レコードショップ奮闘記 ジャズとロックの中古レコード屋のブログ

2005年8月から始めた横浜上大岡の中古レコード店ビッグ・ビート・レコードです。 楽しいことや苦しいこと。 ご意見待ってます。

映画館で寝ないでくれる?

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1968年に公開された「2001年宇宙の旅」はアーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリックが製作したかつてなかったようなSF映画だ。

壮大な映画であったから上映当時はパノラマ映画として一部の映画館でしか上映されなかったのでリアルタイムには観ることが出来なかった。

また内容が哲学的であったり抽象的な場面が多かったりで、難解な映画だから若い頃に観てもたぶん退屈で途中で席を立っていたことだろう。

今や人はスペース・シャトルなどで宇宙に飛び出すというこの映画を部分的になぞった進歩を遂げている。
この映画を今、再度観たら人はどんな感想を抱くだろう。 やはり古臭さを感じるのだろうか。


人が宇宙への憧れを持ち始めた60年代はロックに関していえばとてもめまぐるしい時代だった。
特に60年代後半はといえばクリームを筆頭に新しく生まれる新鮮な音をまだ10代だった私は貪欲に吸収していった時だった。

巷では「ニューロック」であったり「アートロック」というロックの最も新しいと思われるカテゴリーをレコード会社がリスナーに提供していた頃だ。
CCRやキャンド・ヒートまでもが「アートロック」のカテゴリーに入っていたのは今から考えたらレコード会社もひどいことをしたものだ。

その頃のビートルズは新しい音の模索に行き詰まり空中分解したかのようにも思える。


ビートルズの失速に代わって68年にセンセーショナルに登場したのがレッド・ツエッペリンだった。
ロバート・プラントのボーカルはスティーヴ・マリオットの真似じゃないかと訝ることも出来たがマリオットのブルースの枠を超えたボーカルがプラントにはあった。

ジョン・ポール・ジョーンズのベースは重く、知性を感じさせ、ジミー・ペイジのギターの音はかつて聴いたことの無いようなハードで新鮮な音でリスナーを釘付けにした。

そしてジョン・ボーナムの重量感溢れるダイナミックなドラミングには全てのリスナーが衝撃を受けた筈だ。
彼らの演奏したサウンドはそれまで耳にしていたブルース・ロックという過去の遺物ではなく、全く新しい、まさにヘビー・メタルの夜明けのようなサウンドだった。

ジョン・ボーナムのドラミングはパワーはもちろんのこと、ジャズに影響された叩き方はそれまでのロックでは聴けなかったもので、ボーナムにかかるとドラムが単なるリズム楽器ではなくなっていた。

彼の演奏を初めて聴いたときは音がずれてるんじゃないかとも思えたが、その微妙なずれが実は絶妙だった。
シャッフル色の濃い3連符系のフィルやハイハットの使い方等は当時の他のロック・ドラマーでは絶対に聴くことの出来なかった新鮮さだった。

個性豊かな四人がいて初めてレッド・ツエッペリンだったからこそジョン・ボーナムの事故死でグループが解散してしまったのも頷ける。
40年の時を越え、依然彼らの初期の作品が光り輝いているのはその新鮮さに依るものだろう。
たぶん、いや間違いなく、今聴いても、10年後に聴いても絶対に新鮮さは保たれたままだろう。

アメリカのテレビ・ドラマは好きで良く観てる方だ。
最近でもテレビ朝日が放映していた「クリミナル・マインド シーズン1」を深夜にもかかわらず好きで良く観てた。

第22話「地獄からの挑戦状 全編」を観ていたら9月17日でシーズン1がいきなり終わってしまった。
「おいおい、一番いいところで、話の途中で終わることはないだろう?」。


「後編」はシーズン2の一話目になるからテレビでいつ放映になるかわからないが、シーズン2の放映開始を待つかDVDで借りて観るかしかないようだ。

前回WOWOWが放送したときもシーズン2の一話目にあたる第23話「地獄からの挑戦状 後編」は見逃してしまっていた。
「クリミナル・マインド」は数ヶ月前までWOWOWでシーズン4を放映していたが今はどこの局でも放映していない。

それにしても「後編」がいつ観れるかわからないような終わり方ってない。 
プロ野球のテレビ中継で9回裏ツーアウト満塁の場面で放送を打ち切るのとなんら変わらず、ひどすぎる。 
こんなんだったら22話の「地獄からの挑戦状 全編」を観るんじゃなかったと未だに後悔している。

アメリカのテレビ・ドラマは面白いけど、ちょくちょくこういう手口を使うから参ってしまう。

「彼女について私が知っている二、三の事柄」はジャン・リュック・ゴダール監督の66年の作品。

ゴダールの代表作といえば、仕草が格好良かったジャン=ポール・ベルモンドとショートヘアの似合うジーン・セバーグがやたら魅力的だった「勝手にしやがれ」だ。

「彼女について私が知っている二、三の事柄」はお互いが無関心な夫婦の出来事を描いた作品。
単純なストーリーだが、ほぼドキュメンタリー調で人物と物の区別がなく撮られてる。

画面はスタイリッシュで美しいが、画面が急に切り替わったり、BGMがいきなり流れては消える、エピソードが断片的に語られたり、ナレーションが突然に割り込んできたり、出演者達が自分勝手に喋り出したり。
いかにも哲学的観点から描いたと思われる非常に難解な作品だ。


ゴダールの作品が既成の映画の在り方を打ち破った作品だったとしたら、70年から約4ヶ月間放映された「お荷物小荷物」は難解さはないものの、テレビドラマで初めて既成ドラマの在り方をうち破った傑作テレビドラマだ。

プロデューサーは山内久司で、同ドラマの脚本家、佐々木守と、性格俳優だった吉田日出子主演の「月火水木金金金」を撮っていた。

志村喬と五人の息子、中山千夏が繰り広げるごく普通のストーリーのドラマだが、ブラック・ユーモアやアドリブが多く、当時としては前衛的なドラマで、「脱ドラマ」と呼ばれたていたそうだ。

スタッフ等が飛び入り出演したり、中山千夏が突然マイクを持って出演者やスタッフにストーリーとは無関係のインタビューを行ったり、セットの外側にいたスタッフが映ってしまいスタッフが慌てる等のハプニングは毎回のようにあった。

それらは久世光彦監督にも影響を与え、その手法は「時間ですよ」に受け継がれ「寺内貫太郎一家」、「ムー一族」、また近年では宮藤官九郎や堤幸彦の作品にも影響を及ぼしているようにも思える。
因みに「お荷物小荷物」の最高視聴率は強烈で、関東で29%、関西では36%もあったそうだ。

山内久司プロデューサーはその後、必殺シリーズを手がけ大きな成功を収めている。
佐々木守は「ウルトラマン」や「七人の刑事」などの脚本も手がけた。

Ornette Coleman/The Shape of Jazz To Come (Atlantic)
||[[attached(3)]]イメージ 3||

Don Cherry (tp, cor)
Ornette Coleman (as)
Charlie Haden (b)
Billy Higgins (ds)

Lonely Woman
Eventually
Peace
Focus on Sanity
Congeniality
Chronology

MJQの紹介に依るアトランティックからの移籍第一弾で、オリジナルの四重奏団での59年の吹き込みの本作でジャズ界に一大センセーションを巻き起こす。

バップをデフォルメして、不協和音を取り入れた自由な発想によるフリー・ジャズといえる演奏は従来のジャズの既成概念を覆す革命的なサウンドだった。

オーネット・コールマンとドン・チェリーのインタープレイはかつてのチャーリー・パーカーとディジー・ガレスピーのコンビを彷彿とさせる力強さを持っていた。
今、聴きかえすとそれほどの強烈な印象はないものの、初めてフリー・ジャズを聴く人にはインパクトは大きいかも知れない。

冒頭の Lonely Womanはフリー・ジャズの古典的名曲だ。

2003年に製作された映画「死ぬまでにしたい10のこと」はスペイン人女性映画監督イザベル・コイシェの代表作だ。

医者から余命2ヶ月と宣告されたらどうするか。
ただ黙って静かにその日が訪れるのを待つのか、それとも遣り残したことを実行するか。

映画では主人公は次のことを実行に移すわけだが (かなり前の映画だからネタバレでもいいでしょう)。

「娘達に毎日、愛してると言う」
「娘達の気に入る新しい母親を見つける」
「娘達が十八歳になるまで、毎年送る誕生日のメッセージを録音する」
「家族でビーチへ行く」
「ヘアスタイルを変える」
「お酒とタバコを楽しむ」
「夫以外の男性と付き合ってみる」
「誰かが私と恋するよう誘惑する」
「ムショに入っている父親に会いに行く」
「思ったことをなんでも話す」


私にとって、死ぬまでにしたいことってなんだろう。
ようく考えてみたけど、ろくなことが思い浮かばない。

「毎日、王将でビールを飲みながら餃子とから揚げを飽きるまで腹いっぱい食べる」
「宝くじを10万円で買う」
「槍ヶ岳に登りたい」
「阪神タイガースの本拠地甲子園球場のお立ち台に上がって金本選手と記念撮影と握手がしたい」
「好きな女性から毎日「愛してるわ」と言われたい」
「沖縄のような綺麗な海でダイビングがしたい」
「好きな人と毎日XXがしたい」
「400ccぐらいのバイクを買って乗り回したい」
「学生時代のように何日も続けて徹夜麻雀がしたい」
「リアップを惜しみなく使う」
「嫌いだったやつを呼び出して思い切り殴る」
「民主党、小沢一郎と鳩山由紀夫の事務所に出向いて議員を辞めるように本人達に伝える」

おっと、12個も出てきた。 それに、実行出来そうなものがかなり少ない。

さて、余命二ヶ月と宣告されたらあなたなら何をしますか?

Sexずばりの映画を観るよりは「Sex and The City」のようなコミカルなものは好きで良く観る。

前作に続いて映画「Sex And The City2」を観てきた。
いくらレイト・ショーだからとはいえ劇場内がガラガラだったのと観客が女性ばっかりなのには驚かされたが好きな席に座れ良かったけど、ちょっと前すぎて首が痛くなった。

飛ばし飛ばしだが、夜中に放映されていたTVシリーズはシーズン1から良く観てたし、映画の1の方も観たから粗方のストーリーはわかってた。

決してシリアスな内容ではなく、ニューヨークに住む女性4人の生活を面白おかしく描いた話が中心で、楽しんで観れる娯楽番組の代表選手だ。
映画にしても観てもそこそこ楽しめるし、別に観なくても全く影響はない。


しかし、今回の2はあまり面白くなかったというのが本音。
オープニングからしていつもと違う。

いつもキャリーのコラムネタであったり、身近な事柄を取り上げてるから面白いのであって、今回のはストーリーがちょっと奇抜で現実からかけ離れていたように思えた。

登場人物はそれぞれが個性的でみんな好きだが、今回は設定があまりにも贅沢すぎたので無理があったぞ! ライザ・ミネリには驚かされたが。

映画だとテレビとは違い、派手で豪華で行こうというのはわからないではないが、ちょっとやりすぎだ。

もっと彼女達の恋愛観、結婚観、Sex観の違いというものをじっくりと(笑いではない)ユーモアとペーソスを交えて脚本して欲しかったのが個人的な意見。 

John Lennon & Ono Yoko/Plastic Ono Band/Some Time In New York City
||[[attached(3)]]イメージ 3||

こちらはニューヨーク・タイムズをパロッたジョンとヨーコの「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」で、ユーモアがあるのはジャケット・デザインだけ。

ニューヨークで生活を始めた彼らが直面した政治的問題を題材にしたシリアスで辛辣な内容の作品。
シングル・カットされた「女は世界の奴隷か!」はタイトルからして強烈。

「ボーン・イン・ア・プリズン」、「血まみれの日曜日」と恐ろしいタイトルが並び、ジョンが得意とした恋の歌はどこを探してもない。

ブラック・ユーモアの代表、フランク・ザッパと共演したライヴも収録されており、話題になった。
72年のことだった。

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