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手紙では、私より7歳上というから、29歳くらいになるはずだ。
初めて会ったデーちゃんは、思っていたよりももっと年上のような印象だった。
髪が長めで、ヘビメタ風で、ワイルドなデーちゃんのイメージを勝手に作り上げていた私だった。
けれど、それとはちょっと違っていた。。。。
髪は短くて、ずっと寝ているからか、チョットぼさぼさ髪で、少し痩せていた。
起き上がった時に、肩から右上がりに背中が曲がっているのに気がついた。
ベットの脇の棚の上には、いつも手紙を書いている見慣れた横書きの原稿用紙があった。
デーちゃんはマジックを私に渡して、「これに名前と日付書いて」と言って『キリスト教ガイドブック』を差出した。
少し私も緊張しながら、名前と何て書いたか忘れたけど、メッセージをひとこと書いたのを覚えている。
本当はもっと長くいたかったけど、いざとなると会話はほとんどできなくて、してもあまり続かなかった。
ちょっと気まずい雰囲気だったなあ。
『それじゃあ』と言って、帰る時には辛そうな体で、ナースセンターの前まで見送ってくれた。
記念に写真を一枚撮ってくれた。
3時間以上バスに乗ってきて、会ったのはほんの20分くらいだったが、実際はもっと短く感じられた。
帰りの列車の中、今度は涙は流さなかった。
たった20分くらいのためにわざわざ4時間くらいかけて往復するなんて…私って…本当に若かった!!
それからもしばらくは文通は続いた。
キリスト教に関してもイエスキリストについての理解も、手紙の内容から少し分かってきてくれているようだった。
また、幾つか近くの教会に行って、牧師さんと話をしてきたことが書いてあったり、その教会の案内を送ってきてくれることもあった。
けれど、しだいに文通の回数が減ってきた。週に1回から2,3週間に1回というふうに。
だんだん私は手紙を書かなくなってしまった。
その頃いろいろ忙しさもあって、手紙を書くことからすっかり遠ざかっていった。
同じ頃ちょうど携帯電話を持ち始めたこともあって、電話を月に1回くらいしていたなあ。
それ以外は2年間くらい、年賀状だけを出していたと思う。
デーちゃんからは毎年クリスマスカードが届いていた。
いつも相変わらずイエスキリストについての理解が?って怪しい内容で、カードを見れば大体分かった。
でも、その年に来たクリスマスカードの内容は、いつもの感じと違っているのに気づいた。
いつもと違って、すごく素直にイエス様を表現している内容だった。
それは6年目の頃だったと思う。
このあと、もう少し続きがあるんだけど、
今日はここまでにしよう。
読んでくださった方、どうもありがとう。
コメントくだされば嬉しいです。
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