんごきょう)」
↓ 当該本を最初にゲットされた方の収蔵印。
「玄玄碁経(げんげんごきょう)」 とは
原典は中国元代(日本では南北朝時代)に纏められたと言われ、わが国の囲碁技術に最大の影響を
与えた、中国の囲碁に関する古典です。
玄玄碁経は定石と詰碁を集めた中世の囲碁全書とも言うべきもので、日本の碁界に影響を与えたのは
詰碁の部だったそうです。
一方、釣り好きの方ならご存知のように、 イギリスのアイザック・ウオルトンが1653年に著した
「釣魚大全」 が、釣りのバイブルと言われる様に、「玄玄碁経(げんげんごきょう)」は囲碁の
バイブルの一つでしょう。
この「玄玄碁経」が(株)山海堂から出版されたのが、今から34年前の昭和51年(1976年)4月で
限定700部(この本の番号は680番です)、定価が当時で20,000円もしました。
↓ 「釣魚大全」 ・・・・イギリスのアイザック・ウオルトン著
(続く〜)
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