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【109】出来た人は上司の信頼を得てから忠告する。
信頼が得られないうちから忠告するとうるさい奴だと遠ざけられる。
【忠告のテクニック】
これは色々なところで言われている
“サラリーマン人生を生き抜く”手法の一つです。
単純な心理です。
普通はムッとすることでも、
信頼できる人から言われるなら許すことができます。
もう一つ付け加えるなら、
相手の考えや性格に当てはめた形で忠告すると
受け入れてもらい易いでしょう。
私はなかなかできていませんが。
論語はこれで終了です。
次は「孫子」です。週一くらいの投稿になるかな。
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現代論語
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【108】一つの小さな技や芸にも意義はある。
しかしそういうものに深入りすると大局を見失う。
だから君子はあえて深入りしない。
【些細なことに気を取られて大局を見失うな】
小規模の製造業で、開発部長の元で製品の開発が進められていました。
開発中に社長が良くちょっかいを入れてきました。
そのたびに開発当初のコンセプトとズレが生じたり仕様変更され
煮詰め不足の製品となりクレームの山となりました。
同様なことがホンダ自動車でもありました。
公害対策車開発中、本田宗一郎が空冷エンジンの開発を主張し
技術陣は水冷エンジンでないとできないと主張し対立しました。
副社長の藤沢武夫は宗一郎に「貴方は経営者か技術者か?」と問いかけました。
しばらくして「やっぱ経営者だな。」との返答が返って来ました。
それ以降、宗一郎は技術に口出しを止め、CVCCエンジンが誕生しました。
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【107】孔子先生、徳が行われなくなった今、善政を行う時ではありません。
【気持ちだけでも持ち続ける】
現実に見切りをつけて世捨て人となった隠者が孔子に語った言葉です。
孔子は隠者と反対に、こんな時代だからこそ善政の実現に賭けた人です。
孔子の努力は実現には程遠い無駄だったのでしょうか。
孔子自身も遠い善政実現を何度も嘆き苦しんで、
隠者と同じように思うときも何度もあったはずです。
因みに、我々は社会や会社改善に対しどうアプローチしているでしょうか。
ここに登場する隠者も“いつかは”と云う気持ちは持っています。
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【106】暴君に仕えた三人の家臣が、
善政を行うよう主君を説得したが聞き入れられなかった。
一人の重臣は国を去った。
一人の重臣は奴隷に身を落として国内に留まった。
一人の重臣は引きさがらず殺された。
三人とも優れた家臣であった。
【追い詰められて決断するな】
田舎の中小企業のオーナー社長は保守的です。
黒字のとき社長を親から引き継いだのでいきなり守りに入りました。
投資も組織変更も、
“上手く行っているのだから、このまま行こう。
下手に投資して失敗したら俺はどうなる。”
“黒字だからこそ投資の決断ができるのではないですか。
赤字では原資がなく何もできません。
リスクを全て次の世代に残すのですか。”
この会社はバブル崩壊後、赤字となり会社更生法を申請しました。
会社は何をするにも儲かっているとき決断しないといけません。 |
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【105】徳のない人は、
目を掛け親しくすると付け上がる。
遠ざけると逆恨みする。
【身の程知らず】
論語では、このような人を“小人(君子の対極にある人)”と表現していますが、
低俗な人間のことでしょう。
ある中小企業の社長は、
従業員のことを思って、仲人を頼まれると全て受けていました。
頼んだ従業員は何を勘違いしたか
社長に仲人をして貰ったことでエリート気取りです。
しかし仕事そのものは出来ず
周囲の評価は悪いものとなって行きました。
50代になっても役職はありません。
残念ながら、このタイプはときどき見かけます。
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