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 Jリーグは終わっても様々なサッカーイベントが目白押しのこの季節!今回は先日のクラブワールドカップについて書いてみます。



 マッチレポートなどにはしませんでしたが、全6試合すべてチェックし、そのうち「全北vsクラブアメリカ」のカードはコクリツで観戦してきました。レベルや知名度の差、モチベーションや日程など色々と意見はあったようですが、純粋に、各大陸の王者同士の勝負を我が日本で観られることには感謝しましょう。これは間違いなく素晴らしいこと。今はまだイメージしにくい部分が大きいでしょうが、将来的には国同士のワールドカップと同等の権威を持つようになっていくべき大会です。運営のノウハウや資金面でこのような大会を開催出来る国は世界広しと言えども限られていますが、今後も日本で開催されていくのが濃厚なのは本当に嬉しいことです。



 さて、今大会はバルセロナを倒してインテルナシオナルが優勝を飾りました。ロナウジーニョ選手の得意のプレーエリアをチーム全体で消していたインテルの守備が勝因だと思います。

 また、ヨーロッパと南米の壁を他のチームが破れるかがひとつの焦点になっていましたが、今回もそれは難しかったようですね。例えば…全北とクラブアメリカを生で観ましたが、1−0という得点差以上にサッカーの質には結構大きな差があったように感じました。クラブアメリカの余裕チャンス時に全員の意識が一致する攻撃は全北を確実に上回るもの。ここでまず中米とアジアの差を感じました。ところがそのクラブアメリカを簡単に倒したバルセロナを観たら、やはりヨーロッパが抜きん出ていると感じます。もちろん1試合で判断することは危険ですが、全大陸間のレベルが拮抗しているとは言い難いでしょう。しかしそのせいでこの大会の意義が薄れるわけではありません。来年はぜひ2強を倒すチームが出てきてほしい。



 このように試合自体は楽しむことができたのですが、その周りにおいては気になる点がありました。それをいくつか挙げてみます。


バルセロナやロナウジーニョ選手に偏った盛り上げ・報道


 今大会注目度ダントツナンバーワンだったのはバルセロナであり、ロナウジーニョ選手でした。現在世界最高のチームと称されていますし、また世界最高の選手です。したがって注目しない方が不自然でしょう。それはそれでよいのですが、しかし注目が度を越えて偏りになってはいけません。私の中では、優勝を逃した夜のスポーツニュースや翌日のスポーツ紙の報道の仕方が特に気になりました。どこもバルセロナが負けたことをトップにしていて、インテルの話題はその次。いくら注目度が高いとはいえ、優勝チームを差し置いてしまうのは少し行き過ぎているのではと感じました。こんな報道をしていては、1年経ったらこの大会の優勝チームがインテルだったということが忘れられてしまうのでは。もっと優勝したインテルを取り上げてほしい。そうでなければ単に「バルセロナが参加した大会」で終わってしまい、この大会の発展にはつながらないように思えます。

 2年前までのトヨタカップだったらそれでもよかったかもしれません。しかし、それを拡大して世界一のクラブを決めようとする大会へ生まれ変わり、まだ歩き出したに過ぎないのですから、それを浸透させていく責務が開催国である我々日本にはあると思います。自分たちだけ(日本だけ)盛り上げられれば良いと考えるのではなく、全世界へ向けて的確に発信していくべきです。上にも書きましたが、後々はワールドカップと同等の、もしかしたらそれ以上の権威を持つべき大会。そう考えた時に、今回のような報道を続けていてよいのでしょうか。


実況


 上の話にも含まれますが、試合の実況にも気になりました。これは先日の世界バレーにおいても同じようなことが言えましたが、度々騒々しい実況。いたずらに修飾語を付けたりひとりでテンションが上がっていたり…。また、実況とはしたものの、実際には解説らしきものまでしていました。解説者に対しては「〜ですよね?」、「〜じゃないですか?」と同意を求めるように話しかけています。そのようなことの前に、もっと試合で起こっていることを正確に伝えてほしい。集めたデータ資料を紹介することやどのようにして盛り上げようとするかばかりが頭にあって、選手の名前や審判の判定を何度も間違って伝えているのでは実況として本末転倒です。


チケット


 これは運営面で仕方ないことなのかもしれませんが、チケット代が高い。1回戦と5位決定戦は2000〜7000円で割と安いと感じられますが、準決勝では7000円でやっと一番安い席です。3位決定戦&決勝になると最も安くて9000円で、一番高い席では30000円になります。これは1枚で3位決定戦と決勝の2試合を観戦でき、そう考えれば準決勝より割安ですが、4500円では1試合観られないようです。まぁ世界大会ですし経営上の事情はわからないので一方的に安くしろとは言えない部分はあります。観られるだけでも幸せなことでしょう。

 しかしここで私が言いたいのは、将来の夢のためや純粋に良いものを見せるという意味で子どもたちには近くで見せてあげたいということ。決勝を見ようと思っても、9000円は高校生がなかなかポンと出せる額ではありません。小中学生は保護者との観戦が多いでしょうが、そうなると最低18000円掛かります。せっかく素晴らしいチームや選手が日本に来ているのに金銭面で子どもたちから遠い存在になっていてはもったいない。

 そこで無茶を承知で提案したいのは、小中学生のための無料席枠を設けるということ。こういうところに例えばtotoの利益を使ってほしいし、オールスターのMVPの副賞(自動車)の分だけでもたくさんの子どもが決勝を観戦できるのではないでしょうか。もちろん多額の費用が必要でしょうが、日本で開催されているうちにそのような活動をアピールして世界に広まっていけば素晴らしいと思います。


ヨーロッパと南米の準決勝からの参加


 これは日程面の話にもなりますが、現在の6チームによるノックアウト方式はどうしても大会として好ましくないと感じます。大陸間のレベル差を考慮したりこれまでの参加を買ってヨーロッパと南米はシードとなっているのでしょうが、真の世界一を決めようとするのならノックアウト方式でシードチームがあるのは不自然でしょう。レベル差を考えてなら、2強を別の山に分けることはしても、せめてその山の中での3チームによる抽選はしてほしかった。まぁこれでもおかしな形なのですが。

 理想を言えば6チームによるリーグ戦が最も適しているだろうし、消化試合を避けたいなら3チームずつのリーグ戦で順位をつけてそれぞれの順位同士で決勝、3位決定戦、5位決定戦を行う方が良いと思います。これくらいのことは運営側も十分考えているのでしょうが、やはり日程の確保が難しいのでしょう。ヨーロッパなどはまさにシーズン中で大変なのはわかりますが、でも本当に世界一を決めようと思ったら今のように1週間くらいで済ませているのでは寂しい。

 また、開催国枠に関しては議論の余地はあると思います。開催国としてのメリットとして設けるという意見もアリでしょうし、逆に、仮にそのチームが優勝した場合は果たして真の世界一のチームと言えるのだろうかという観点も必要です。



 注文が多くなってしまいましたが、さらにひとつ。やはり日本のチームの姿が見たい!!日本で開催されているのにどこか寂しい、盛り上がらない思いをしている方の多くは日本のチームがいないからではないでしょうか。もちろんサッカー自体が好きならどんな試合であろうと楽しめると思いますが、そこに自国のチームがいるかいないかは大きな要素であることは確かでしょう。次回大会出場を懸けて、来年は浦和レッズ川崎フロンターレがアジアチャンピオンズリーグを戦います。この2チームが決勝で顔を合わせるくらいの活躍を期待しましょう!

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サッカーのことを良く分からない私がコメントするのは、ちょっと勇気のいることですが、バルセロナの華麗なパスワークも、それだけでは勝てないと感じた決勝戦でした。世界一のパスワークもどこかで徹底的に中断されるとしたら、自ら突破して大きく前に突き進めれるストレートな強さも重要だと感じてみていました。来年の日本の2チームがどこまで行けるか、今後の活躍に期待したと思います。

2006/12/21(木) 午後 11:50 roseloveandpeace

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roseさん→勇気を出してコメントしていただきありがとうございます!でもそんな構えないでくださいね。もっともらしく書いていますが私だって所詮いちサッカーファンに過ぎないんですから(笑)決勝戦についてはおっしゃるとおりだと思います。パスゲームならバルサはダントツで世界一かもしれませんが、あの試合に限って言えば突破力は物足りなかったと感じます。その点で、ひとりで複数のDFを引きずりながらドリブル突破できるメッシ選手の存在感は大きいでしょうね。ケガで見られなかったのが残念です。

2006/12/22(金) 午後 0:24 エムオー

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ブラジルの底力に痺れました。確かにタレントではバルサが上なのでしょうが,インテルの選手一人一人が勝つために自分が何をすべきかを忠実に実行してバルサのいいところを封じてしまったように思います。ロナウジーニョへのマークも激しいのではなく,いやらしい距離感で自由に仕事をさせず巧みだったと思います。途中ジュリか誰かを軽くあしらったようにボール扱いでも負けてはいないのですが,そこにはしらないところに強さを感じました

2006/12/26(火) 午前 1:20 てじゃん

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てじゃんさん→確かにブラジルの奥深さを改めて知った一戦でした。個人としてもチームとしても「サッカーのやり方」を心得ていますよね。ロナウジーニョをマークするのも、練習はしたかもしれませんが、それよりも自分たちの能力や状況から応用なり変化なりさせていたように見えます。ここがブラジルの強さだと感じます。この話は機会を見つけて詳しく記事にしてみようかと思います。要は「実践力」と「実戦力」。インテルに限らず、南米のチームはヨーロッパのトップリーグやチャンピオンズリーグに出ても優秀な成績を出すと思います!

2006/12/26(火) 午後 1:02 エムオー


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