もっちょの小部屋

今後について思案中(仮閉鎖)

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第二話

「着ないの?」
 一仕事終えた、とばかりにメーテルがふぅとため息をつくと、入り口から声がしたので、メーテルは音がしそうな位、縮み上がって驚いていた。

(だ、誰もいないと思っていたのに!!)

 仮にも元戦闘のプロ。
 この自分が人の気配に気付かないなんて!
 でも無理もない。
 相当考え込んでいたのだから。

 メーテルは真っ赤になって、いっぱいいっぱいになりながら、まずい所を見られたと思った。
よりによって、一番見られたくない人に見られた。
メーテルは、とにかく誤魔化そうと考えた。

「ななな、何の事だ?」

 明らかに動揺している自分の声に、メーテルは泣きそうになった。
 これでは誤魔化しているのではなく、何かありますよ、と言っているのも同然だった。

 「………」
 責める訳でもなく、茶化される訳でもなく、ただただじっと見つめる視線。

 メーテルの頬は焼けるように熱くなった。

 「………」
 
 ズカ、ズカ、ズカ。
 
 その人が、無言で部屋の中に入ってくる。
 けれど、メーテルは、入ってくるなとは決して言えなかった。

 逆に何を言われるのだろう、とびくびくしながら怯えていると、その人はメーテルの目の前にあるクローゼットの引き出しを、一気に引き抜いたのだった。

(あああ…!!!)

 予想外の事に、メーテルは今にも叫びたいのを、手で口を覆って声を押し殺してじっと我慢した。

 だが、次の瞬間、クローゼットの中身が床にぶちまけられるに至って、とうとう観念したのだった。

 メーテルは燃え尽きたかのように、肩を落とした。

 「いい加減に着たら?こんなに溜まってるんだし?」
 
 その人は決してメーテルを責めている訳ではない。
 
 「ノートンの味方をするのも癪だけどさ」
 
 ベイリーはいつまで経っても変わらない母メーテルの態度に、心から呆れ果てているのだった。

 (第三話に続く)


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閉じる コメント(2)

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着ないなら毎年買わなくてもいいのにぃぃ

2007/9/4(火) 午後 11:26 cri**s091*

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クライシスさん
そこがノートンというかなんというか^^;
読み進めば理由が見えてきますので、どうか宜しくお願いします☆

2007/9/8(土) 午後 6:18 もっちょ


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