しばらく続いていた梅雨空がようやく晴れました。一週間ぶりの木星です。しかし上空の気流は改善していませんでした。
第一衛星のイオと第二衛星のエウロパが見えています。
名中を過ぎるとシーイングは余計悪くなりました。梅雨明けが俟たれる今日この頃です。 |
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6月19日、毎朝の散歩コースの途中で冨士山が見える場所があります。冬の晴天時なら大概見えるのですが、夏季にはほとんど見えません。空気の透明度が夏になると悪くなるからです。
ところが今朝は大変珍しいことに、富士山が冬季よりもくっきりと見えました。
この時期としては珍しいことがもう一つ。ご覧のように、山頂部(8合目以上?)に雪が残っています。先週の冷たい雨が山頂部では雪だったことがわかります。 流山市から富士山までの直線距離はおよそ100㎞。通常、視程が50㎞を超えると異常視程と呼ばれるようですが、100㎞先の山がこれほどくっきり見えるということは「超異常視程」ということでしょうか。
昨夜の木星がいつもよりとびきり明るく見えたのも空気が澄んでいたからでしょう。ただ望遠鏡を向けると滅茶苦茶なシーイングで、撮影意欲が全く起きませんでした。この透明度が今夜まで続き、シーイングが良いことを祈っています。
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6月9日、梅雨の中休みの素晴らしく快晴の一日でした。夜になっても一片の雲もない、梅雨の最中とも思えない好天です。やや南西の風が強かったのですが、夜半頃には弱まって、月面・木星・土星の撮影ができました。
肝心なシーイングは昨日よりわずかに良くなったぐらいで、まだまだといったところでした。
月面のチィコブラーヘ周辺です。
コペルニクスからアペニン山脈周辺。 雨の海西部。 木星です。 大赤斑周辺は激しく変化しているようです。5月18日に撮影した画像と比較してください。大赤斑西側(画像左側)SEBが激しく変化しているのが認められます。
5月18日の画像です。
いかがですか?。このような変化を観察するのが木星撮影のだいご味ではないでしょうか。これからもどんどん変化するはずです。どうなっていくのか興味津々ですね。 撤収前に、まだ高度は低いけど土星も撮影しておきました。
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