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「レコード・バイヤーズ・グラフィティ」という、本屋さんの棚の中でも一際目立つ本を買った。 いわゆる衝動買いであって、レコードをジャケ買いするのと同じ感覚で買ってしまった。 ただ、レコード・バイヤーズというタイトルから、ある程度の察しはついていた。 良くは知らないが、Grooveというフリー・ソウルやDJ関連の雑誌に掲載されていたか、その関係のレコード・ショップのオーナー諸氏の記事であったり、インタビュー、relaxという雑誌に掲載されていたコラムからの抜粋だったりする。 フリー・ソウルやソウル、ヒップホップ、和もの、ソフト・ポップス等が主流のいくつかの店のあれやこれやの話が主に掲載されていて、いわゆる裏話であったりもする。 レコードの買い方、売り方も店に依って異なったりするので興味深い面が多くある。 うちの店とは色合いが異なる品揃えだったりするから違った視点で読めるから実に面白い。 あるレコード店のオーナーさんは海外買い付けに「二ヶ月に一回ペース」で行くそうだ。 毎日ウエブ・ショップに15枚アップするようにしているので二ヶ月で750枚ぐらい必要になるそうだ。 私のところなんぞは一日にアップ出来るのはせいぜい5〜6枚だから一人で15枚アップするというのは私からすれば驚異的な枚数だ。 それに店を閉めて、そんなに長く、多く海外に買い付けに行く勇気も無い。 そもそも、うちの店に関しては店が小さいので、大量に並べるスペースもない。 お相撲さんには悪いが、うちには入れない。 また、仮に大量のレコードを扱えたにしても、良く知られているチェーン店などと同じことをしても絶対に勝てっこない。 その分、うちの場合は私の笑顔と、一枚一枚の盤質チェックには力を入れるようにしている。 私が買う立場だったら、こうであったらいいな、を基本に、盤質に関してウエブ上ではVG+とかのシンプルな表示は排除し、実際に耳で聴いた感想を並べるようにしている。 時間に関して言えば、私なんぞはずっとレコードを回してたら気分が悪くなってくるので新聞を広げたり、雑誌を読んだり、コーヒーを飲みに行ったりで気分転換も必要。 また、お客さんが店内にいて盤質チェックが出来ないことも多々あるし、ネット販売で売れたレコードの梱包なども必死のパッチでやってるから時間はいくらあっても足りないから帰宅はいつも午前さん。 また、紙面に載ってるあるオーナーさんは「コレクター的に見えるような集め方をする時もないですけど、「レコード・コレクターズ」誌の「コレクター紳士録」に載ってらっしゃる人たちとは、考え方や趣味の方向性がずいぶん違うんだな、と感じます。ボクはレコードをかわいがっていますけど、決してそこまで大事にしているわけでもない。 聴いているうちにレコードが朽ちてしまってもしょうがないと思っている部分があります。 好きなレコードほどよく聴くわけで、その結果、劣化するのはかまわないっていう気もするんです。」とあったりする。 そもそもレコードの集め方は人様々で、扱い方も若干違ったりする。 聴く方法は同じであっても、使っているプレーヤーがオートマであったり、カートリッジやアンプ、スピーカー、ケーブルがみんな違うわけだから再生音も当然違ってくる。 クリーニングの仕方に関しても人それぞれだろう。 レコードに良くないからといってビニールの外袋は要らないというお客さんもいるし、中袋は全部紙製に取っ替えてるという方もいらっしゃる。 必ず縦に並べて保管してるお客さん、気軽に平積みしてるお客さん、保管の仕方だけでも人それぞれであったりする。 ともあれ、紙面にはSP盤どころか、Vディスクや16インチ・レコードまで登場するわで、かなり興味深く中身の濃い話が網羅された一冊であることは間違いない。 ただ、何年頃の話かということが名記されていないから話の内容から時期を推測するしかない。 |
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2011年12月05日
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