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盤質のチェックも兼ねて昨日聴いたレコードです。 先ず、ブラウン・ローチ・クィンテットですが、一般的に出回っているものとは違い10インチ盤です。曲は Delilah, Parisian Thoroughfare, Daahoud, Joy Springと Darn That Dreamの5曲です。 通常の12インチLP盤と比べて音が分厚いような気がします。 裏ジャケットはもちろんブルーバックのオリジナルものですが、ウォーター・ダメージでジャケットの下の方がふやけています。 さて、お次は大好きなリー・モーガンのライトハウスでのライブ。 鬼嫁にぶっ殺される少し前の録音ですが、それまでのカリプソ、ラテンっぽい演奏からは想像も出来ないネオ・ハードバップの一枚で、後にハービー・ハンコックのバンドで花開くベニー・モウピンを従えて凄まじいジャズを聴かせてくれ、ミュージック・インクのチャールズ・トリバーも真っ青なブラック・ジャズ炸裂という作品です。まさに興奮の坩堝。 続きましてはアメリカのマイナー・レーベル、Dauntlessから63年に出されてたサル・サルバドールの You Ain't Heard Nothin' Yet!という作品。15人程度の大編成の演奏で12曲中2曲には女性ボーカルも含まれています。 サルはベツレヘム辺りにも良質な作品を何枚か残していますがここでの聴きものはなんといってもチャーリー・マリアーノの官能的なテナーに尽きると思います。サルとマリアーノを含むホーン陣との掛け合いは痛快です。また若き日のジョー・ファレルも同じテナーでアンサンブルに貢献しています。 もう一枚はフォーク・ロックのフィービー・スノウ。あれっと思われる方もいらっしゃいますが、そうです、国内盤のジャケットには大ヒットしたサンフランシスコ・ベイ・ブルースに因んでジャケットの左下にサンフランシスコ橋が描かれていますがオリジナル盤には描かれていません。デビュー当時はシンプルなベースのみのバックにフィービーの弾き語りのサンフランシスコ・ベイ・ブルースが話題となりヒットしましたが、ご存知でしたか? このベースはビル・エバンスのバンドで活躍したチャック・イスラエルです。それに9曲中3曲にはなんとズート・シムズが参加しており、そのうち一曲にはテディ・ウィルソンが流麗なピアノを弾いています。もちろんズートのテナーが流れ出すと曲に厚みが加わり、幅が広がり素晴らしいものに一変するのがわかります。そう考えたらフィービー・スノウっていうのは凄いデビューを飾ったんだな、と関心しきりです。 |

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「You Ain't Heard Nothin' Yet」は映画「ジョルスン物語」の中の名セリフです、イラストレイターの和田誠さんの本「お楽しみはこれからだ」はこれからとっています、チャーリー・マリアーノーは先日BSで渡辺貞夫さんとの40年ぶりにコンサートが放送されました。フィービ・スノウの輸入盤にも橋はないですね、この記事で初めて気が付きました。このレコードもよく聞きました。TBさせていただきます。
2006/3/8(水) 午前 9:26
TBありがとうございます。日本のレコード会社はジャケットを差し替えたりしますからときどき別物かと思ったりする作品もありますね。でも、それを言えば米ジャズのヨーロッパ・プレスってジャケットの差し替えがすごい。逆に日本ではオリジナルそっくりだったり。あ〜、こんがらがる。
2006/3/9(木) 午前 1:20