散歩のついでにBlog

憂鬱な日曜日です。公園のカタクリが盗掘されていました。

赤い新芽にはわけがある?

キクザキイチゲの記事を書いている時でした。
そういえば、23日の撮影時に16日に比べ、生き生きとしているな。
と感じたことを思い出し、写真を見比べたのです。

すると、16日は葉が赤っぽく、23日は緑の葉が多くなっていました。
そして赤い葉は、水不足の鉢花のようにしおれた感じ。
だから、弱々しく、元気なさげに見えたのでした。

春先には、真っ赤な新芽が多く見られます。
目立つのはオオウバユリ、カタクリ、そして庭ではチューリップなどです。
この赤い芽、20年以上毎年見ていたのに、今になって急に気になりました。


で、ざっと調べたところ、
「赤」くなるのは「アントシアニン」という色素が原因です。
出たばかりの芽には「緑」の元になる「クロロフィル」がまだ少ないため、
赤く見え、次第にクロロフィルが増えて、アントシアニンが減り緑になる。
ということのようです。
では、なぜアントシアニンが多いのか?
新芽はクロロフィルも少なく、紫外線に弱いので
アントシアニンが紫外線から防御している。ってことのようです。
  ※参考「植物の新芽が赤い色をしていることがあるのは何故か?
  ※ついでに言えば、クロロフィルの生成には日光が必要なのだろうか?
    たとえば、「もやし」の豆部分は黄色いとか、大豆の双葉も最初は黄色い。

赤い新芽が葉っぱを広げるまでを振り返ると、
カタクリやチューリップの新芽は赤く、芽が上へ伸びてる最中も赤いままです。
例えば
あいの里街中カタクリ探しの旅2017」で使ったチューリップの芽生え

あいの里街中カタクリ探しの旅2017」よりチューリップの芽生え
周囲の薄い緑の芽はスイセンの芽生え

写真のように、葉の裏だけでなく表(巻いた葉の内側)も真っ赤です。

同記事のカタクリの新芽も

あいの里街中カタクリ探しの旅2017」よりカタクリの芽生え

やはり真っ赤です。

そして、十分に伸びたカタクリの芽が開き始める頃には、

サイタ、サイタ...カタクリ」より、開き始めたカタクリの芽生え

葉の表裏(内側と外側)で色が違います。
裏側は強い赤味が残っていますが、表側はほぼ緑になっています。

チューリップも、芽が上へ伸びる間は「赤」いですが、
開いて広がった葉は「緑」になっています。

芽(葉)が立ち上がった状態で成長すると、葉が開いた状態に比べ、日光が斜めに当たります。
紫外線対策ということで考えれば、葉の面積当たりに受ける紫外線の量を減らすことができるので、「紫外線防御」効果を補っていると想像することもできます。

早春の植物は、他の植物が葉を広げる前にできるだけ多くの日の光を浴びて生き残る戦略です。芽を出したら、一刻も早く葉を広げ、少しでも多くの光を浴びたいでしょう。

多くの光を浴びるためには、葉はできるだけ大きい方が良い。
でも、葉をゆっくりと広げていたのでは、他の植物に負けてしまう。
一方、短期間で葉を大きくすると、葉緑素の生産が間に合わず、紫外線のダメージをより多く受けるので採算が合わない。

だから、ダメージを減じ、かつ、できるだけ早く大きな葉を広げるために選んだのだろうと、彼らの生き残り戦略を妄想してみたりします(^^♪。

例えば、カタクリやチューリップの場合を妄想すると、

芽を出した直後は葉を(横に)広げません。
上に伸びながら、葉を丸めたまま幅を広げ、急速に面積を増やします。

立ち上がった状態なので、面積当たりの紫外線を少なくすることができます。
また、光が当たるのは葉の裏側です。
ここは赤いままにすることで、葉の表側の充実に専念することもできるでしょう。

こんな時間稼ぎをしながら、葉の表側(芽の内側)では
フル回転でクロロフィル=葉緑素を作る。
十分な葉緑素ができ、表が緑になったら葉を広げ、陽射しをいっぱいに浴びる。

なんてストーリーを考えることができそうです。

そんな具合に考えると、赤い新芽が上へ伸びるナナカマドも似たような戦略なのかもしれません。

あいの里(公園)生き物 Log 170423」よりナナカマドの葉の芽生え


でも最初に疑問を感じたキクザキイチゲは、カタクリなどと葉の広げ方が違います。
芽生えを見ることができませんでしたが、芽生えに気付かない状態から、1週間で「赤い葉」を広げていました。

キクザキイチゲも満開!」より赤い葉と緑の葉
赤い葉は、緑の葉と比べると水切れでしなっとしているように見えます。
もしかすると、葉をピーンと張らずに、しなっとさせることで、紫外線を受ける面積を減らしてダメージをしのいでいるのかな。なんて思ったりします。
同じ赤い葉でも、植物により紫外線対策の手段がちがうのでしょうね。

ということで、これから「赤い芽」や「赤い新葉」を見つけたら、
どんなストーリーが隠されているのか考える楽しみができました。


でもね、例えば水仙やクロッカス。そしてアサツキ。
これらの庭の花・野菜は雪の下で芽を出し、雪が消えると黄色い芽が現れます。
  ※一枚目の写真で赤いチューリップの周りに薄緑のスイセンの芽が生えている
光が当たるようになると、次第に緑に変わります。

彼らは、紫外線のダメージをどうやってしのいでいるのでしょう?
という、新たな疑問が芽生えてしまいました。
これはどうやって調べたらよいのでしょう?

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