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【40】人は、容姿端麗など美点とされることで
却って窮地に立たされることがある。
また、栄達を遂げるには次の三つの条件が必要である。
1.自分に固執せず、相手の意向を汲む
2.対象世界に調子を合せ、無理をしない
3.臆病なほど慎重を旨とする
これぞ老荘思想の真骨頂です。
この生き方が絶対とは言えませんが、
場面によって使い分けることでしょう。
自己主張ばかりでも命取りになります。
この老荘思想の生き方で取締役になった人を知っていますが、
心配はトップに立った時、自分のやり方を主張できるかです。
完
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老荘思想
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【39】人を見分ける方法
1.遠方で仕事をさせ、忠誠心を見る
2.近くで仕事をさせ、人柄を見る
3.面倒な仕事をさせ、能力を見る
4.思いがけない質問をして、見識を見る
5.あわただしく約束をとりかわし、守るか見る
6.お金を与え、使い方から思いやりを見る
7.非常事態であると伝え、節操を見る
8.女と一緒にさせ、色欲を見る
社内であればこんなことをしなくても日常の観察から判断できます。
意識的にやらなくても日常こうした場面が起きています。
問題はそれらをどの程度の重みを付けるかです。
一事が万事ではなく、見直してやるチャンスも与えるべきです。
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【38】悟った人は順境にあろうと逆境にあろうと、
あるがままに人生を楽しむ。
ある人は皇帝から地位を譲ると言われて辞退し、
ある人は摂政として次の皇帝を擁立した後、地位を退いた。
いずれもその後、悠々自適な生活を送った。
どこの会社でも会長と社長の関係は難しいものがあります。
良かれと思っての会長の口出しが社長にはうっとうしいのです。
ある会社でそんな関係で数年過ごした後に、
会長が退くことになりました。
会長の気持ちは、
相談役か顧問で係わりたい・頼られたいというものでした。
しかし、社長は何も依頼しませんでした。
どっちもどっちです。
会長は未練を捨てて、社長は必要なときだけ助言を求められるように
しておくべきで、それには顧問が良い立場です。
顧問料は月に数万円で安く済みます。
ただし最近、海外から顧問や相談役の本来の機能を問われています。
やはり、引き際を鮮やかにすべきでしょう。
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【37】あの人は人から言われて私に付け届けをしたのだ。
私を罪におとしいれるときも人の言葉によってそうするだろう。
主体性のない人間は信用できない。
取引先のぼんぼん社長は就任最初の年に
経理部長から大株主のところに決算報告に行くように言われました。
最初の数年は出向いていましたが、
そのうち、気に入らない大株主のところには行かなくなりました。
出向かなくなった大株主からのしっぺ返しは、
定時株主総会での取締役選任議案への反対でした。
幸い否決にはなりませんでした。
“決算報告なんて面倒だ。
増して嫌いな奴のところには行きたくない。”
と思っていましたが、経理部長が言うからやっていただけでした。
最初は周囲の人から言われてやることが多くあると思います。
でも、その後本当にそれが必要かどうかを判断し、
必要と考えたことは継続し、そうでないものは止めれば良いのです。
主体性がないと言えば、私の周囲に、
相手によって挨拶の仕方を変える人間、
自分の立場が変わると言うことが変わる人間がいます。
私は、こう云う人は信用しません。 |
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【36】人格者は、人に順(したが)いて己を失わず。
周囲と協調しながらも主体性を失わないと言っています。
主体性と言うと“我を張る”、“何か意見を言う”人がいますが、
それは主体性ではなく、
自己主張が強い、自分勝手、我がままのレベルです。
会社でも、仕事を依頼されて、
「今は忙しいし・・・。全部私がやることになりますか。」
など、つまらぬところで勿体振る人がいますが、
「どうせやらなければいけないことだから、
ぐずぐず言わずに、にっこり笑って“はい、分かりました”
とだけ言えばよい。その方が相手も気持ち良いだろう。」
あるいは、
「私の考えは違います。私が受けるべきかどうか・・・。」
と言う者もいます。
「上司の指示を受けないとなると問題だろう。
どうせやらなければならないのだから、
今、我を張ったり意地になったりする意味があるのか。
意地になるべきときは他にある。結果を出すために意地になれ。
意見を言いたいなら、
“解りました。趣旨は私もそうすべきと思いますが、
・・・・はどうしますか”
と一旦受け入れてから問題と思っている意見を言え。」
と言ってやります。
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