|
以下の情報は、別のところでお世話になってる方からのものですが…
大変気になることだと思います。御家庭でも職場や外出先でも…
是非、御参考に…
昨今(ここ数日)ノロウィルスに関する情報がメディアで報じられない日はありません。
昨日も衛生管理の超専門家である長崎大学での発生や旅館・ホテルなどなど…。
ありとあらゆる施設で発生しています。情報では、11月末の1週間で感染者60,000人
との情報もあります。家庭では治癒すれば、大きな問題とはなりませんが、食品関係事業者では
食中毒事故として行政処分を受けますし、老人施設などでは高齢者の死亡と言う危険性を伴っています。
九州・中国地方では、これから本格化してくると思われますが、関西(大阪・京都・奈良)では、11月
1ヶ月間で食中毒発生件数が121件、患者数が4000人と言いますから、驚異的です。
現状では、近所の飲食施設、病院、人が大勢集まる場所等、どこで発生しても不思議では無いようです。
以下、シンポジウムのダイジェストを記載します。
ウィルスに関しては、既にご存じと思いますので、割愛しますが、細菌100分の1程度の微細生物。
分かり易く説明するために私は、縁日のゴムまりが細菌、ノロウィルスはパチンコ玉のようなもので
ゴムまりは、薄い膜に覆われているため皮をアルコールなどで破壊すると死滅しますが、このウィルス
は、アルコールでも退治出来ません。また、厄介なことに乾燥状態でも2〜3日生存しているようです。
大きくは、G1とG2と言う遺伝子型のグループに分かれますが、G1に14種類、G2に18種類程度の
遺伝子型が分かっているようです。福岡県保健環境研究所のウィルス課長の千々石先生の話では、
今年はG2−4と言う遺伝子型が流行しているようで、このウィルスは感染性・病原性共に強い型で
非常に危機感をもっているとのことです。
ポイントが幾つがあるようですので列記します。
・口に入ってから半日〜3日の潜伏期間後に発症。小腸に炎症を起こすため腹痛・下痢を発症。胃の内容物を小腸に送る機能が低下し、吐き気・嘔吐(小児・老人)が発生。
特徴的なのは、突然嘔吐する…と言う点で、小児が何の症状も無く突然嘔吐し、食堂などの床を汚し不用意な後始末で、大事故となっているケースが多いようです。
・下痢は、成人以上に多いのですが、通常は2〜3回程度で収まるようですが、その後10日間程度も便からウィルスの排出が継続し、治ったと思い込んで調理者が手洗い不十分で食中毒を発生しています。
・正常な人なら2週間程度で全快します。
・酸に強く、pH3の溶液中で3時間程度失活しない。アルコールにも強く、5分間ドブ漬けの必要があります。
・熱にも一般の細菌より強い。85℃1分以上の熱が必要で、まな板などにお湯を掛ける程度では、完全に除去出来ない。
・次亜塩素酸ナトリウムは有効ですが、有機物が無い(きれいな状態)で 200ppm が必要です。確認がとれていないのですが、塩素による殺菌・消毒よりも次亜塩素酸ナトリウム中に含まれる水酸化ナトリウムにより液性がアルカリ側にあることが有効のようです。
他に有効な薬剤は、過酢酸と言う臭いのきつい薬剤しか現状では無いようです。
・従来は、二枚貝(特に牡蠣)に絡んだ食中毒が大半だったのが、現状は牡蠣が直接絡んでいない加工食品による食中毒が増えています。
・市販の牡蠣は、生食用、加熱用と記載されていますが、新しいから生食用、古いから加熱用では無くて、養殖された場所の水質や牡蠣の結果から分けられています。
成分規格 牡蠣1g当 生菌数 50,000以下 牡蠣100g当 大腸菌 230以下(MPN法)
加工基準 海水100ml当 大腸菌群 70以下の海域で採取
これ以外は、塩分3%の人口塩水で浄 化する 洗浄後、殺菌した器具により衛生的な場所で加工 など
・嘔吐物の処理では、使い捨ての手袋、マスク、前掛けなどを用意し、出来れば換気しながら固形物を使い捨てのペーパータオルなどを使用し、床全体に拡がらないように注意しながら除去(この時出来るだけ内側向けに集める)しビニール袋に入れます。
手袋を新しいものに交換し、ペーパータオルなどを吐いた部分に被せ、次亜塩素酸ナトリウム(1000ppm程度の超高濃度)を、充分に噴霧して暫く放置してから、ペパータオルを新しいビニール袋に廃棄し、また新しいペーパータオルで水拭きを行 う。
発生事例の幾つか
・コッペパンから食中毒 … 通常、パンは焼成工程で熱により微生物は殺菌される。製品自体が乾燥系である点から食中毒の危害は少ない食品ですが、衛生管理不十分な施設でパンを高温で焼いた後、焼きたてで熱い為使用していた“軍手”から多量のノロウィルスを検出 2002.01.31発生 児童 62名、教職員 11名の食中毒
(要因 : 検便検査を過去1年不実施−衛生意識の欠如、施設の老朽化、衛生状態劣悪、手洗い設備不足機器の分解洗浄不足)
・バターロールパンで食中毒 … 2つの学校で同時期に発生 2003.01.15発生 児童 303名 教職員 10名の食中毒
(要因 : 工場内トイレ個室に手洗い場が無い、作業衣のままトイレを使用、専用の履き物が無い、手洗いの重要性の不徹底、従業員の日常の健康管理不足)
・デザートのみかんで食中毒
・和え物やお浸しによる食中毒
ほうれん草などをお湯でボイルした後に手で水分を絞る時に汚染。(手洗いの徹底と手袋をしていれば…)
・トイレ付近の廊下で集団感染
・体育館の床から感染児童が嘔吐した後の消毒が不十分で蔓延した。小児が出入りする色々な施設で注意が必要。
防ぐためには
・有効な薬剤が無いので、調理従事者は入念な手洗い(洗剤で30秒間の指までのもみ洗い)の徹底し励行。
要は薬剤が効果が無いので、石鹸で物理的に擦過して除去する必要。
・生食食材を取り扱う時の手袋の徹底
・スタッフ全員の衛生管理意識の徹底
・ノロウィルスについて、家族や自分が若干でも吐き気・嘔吐・腹痛・下痢・発熱などがあれば、ノロウィルスを疑う。
・治ったようでも10日程度は、ウィルスを排出し続けている。
ちなみに口から入って発症するに必要なノロウィルスの量 約100個
10日程度継続的に排泄される便の中のノロウィルスの量 約100,000,000(1億)個/g と言われています。
厚生労働省のQ&Aは、以下のURLです。http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/dl/040204-1.pdf
この情報によって感染が少しでも予防出来れば…と思います。取り急ぎご連絡まで…
|