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たこ焼き屋のおばちゃんが「たこが二個入っていたらサービスだよ」とか八百屋のおばちゃんが「はい、おつり9千5百万円」っていうのは関西では当たり前のやりとりだ。 だからか、私も話をするにせよ行動するにせよ昔から常にウケを狙っていた。 人口の7割以上が吉本の芸人のような関西で生まれ育ったら人を笑わせよう、笑わせようとするのは身についた自然な行動なのかも知れない。 事実、関西にいたら、どこまでが本気か冗談か、ときどきその境がわからなくなるときさえあるから怖い。 ところが関東ではウケ狙いが通用しないことがよくある。 こちらの人達は実にクールで紳士だ。冷たい視線が飛ぶことさえある。 さて、プロ野球も開幕戦に向けていよいよオープン戦が始まった。 昨年も我が阪神タイガースを応援する為に数回横浜スタジアムに足を運んだわけでありまして。 こちらのファンの応援、特に横浜ベイスターズ側の応援は実に大人しい。 相手チームがファインプレーをすると驚くことに拍手をしたりする。 フェアプレイの精神からしたらそれはそれで当たり前かも知れないが、こと甲子園ではまったく違う。 守っている相手チームの選手に対しては「落とせ〜」、「こけろ〜」というヤジが自然のように飛ぶ。 実際にボールを落としたりしたらドえらい騒ぎになり「ワーッ」という大歓声が上がるのはいうまでもない。 先日のオリンピックの男子フィギュアのフリーの演技で羽生選手の後に滑ったパトリック・チャン選手に「こけろ〜」とテレビに向かって深夜にも拘わらず、思わず口走ったら、そのとおり見事に転んでしまった。 恥ずかしながら私にはフェアプレイの精神やオリンピック精神はないようだ。 若い頃、甲子園球場で観戦した阪神対巨人戦。 ピッチャーはタイガースの天敵だった、巨人の悪太郎の異名を持つ堀内。 堀内に対して、後ろの方から酔っ払った名もなきおじちゃんが「ほりうち〜、首にセミが止まってるぞー」という痛烈なヤジ。 今は除去されたようだが首に大きなホクロがあったので、周りにいた人達、私も含めてどっと噴出して笑ってしまったのを今でも鮮明に覚えてる。 さて、今年も巨人はFAで大竹、片岡や井端選手を獲得、さらにパワーアップしたようにも思える。 対する阪神は中村GMの肝入りで入団したゴメスが怪我で調整が遅れているようだ。 今年も外人の大砲には期待出来なさそうだ。 中村GMも和田監督も千葉出身だから受け答えも実にクールで関西風のジョークは通用しそうにない。 |
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