日々雑感

趣味や日々感じたことなど、ときどき愚痴かも---

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またまた月野さんから課題を頂きました。
ここのところポン子ちゃんの世話ばかりで、ブログを放置気味なので
この機会に記事を書いてみようと思います。

コミ研の新たな御題は、「2007、BESTコミックス」です。
何かと忙しい時期なので必修ではなく、自由課題とします。
書ける人は記事を書く、書けない人は記事を見る。
締め切りは12月末、部員以外の参加も大歓迎、ルールは無し、
以上、よろしく御願いします。

とはいえ、ベストコミックとは難しい。
ひとつになんか絞れないですよねぇ^^;)
色々と考えた結果、最近、自分が子育てをするようになってから出会い、共感を覚えた作品を選んでみました。
やはり、今年一番のトピックスといえばポン子ちゃんが産まれたことなので、この作品のインパクトも大きかったですね。


30歳独身のサラリーマン、河地大吉(かわちだいきち)は祖父の訃報を受けて久しぶりに祖父の家に行きます。
そこにいたのは見知らぬ女の子、りんでした。
このりん、なんと享年79歳だった祖父の隠し子だったのです。
無口で誰とも心を開かないように見えたりんですが、祖父の若い頃に姿形がそっくりだという大吉には懐きます。
親類一同がりんの処遇に頭を悩ませ、施設に預けようかという事で纏まりそうになったとき、大吉は思わず自分が引き取ると言ってしまいます。
こうして、30男と6歳児のドタバタライフが始まったのでした。

啖呵を切って引き取ったは良いものの、女性に疎く、ましてや基本的に子供はキライという大吉のこと、戸惑うことばかりです。
まずりんの着る服があまりありません。
そして保育園。
いきなり入れるわけもなく、緊急一時保育でしのぎながら保育園を探す羽目に。
毎日迎えに行く時間に間に合わせるのも大変なため、残業のない部署に異動させてもらったりと、気がつけばりんを中心に生活が動いています。
その後も、小学生に上がるために保護者説明会に出たり、勉強机やランドセルを買いに行ったり、いつの間にかりんの髪の毛を結えるようになっていたり、りんを養子にしようかどうか悩んだり。。。
姿を見せないままのりんの母親を探している中で、祖父の残した遺書を発見したり。
大吉の中ではりんの存在がいつの間にか大きくなっていて、日増しに父親らしくなっていきます。


なによりもまず、りんがカワイイです。
寂しくてこっそり大吉の布団に入り込んで寝ていたのに、先に起きて知らん顔をしてみたり、大吉の布団でおねしょをしてしまったのに「これは汗!」と言い張ってみたり(笑)、寝る前にトイレに行くのが怖くて「行った」とウソをついてみたり、保育園までは大吉に抱っこしてもらっていたのに友達に見られるのが恥ずかしくて園に着く手前で「下ろして」と言ってみたり。。。
女の子って、本当にこうなんだろうな、というエピソードがたっぷりです。
大吉に「ヨッパライ」と言ってみたりと、生意気さもたっぷり^^
勉強机をかわいさで選ぼうとしたりんが大吉に「お姉さんっぽい方がいいんじゃないか?」と言われて、途端にシンプルな大人っぽい(大吉が買わせたかったような)机で満足するエピソードなど、自分も参考にしようと思います(笑)

女に縁がないサラリーマンだったのに、30歳にしていきなり6歳の子持ちになってしまった大吉。
すべてに戸惑い、振り回されて疲れ果てながらも、りんを責めることなく子育てに奔走します。
彼の偉いところは、りんの気持ちを考えてあげていること。
りんを引き取るとき、心配する母親に
「一番大変なのはりんだから」
と言い切ります。
その後も一貫してりんの気持ちを優先して考えてあげられる大吉を、自分も見習わねばと思ってみたり。。。

我が家のポン子ちゃんがりんと同じ年になるのはまだまだ先の話ですし、誰かの隠し子でもありませんが、ポン子ちゃんがもう少し大きくなったらこうなるのかと思わず想像してしまいます。
実際にポン子ちゃん中心の生活をしている現在、振り回されつつ、子供に癒されながら日々の生活を送っていく大吉に、共感しつつエールを送りたくなる、そんな作品です。
現在3巻まで出ていますが、まだ続いているので、この先も楽しみにしたいと思います。

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ハイウイング・ストロール』 小川一水著 ソノラマ文庫



  
陸も海も重素雲で覆われてしまった地球。
人々は、かつて高地だった「島」に住み、空中を漂う「浮獣」を狩り、その製品に頼って暮らしている。
15になる不良少年リオは、無理やりその「浮獣ハンター」にスカウトされた。
年上の女性ハンター、ジェンカに鍛えられ、やがて訪れた充実の日々。
最強の獲物を狙うという二人の夢も膨らむ。
だが、この世界が重い秘密の上に成り立っていることはまだ知らない。
  

今は亡き朝日ソノラマから出版された、小川一水さんのライトSFです。
重素雲と呼ばれる海のような雲のような物体が地球を覆う未来世界。
わずかに残った高地が島のように点在していて、生き残った人々がしがみつくように暮らしています。
世界の設定はちょっとだけ、あろひろし著『雲海の旅人』(SFコミックの名著。未完・絶版なのが悔やまれます)に似ていますね。
ただし、本作の世界では竜の代わりにプロペラ飛行機が飛び交い、「浮獣」と呼ばれる生き物を狩っています。
「浮獣」はこの世界では、食料であり、あらゆる材料の元であり、燃料でもあります。
彼らは重素雲の沖にある礁(リーフ)と呼ばれる場所で無限に生まれ、島に近づいてきますが、決して地上や雲上に浮かぶ人間を襲うことはありませんでした。
彼らを狩るのは「翔窩(ショーカ)」と呼ばれる人間たち。自ら志願して、危険な職業を選んだ人々です。ショーカ達は、危険と引き替えに一攫千金と名誉を得ようとしています。

15歳のリオは学校でも匙を投げられた不良少年。
学校と両親から泣きつかれたギルドによって、ショーカの見習いとして推薦されます。
そして、パートナーを失った直後のジェンカについて狩を学ぶことに。
狩を繰り返す内に関係が深くなっていく二人。
それと共に、「浮獣」と「世界の成り立ち」の謎を少しずつ解き明かしていくことになります。
そしてついに現れた最強・最古の浮獣、オーデル。
島を襲い、飛行場を破壊するオーデルを、ショーカ達は追い返すことができるのか。



といったストーリー展開で、サクサクと楽しんで読めます。
しかし、作者あとがきに書かれているように、この作品のキモは「世界の成り立ちの秘密」にあります。
人間の持つ根源的な性質の一つ「凶暴性」。
人と人との間に起こる暴力をどうやったら無くすことができるのか。
SFとして繰り返し書かれてきたテーマを、小川一水さん独特の世界観で構築した作品です。
単純に少年の成長物語として楽しむも良し、より深い世界の成り立ちに想いを馳せるも良しと、読む人毎に違った楽しみ方ができる作品だと思います。
朝日ソノラマが解散になったことでいつ絶版になるか分からない本ですが、今はまだネット書店で注文ができるようです。
ご興味のある方はお早めにどうぞ^^。
寄生虫館物語』 亀谷了著 ネスコ


秋刀魚の美味しい季節になりましたね。
今年は秋刀魚が豊漁らしく、既に1匹100円程度で購入することができます。
身のおいしさもさることながら、やはり内臓の苦みを忘れるわけにはいきません。
ビールにも、日本酒にも合います^^。

ところで、秋刀魚といえば目黒ですが、逆に目黒といえば何を連想しますか?
やっぱり秋刀魚でしょうか?
私が目黒と言われて真っ先に連想するのが「目黒寄生虫館」です。
初めてその名前を知ったのがいつだったのかもう思い出せないのですが、ずっと気になる存在でした。
大学生の頃、一冊の本を読んでからは、いつか行ってみたい施設の一つとなっています。
その本が今回ご紹介する『寄生虫館物語』。

目黒寄生虫館の創設者・亀谷了さん(故人)が目黒寄生虫館を設立したときの話を含めて、寄生虫に関する面白エピソードなども盛り込みながらエッセイ風に書いた本です。
例えば、女子高生のお腹から全8匹、のべ45mのサナダムシが取り出された話だとか、世界初、シーラカンスの標本から寄生虫を探した話だとか、海外から寄生虫を持ち帰る際に、標本にせずに自分に寄生させて持って来ちゃう人がいた話だとか、生物好きな人なら興味深いだろう話がたくさん収録されています。
なかなか不気味な写真も満載です。モノクロ印刷なのでまだ良いのですが、これがカラーだったらちょっと。。。と思わずにはいられません^^;)

特に印象深いのが、寄生虫が宿主の行動にまで影響するという下り。
科学的にはメカニズムは解明されていないのですが、例えばカマキリに寄生するハリガネムシ。
カマキリはもともと水辺にはあまり行かないのですが、カマキリのお腹からハリガネムシが外に出ようとする晩夏から初秋にかけて、カマキリが水辺に出て行きます。
これはハリガネムシが何らかの方法でカマキリの行動に影響を及ぼしているのだとか。
吉富昭仁さんのコミック『RAY』には寄生虫により人間の行動を操ろうとする組織がでてきます。
残念ながらストーリーの中ではいつの間にかどっかに行っちゃった設定ですが、もっと突っ込んだら面白いテーマだったと思います。

また、陸生の巻き貝オカモノアラガイに寄生するレウコクロリディウムのくだりも興味深いです。この寄生虫は成長すると貝の触覚に入り込み、ぷっくりとふくれて鳥の目につきやすいようにすることによって、次の宿主である鳥に食べられやすくします。
どこかで聞いた話ですね。
篠田節子著『夏の災厄』で、新型日本脳炎を媒介するウイルスがやはりこの貝の目を膨らませることによって鳥に食べられるという設定が出てきます。
著者の篠田さんはきっとこの寄生虫のことを知っておられて、ウイルスに置き換えることで作品に登場させたのでしょうね。


一度行ってみたいと長年思ってはいるのですが、残念ながらまだ寄生虫館に行ったことはありません。
どうも私の周りには、奥さんも含めて積極的に行ってみようという人が少ないのです。
一人だけで行くというのも何だか寂しい。
というわけで、この記事を読んだ方で是非行ってみたいという方は、私までご連絡下さい。
場所はJR目黒駅西口から徒歩15分だそうです。
帰りに古本屋に寄るというツアーでも問題ないので(笑)、多数のご参加をお待ちしております。
いつも楽しい企画を考えてくださる月の骨さんからコミックス同好会の新しい課題が出ています。
題して『マイベストコミックス 3-on-3』。
「マイベストコミックス 3-on-3 」
…好きなジャンルを3つ設定して、各々のベスト3を挙げる。後は自由に書く。
ジャンルは何でもよい。大きく振りかぶってw「オールタイムベスト3」でもいいし、ニッチな視点で「浄水器についての漫画ベスト3」でもいい。
例によって確信犯ならルール違反もOK。ジャンルを1つに絞ってもいいし(1-on-3)、ベスト5を挙げてくれてもいいし(3-on-5)、いっぱい書いてくれてもいい(10-on-10)。
さらに、1位、2位を隠して(仄めかすだけにして)、3位だけを書くというような変形もOK(3-on-3-about the third)
締め切りは、次の満月(8/28)まで。

少し考えたんですが、なかなかネタが思いつきません。
しかし、締め切りは容赦なく迫ってきます。
苦し紛れに、最近購入したコミックスから3作をご紹介します。
我ながら芸がありませんな。。。


地球へ…』(新装版)全3巻 竹宮恵子 Gファンタジーコミックススーパー スクウェア・エニックス
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もはや説明はいらないほど有名な作品ですね。

今年、新作TVアニメが放映されたのを機に新装版として出版されたものですが、なんとB○○K ○FFで1冊250円で売っていました。それも3冊全部。この手の保存版はあまり人気がないのでしょうか。
実は子供の頃、劇場版のアニメ映画をTVで見たことがあったっきりで、詳しいストーリーも忘れていたので、思わず3冊とも買ってしまいました。

地球を汚染させてしまった人間が、地球を救うために考え出したのは自分たちが地球から出て行くこと。二度と地球を汚染させないために、コンピューターによる徹底的な出産管理と教育が始まる。そんな中、新たに生まれてきたのはESP能力を持つ新人類「ミュウ」。コンピューターによる苛烈な弾圧の下、彼らの手をくぐり抜けて生きながらえたわずかなミュウ達は、「ソルジャー・ブルー」の指揮の下に地下深くひっそりと息を潜めていた。
ある時、新たな仲間が増える。彼の名は「ジョミー・マーキス・シン」。体のどこかに障害を持っていることが特徴のミュウ達ですが、ジョミーは健康な肉体と強いESP能力を持つ新しいミュウでした。
ジョミーを迎え入れるために力を使い果たし、息絶えるブルー。彼はジョミーにミュウの将来を託す。
そしてジョミーはブルーの最大の望みを果たすために仲間達と共に動き始める。
「地球へ・・・」

たった3冊ですが、ものすごく濃い内容が詰め込まれています。作者がインタビューで、今描くとしたら全20冊ぐらいになる、と言っているのも頷けます。
その分、読み手が想像して補完しなければならない部分も大きいわけですが、逆に言えば、色々と想像する楽しみがあるとも言えるでしょう。
単純に旧人類vs新人類という話ではなく、管理社会への批判や、環境汚染に対する恐怖感など、いくらでも深読みできそうです。
いきなりミュウだと言われて迫害される側に追いやられ、しかもミュウの将来という重荷を背負わされてしまったジョミー。コンピューターによって人類の指導者となるべく育てられ、コンピューターによる管理社会を疑いながらもミュウとの共存を強硬に拒むキース。
彼らを突き動かしているものは、信じているものは一体何なのか。
30年前に発表された作品とは思えないほど、今読んでも充分楽しめる内容です。
ラストも衝撃的ですね。
TVアニメの方は録るばかりで見ていないのですが(こんなのばっか)、原作を読んだのを機に見てみようかな。



バス走る。佐原ミズ BUNCH COMICS EXTRA 新潮社
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鉛筆画に水彩で色を載せたような独特な絵を描かれる作者さんです。
その絵の雰囲気に惹かれて買ってきました。
内容はバス停を題材にした恋愛ものの「バス走る。」と、色をテーマにした「ナナイロセカイ」という2作品。ショートストーリーの連作ものなので、ドロドロしたものではなく、爽やかでほんわかしたものが多いです。
お気に入りは「さくら町停留所」。
独身で冴えない高校教師の槇原。
満開の桜の下、停留所でバスを待っているとある女生徒を思い出します。
「大学を卒業したら迎えにくるから嫁になって」
と、3年間の秘めた想いを告白して卒業していった彼女は、4年経ってもやって来ませんでした。
そして5年目の春の近い日のこと。やっぱり桜の咲く停留所で。。。

もうずいぶん昔のことで忘れてしまっているけれど、初めて告白したときのドキドキや想いが伝わったときの感動をちょっとだけ思い出すかもしれない、そんな作品です。



35歳で独身で』 秋月りす 講談社
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4コマ特集の時にご紹介した秋月りすさんの新刊です。
新刊といっても、内容は『OL進化論』の人気ネタ「35歳で独身で」を集めたもの。
最初にこのネタを読んだときは人ごとだと思って笑っていたものですが、いざ自分がその年齢に達してしまうと、またいっそう味わい深いネタが多いことに気付きます(笑)
自分は結婚していますが、周りには独身の人も多いので、彼らを頭に浮かべながら読んでみるとさらに面白いかも^^。
本人は失礼だと思っていないような何気ない一言に深く傷つく35歳。
本書を読んでひとしきり笑った後には、そんな彼らに少しだけ優しくしてあげようと思い、自分にも優しくして欲しいと思う今日この頃。
そう、35歳で独身の人も、結婚している人も、子供がいる人もいない人も。
みんなそれぞれ違った悩みやつらいことがあるんですよね。

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7月後半から8月中旬にかけて、長々とお休みしてしまいました。
ご訪問もできず、コメントをいただいたものには何とかお答えしようと
したのですが、それもできないままズルズルと日にちが経ってしまいました。
それでもご訪問いただいた方々、コメントを頂いた方々には心からお礼申し上げます。

その間、読んだ本がこれ

『夏の災厄』 篠田節子 (文春文庫)


しろねこさんから教えていただいたバイオハザードものです。

本の内容と読みどころについては、しろねこさんのすばらしい記事を是非お読み下さいね。

この本が何より素晴らしかったのは、淡々と出来事を書き連ねる姿勢と、もともと役所に勤めておられたという作者さんの体験が生きているかのような、登場人物達のリアルな行動です。
誰も自分の職を失うようなことはしたくないし、余計なことに首を突っ込みたくはない。
地方都市であれば、周りの知り合いの目も気になるところ。
残業代も限度額を超えてサービス残業になり、これ以上頑張っても何もいいことはないはずなのに、それでも自分の責任の範囲でできることはやっておきたい。

「周りから批判されながらも、逃げることもできずに最前線で行動せざるを得ない人々を描きたかった」
と作者は述べていますが、彼らは自分の仕事の範囲をここまで、と割り切って背中を向けることもできたはず。
残業代が出ないから。
今までに経験のない事態だから。
上に問い合わせたらここまでで良いと言われたから。
いくらでも理由は付けられます。
事実、彼らは様々な立場の人々に働きかけ、何度も断られます。
それでも静観することはできなかった。
そんな彼らの小さな行動の積み重ねが、新しい事実を明らかにし、やがて新型ワクチンの一斉接種につながっていく。
そこにあるのは、仕事に対する責任感かもしれませんし、使命感かもしれません。
でも、最も大きいのは、自分の行動が他人に及ぼす影響を理解する「想像力」ではないでしょうか。
今この仕事を適当にすませてしまったら、その結果何が引き起こされるのか。
それが分かっているか、いないか、ということが彼らの行動の根底にある気がします。

それとは対照的に、決定的な情報を持っていながら、自分には関係のない話と自分の商売にのみ汗を流す人。
また、原因に心当たりがありながら自分たちの保身のみに関心がある人々。
そんな人々のせいで、新型日本脳炎は着々と勢力を拡大していきます。
彼らには他人のことは視野に入っていません。
自分の行動が、自分に対してどのような利益をもたらすか、不利益を回避できるか、ということにしか興味がないのでしょう。
常に他人のことを考えて生きていくことは不可能ですし、自分や自分に近しい人のことが一番大事ですから、自分を含めて誰でもがどちらの立場にも成りうるのだと思います。
そういう意味では、自分に「想像力」があるのかどうか(あまり自信はありませんが^^;)、考えさせてくれる小説でした。



バイオハザードものといっても、生物兵器が出てくるわけでもなく(途中まではほのめかされたりしますが)、一見、とても地味な小説なのですが、非常に面白く読むことができました。
非常に前向きに、医学のためによかれと思って実施された研究。
地方都市の医療レベル向上ために、市長が頭を何度も下げて誘致した大学病院。
コスト削減のため(おそらく真面目に仕事をした結果)安い業者に廃棄物処理を委託してしまった病院事務。
必ずしも悪意のある行動ばかりではなく、善意から行われた行動が不幸にも引き起こしてしまった災厄。
日々の生活から逃れられない、地域医療の最前線にいる人々のわずかな勇気がどのように未知の災厄を克服していくのか。
災厄の正体が徐々に見えてくる中盤からラストへ繋がる展開は圧巻です。


日本脳炎感染のピークは秋。
これからが本番です。
本書を読むのにもっとも適した季節と言えるかもしれません。

最後になりましたが、しろねこさん、面白い本を紹介していただいてありがとうございました。

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