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日本語学習熱と中国語

 ちょっと前ですが、3月30日(火)の新聞に、中国政府とNZ側のコーディネート団体の協力の下、中国語が学校の外国語選択科目として導入されるよう、8人の20代の中国人ネイティブスピーカー(何故か全員女性)が、新たに教室にフレッシュな空気を入れるという名目で、NZに派遣されたそうです。現在のところ、NZ国内全体で150人ほどの中国語アシスタント教師が働いているそうですが、新聞記事で初めて知ったことなので、詳細についてはよく分かりませんが、中国側の団体と、その団体とタイアップしているNZ側の団体の関係からいって(金銭的な援助のことなど)、多分現在私の参加するプログラムの中国語バージョンかな?という気がします。
この新聞記事によれば、現在NZ国内のSecondary School(中学・高校→NZにおける外国語学習者の最も多い年齢層)における中国語学習者は約2000人(近い将来5000人には増やそうという思惑があるそうです)だそうで、一方で、フランス語は約27000人、日本語は約17500人というデーターが出ています。つまりは、中国語については外国語選択科目としてはまだそれほど認知度は高くないといったところのようです。しかし、去年オークランドの日本語教師会に参加させて頂いたときにも聞いた話しですが、“中国語・中国”の勢いというものについては少なからずあるようです。また、NZではもともと移民政策には積極的な部分があったからなのか、Secondary Schoolには日本的にいう校務分掌の一つに“International Students部門”という分掌があります。諸外国にはたいがいある分掌ですよね。つまりは、長期滞在の外国人生徒の授業やホームステイなどの世話をする分掌なのでしょう。そして、このInternational Studentsのアジアンマーケットとして特に注目されているのは何と言っても日本より、“中国・韓国”なのです。確かに、勤務校内や日本語授業等を見渡してみて、明らかに中国人・韓国人の生徒が多いことは事実です。性格・授業態度等を取ってみても、“几帳面でまじめ”という生徒が多いです。会話やライティングなどの各種assessmentなどに関しても積極的な生徒が多いです。また、先月の新聞には、NZへ来る移民の中ではこれまではイギリス人が最も多かったようですが、今は中国人の方が多いという記事も掲載されていました。町中やちょっとした出先でも、私自身が真っ先に話しかけられる言葉は日本語ではなく中国語なのです。
現在のところ、NZ国内における日本語学習者は若干減り気味だといわれています。それには、こうした情勢的な部分が多少は影響しているのかもしれません。ただし、これから数年先どのような状況になるかは未知の部分が多いと思います。NZの生徒は“ひらがな・カタカナ”の習得は比較的早いものの、色々読み方の変わる“漢字”については難色を示す場合が多いのです。また、一つの言語の中に3つの表記があるというある意味特異な日本語であっても、いわゆる“日本びいき”という観念は少なからずあると思います。日本の誇る“伝統的な文化”、“ポップカルチャー”、“物の良さ”など、それぞれに惹かれ、そしてそれを出来るだけ多くの人に紹介しようとする人たちの努力はかなりあると思います。自分がネイティブスピーカーとして少しでも役に立っているかどうか?厳しさと、甘さのバランスに悩みながらも、“私にいてもらって良かった”と思われるよう努めていきたいと思います。

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KSでも日本語より中国語のほうが将来役に立つという考えが強いです。私は県と州の招き?でここにいますが、中国語とアラビア語の先生は国の招きで教えています。生徒を見るとやはり日本語はアニメやゲームがきっかけで将来もその方向へと言う感じですが、中国・アラビア語の生徒はビジネスに役立つからと話していたのが印象的でした。

2010/4/5(月) 午前 5:47 [ countess ]

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研修時の発表でも扱いましたが、全世界的に中国語のニーズはぐんぐん増えています。仕事で使うことを考えたら、日本語より中国語が出来た方が役立つことが多いのでしょうね。これだけMade in Chinaであふれていることを考えれば、不思議はないですよね。

2010/4/5(月) 午前 11:05 [ ふみちゅか ]

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Aucklandのいわゆるトップ校といわれている高校では、アジアの言語として日本語を選択科目の一つとしている高校がが多いですが、クライストチャーチや、首都のwellingtonでは一部、アジア言語として日本語の代わりに中国語を選択科目として設定する高校もあるようです。両方共存というのは難しいのでしょうかね。

2010/4/5(月) 午後 2:24 [ 折り紙・ワイン大好き ]

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そうそう、それからバブルの頃は日本語学習者がフランス語を抜いてトップに躍り出たこともあったと聞いたのを思い出しました。やっぱり経済的な勢いというのはかなり影響するのですね。

2010/4/5(月) 午後 2:30 [ 折り紙・ワイン大好き ]

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へ〜そうなんですか!
アリスは日本語が1番人気です。
次が中国語です。
でも、これも「今のところ」なのかもしれません。

2010/4/7(水) 午後 8:26 [ のぶこ ]

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日本語か中国語か……韓国では今半々のようです。韓国の本屋さんにも、日本語と中国語の本が同じくらい(日本語の方が少し多いかな?)置いてあります。隣国に関心を持つ態度、日本でももっとあってもいいと思うのですが……。

2010/4/11(日) 午後 2:50 [ みずたまなびや ]


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