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長崎版画

長崎版画
 
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<長崎絵>
江戸時代〜明治時代にかけて描かれた浮世絵の様式の一つ。
「長崎版画」 ともいわれる。
幕末の鎖国時代に、唯一開港されていた長崎出島のオランダ人、中国人などの外国人の風俗や港の風景を描いた浮世絵を指す。また、長崎版画ともいう。
大半が長崎にある版元から出版された。
当時、オランダ人は出島屋敷に、中国人は唐人屋敷にのみ住んでいたので、主として唐絵目利きをしている絵師が、オランダ人の実生活を知っており室内の有様、食卓上の物まて写すことができたのである。
長崎絵は、長い年月にわたって出版されたため、版画の形式も様々あり、墨摺絵、漆絵、錦絵、藍絵などに分類される。
江戸の版画、錦絵においてはある程度、規定の寸法が存在していたが、長崎絵に関しては、その大きさは不規則で、かなり大きなサイズのものもあった。
また、版画の材料についても使用する紙は粗悪なもので、色も江戸絵のように美しい色彩は使用せず、茶色、藍色、紅色、墨色などをもって描かれている。
江戸絵と異なる点に、中国版画や西洋画から影響を強く受けた独特の雰囲気を持つことが挙げられる。
延享(1744-1748)頃に始まり、明治時代まで続いた。主な絵師として、川原慶賀が挙げられるが、彼以外の作品は落款などがないため、作者不詳の場合が多く見られる。他に版画において名前が判明する絵師として、敲月館、磯野文斉、整恩らが挙げられる。また、肉筆画を描いた絵師として前述の川原慶賀のほか、慶賀の子、田口廬谷、城義隣、西苦楽、松井元仲らがいる。
 
 

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