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おおたかの森 星の広場
宇宙・星・花・自然を愛する人、集まれ!

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 土星の写真が撮りたくて、今朝3時30分にベッドを抜け出しベランダへ、CN212カセグレン鏡をセット、東の低空に鈍く光る土星に向けました。ToUcamを起動し、ピント合わせをしていたら、雲の動きが急です。北東の空から積雲の集団が沸き上がってきます。これはたまらんと、しばし雲が通過するのを待つことにしました。しかし、4時を過ぎても雲は消えません。それどころか、どんどん増えてくる様子。しかたなく、望遠鏡にカバーを被せて再度ベッドイン。今朝もやられてしまいした。

 久しぶりの土星でしたが、ずいぶんと環が細くなっていました。まさに、『串刺し』状態の土星でした。土星の環は、地球の軌道面との傾きの違いから、約15年周期で環を真横から眺める位置に来ます。2009年は、その時期に当たります。昔、アメリカの探査機のボイジャーだったかな、環の中を通り抜けました。そのときの測定では、環の厚さは僅か200mしかなかったそうです。ということは、環を真横から見るとき、地球からはH.S.T(ハッブル宇宙望遠鏡)をもってしても絶対に見えなくなるわけです。環の無い土星なんて、めったに見られるものではありませんから、是非とも撮影しておきたいのです。
 遠い昔、まだ高校生だったころにもこんな土星を観察したことがありました。自作の8cm反射鏡で何枚かスケッチしました。「あれから40数年も経っているんだな〜」。視野の中の傾いた土星を見ながら、少年のころの新鮮な驚きを思い出し、感慨深いものがありました。

 ベッドの中で寝付かれぬまま、「さて今日はどう過ごしたら・・」と考えました。すると、昨日テストしたFS60C屈折鏡によるガイドが思い出され、「そうだ、スターベースにFS60CB化キットを買いに行こう」と思いつきました。今日、14日は埼玉県民の日で、職場(学校)は休みです。但し、職員は休みにはなりませんので、予め年休を取ってあります。

 6時30分にベッドを抜け出し、愛犬のビーグル犬、『蘭』(♀)を連れてお散歩。おおたかの森を一周しました。流石に紅葉が進んでいて、秋の深まりが感じられました。

 朝食のとき、妻が「フェルメールが見たい・・」とポツリ。「それじゃ行こうか」と即決。スターベースで買い物をして、上野へ向かうことにしました。

 私は、自宅周辺が市街化することにあまり良い気持ちはしていませんし、鉄道が開通して都心に素早く行けるようになったことも、実はあまり嬉しくありません。昔のままの『市野谷の森』であって欲しいと、いつも思っています。ただ、秋葉原に行くことが便利になったことだけは有難いと思います。矛盾してますよね。この複雑な気持ち、解ってくれますか?。
 午前10時30分過ぎの各駅停車で、11時過ぎにはスターベース。これだけは嬉しい。FS60CB化キットを購入、インド料理の店でランチを食べて、上野に向かいました。

 案の定、美術館は混んでいました。入場まで40分かかりました。無知とは恐ろしいもので、フェルメールの作品だけ展示しているものとばかり思っていたら、17世紀のオランダの絵画が全部で39点展示されていました。しかも、フェルメールの作品はその内7点だけで、一番見たかった『ミルクを注ぐ女』は来ていませんでした。『ワイングラスを持つ娘』や『リュートを調弦する女』『小路』の3点は知っていましたが、あとは初めて見る作品でした。フェルメールの独特の透明感溢れる絵を目の当たりにして、しばらく忘れていた「良いものを見た喜び」を味わうことができ、幸せな気持ちになりました。
 売店で昔の同僚のYTさんに偶然にお会いしました。何年ぶりかでお会いできて、これまた嬉しい限りでした。たまたま持参していたM42とバラ星雲の写真を進呈しました。

 以前行った『ダビンチ展』では、あの『受胎告知』の前に立ち止まることはできませんでした。係員がどんどん歩かせ、しかも一方通行なので、わずか十数秒しか見ることができませんでした。これでは『鑑賞』にはなりません。今回の展示では、自由に戻ることもできるので、何度でも満足するまで鑑賞することができました。主催者の配慮が嬉しかったです。

 ある友人が、ルーブル美術館に行ったとき、沢山の作品の展示が無く、それらが展示されていた場所には「日本で展示中」の張り紙だけがあったそうです。せっかくパリまで行ったのに、さぞやがっかりしたでしょうね。今日のフェルメール展を見て、今頃オランダでは同じ思いをしている人々が居るのだろうなと思いつつ、家路につきました。


 

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    mn3192さん、おはようございます。
    土星撮影は残念でしたがまだまだこれからがシーズンです。
    日中は色々と楽しい事があったご様子で良かったですね。
    スタベでキットご購入・美味しそうなランチ、さらにはフェルメール展ご観賞と有意義な一日だったのではないでしょうか?
    私は画才も何も無いので昔子供の時住んでいた倉敷の大原美術館でピカソの絵を見たことくらいしか覚えがありません。><;
    今日はお天気下り坂。星見はちょっとおあずけのようです。

    デスラー

    2008/11/15(土) 午前 10:08

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    デスラーさん、こんにちは。
    もしかして、デスラーさんはALPOに画像を報告していらっしゃいませんか?。しばしば美しい木星の画像を拝見させていただいております。実は、40年前、ALPOの前身の『月面惑星研究会』に名前を連ねておりまして、創設者のH氏宅にもお邪魔したことがあります。私も、木星が好きでよく撮影します。これからもきれいな木星像を見せてください。
    群馬県といえば、思い出されるのが、高2のときに行った野反湖の星空と、ペルセ群です。漆黒の空にクッキリとかかった天の川と、まるで花火大会のような流星の乱舞に息を呑みまくっていました。いつかまた野反湖に機材を担いで行きたいものです。

    mn3192

    2008/11/15(土) 午前 11:31

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    mn3192さん、こんにちは。
    仰るとおり無謀にもALPOに報告させていただいております。
    入会はしておりませんが...
    すると・・・mn3192さんは大先輩ではありませんか!!
    大変失礼いたしました。 m−−m
    ALPOはベテランの方々や海外の方の高解像な画像には足元にも及びませんが修行のつもりでチャレンジしています。

    こちらは自然には恵まれております。
    野反湖は暗くて良い空ですね。
    最近行っておりませんが今も変わらず良い環境だと思います。
    また機会ございましたら是非お出掛け下さいませ。

    デスラー

    2008/11/15(土) 午後 2:47

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    デスラーさん、私がメンバーだったころは5〜6人の小さな研究会だったのです。また、主要メンバーの方が急死されたりして、会の活動は停滞していた時期だったと思います。私も、大学受験などあって会から離れてしまいました。僅か1年ほどの短い期間でしたので、自慢にも何もなりません。Hirabayashi会長さん、申し訳ありませんでした。m(..)m

    mn3192

    2008/11/16(日) 午前 10:43

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    今週の休みは天気に恵まれず星が見えなくてがっかりですね。私達も15日の夜から「ぐんま天文台」に行き望遠鏡の講習を受けて来ましたが残念ながら雨でした。フェルメールにご夫婦で美術館に行かれて羨ましいです〜。主人は絵を見るのは嫌いではなさそうですが、一度マチスの絵画(金魚)を観に行った時に人の山で非常に疲れたようで、それ以来一緒には行ってないです。でも、人気のある画家の作品は本当にいつも混んでますね・・・ゆっくり観たいものです。私は大学時代、美術学部でしたので学生の頃はよく友達と平日に美術館に行ってました。(京都市の美術館でしたが)ぐるぐる周り放題でした(笑)もしかするとマイナーな画家だったかも。 oinun嫁

    おいぬん

    2008/11/16(日) 午後 3:00

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    oinun嫁さん、そうですか、画学生だったのですね。しかも京都で。もしかして、私の友人(というより妻の友人)に京都の大学で絵の先生(テンペラが専門)をされていたUshijima Yshihiroさんという人がいらっしゃいましたが、今は故郷の熊本で制作活動をされています。ご存知でしょうか?。
    我が家に、彼の作品が1点だけありますが、抽象画なので何が描かれているのか、私には解りません。
    絵は、見るのは好きですよ。描くのも好きだけれど、最近はまったくやりません。どこかに行って、気が向いたときだけ、スケッチに水彩でチョコッとね。

    mn3192

    2008/11/16(日) 午後 4:03

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    京都の美大はいくつかあり美術学部の中でも洋画・日本画・版画・建築・グラフィック・・などと専攻が色々ありまして、その中でも私の専攻ははテキスタイルデザイン(染色・特に3.4年生時は着物のデザイン染)でした。道具や画材は変わりますがどの分野も根本的な基礎はデッサン・スケッチなど絵を描くことは基本です。Ushijima Yshihiro様は、わたくしは存じ上げませんが洋画の学生であれば、みなさんご存知かと思います。有名な染色作家でお世話になった方と言えば、もうお亡くなりになられましたが「人間国宝・羽田登喜男 先生」の染色工房で2週間ばかり学外実習を受けました。かなり厳しい世界でした。最近は全く絵を描いてませんがたまには描こうかなあ・・・。染めは工房がないとちょっと出来ないんです(泣)

    おいぬん

    2008/11/16(日) 午後 4:38

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    oinun嫁さん、染色がご専門なんですか。染物は魅力的です。益子に藍染のKusakada先生がいらっしゃいます。何度か工房にお邪魔したことがありますが、藍染のような伝統工芸もいいですね。

    mn3192

    2008/11/16(日) 午後 9:36

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