レコードショップ奮闘記 ジャズとロックの中古レコード屋のブログ

2005年8月から始めた横浜上大岡の中古レコード店ビッグ・ビート・レコードです。 楽しいことや苦しいこと。 ご意見待ってます。

行列の出来るショップを目指して

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レコードショップの開店から設備、問題、広告などの話
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3月は確定申告。 今年もそれに向けての棚卸しは大変だった。
その反動からか、放心状態の日々が続いていた3月の末に万引き被害にあってしまった。
4枚だけかと思っていたら全部で6枚も無くなっていた。


防犯用テレビカメラも増設し、今後はこのようなことがないように注意したい。
苦労して仕入れたものばかりだからショック、ショック。。。

万引きした犯人は3月末から4月始めにかけて関東のレコード店に下取りに出している可能性があります。
見かけられた方は是非ご一報頂けたらと思います。

先週、レコード数枚を見事に万引きされてしまった。
それも高価なものばかりだから被害総額は10万円を軽く越える。
ビデオカメラは回っていたがちょっと目を離したすきのことだった。
話しかけてきたから顔は覚えているから今度来たら。。。

私の不注意だが、どれも仕入れにはかなり苦労したものばかりだから悔しさもひとしおだ。
店に並んでるどのレコードであれ、売れて袋に入れお客様に渡すときというのは可愛く育てた娘が嫁ぐときのような、いつもそんな気持ちでいる。


一応、歩いて二分のところにある交番に被害届を出した。
制服警官は今後はときどき顔を出してくれるそうだ。
万引きは10年以下の懲役または50万円以下の罰金。
窃盗罪は立派な犯罪であるから万引きした人物は前科一犯だ。

それにしても万引き犯はどんな気持ちで万引きした、それらのレコードを聴いているのだろうか。
音楽を聴く度に罪悪感は沸いてこないのだろうか。
万引きして得たレコードを聴いて果たして心の底から楽しめるものだろうか。

ビデオカメラの台数は増やしたし、今後は録画も行う。
管轄の警察署で抑止の為のポスターももらってきた。
しかし来ていただく客のひとりひとりを疑いの目で見るのは好きじゃない。
出来れば楽しく語り合いながら安い商品でも売れればいいと常々願っている。

そのうち犯人はオークションや他の店に下取りに出すのだろうか。
あまり見かけない逸品ばかりだから、仮に万引き犯がそれらを処分したとしたら案外見つけることが出来るかもと前向きに考えるようにした。
見かけた方は是非ご一報ください。

警察に依ると万引きをした人は「むしゃくしゃしてたから」、「スリルを味わう為」、「捕まえられて話がしたかった」、「出来心」とかのいい訳をしているようだが、店側のこともちょっとは考えてもらいたいものだ。

買い物に出かけた際、「5割引き」、「最後の一台」、「限定品」などの言葉をちょくちょく見かける。
それらの言葉には私は滅法弱い。
コロリとやられてしまう。
それに、列が出来ていたら何の列かわからなくても、気になって並んでしまう。
甘い言葉につられて、つい不要なものまで買ってしまうという情けない性格だ。

最近ではそれに「国産」という言葉まで加わってしまった。
S社の「亀山工場」で生産された地デジテレビというのがそれだ。
観た感じや価格からすれば「T社の製品の方が優れてるな」と感じつつ、つい「国産」を買ってしまったりする。


特にわが国の自動車メーカーは米国、東南アジア、中国など世界各国での現地生産に活発に取り組んでいる。
こうした現地生産はメーカー単独あるいは合弁という形で工場を建設し、現地従業員を雇用し、また部品を現地調達したりしている。
メーカーはそれに依って生産コストが大幅に軽減され、収益が上がる。

しかし日本国内の労働力は当然の如く低下する。
メーカーは口々に世界と競争するには、というが、かつての日本の技術は日本人の勤勉で緻密な技術を擁する労働力の賜物だったのではないだろうか。


近年、中国や韓国からの観光客が滅法増えてきている。
彼らが買って帰るお土産の主な商品はなんといっても電化製品が相変わらずダントツの人気だ。
そして彼らが一番気にするのが日本製かどうかということで、中国製や韓国製は絶対に買わないということだ。

世界と競争する上において日本企業のブランド力というものも大事だろうが、日本が世界に誇れる製品ってやはり「質のいい日本製」という気がする。

メーカーは新製品を次々と開発し、毎月のように市場に投入しているのが現状だ。
海外に生産拠点を持つのは一番簡単なコスト削減かも知れない。
しかしそのような安易な発想ではなく、もっと腰を据えて「長く使えるいいもの」を国内で生産すれば何も開発や宣伝に費用がかからない気もするし、いい物だったら多少値段が高くても消費者に受け入れられるのじゃないのかな。


うちの店でも、どうしたら一枚でも多くレコードが売れるかと作戦会議をひとりで開いてみた。
「最後の一枚」、「限定品」は果たして通用するのだろうか。
いや、うちで並べている品物は中古廃盤がほとんどだからほとんどが「最後の一枚」か「限定品」になってしまう。
全商品を対象に「5割引き」は無理だし。
う〜ん。
これは非常にやっかいな問題だ。

ひとくちでロックと言っても色々なロックがある。
プログレッシヴ・ロック、ハード・ロック、パンク・ロック、カントリー・ロック、へヴィ・メタル・ロック。。。

ヒップ・ホップやラップがロックのカテゴリーに入るかといえば、入るだろうし、ロックというカテゴリーには収まらないかも知れない。

ロックは時代時代に色々なものを吸収し、影響を受け、形を変え、今日まで特に若い世代に支持され、これからも形は変わるにしても発展していくでしょう。

ロックは1955年にビル・ヘイリー&コメッツが歌った「ロック・アラウンド・ザ・クロック」、いわゆるロックン・ロールがロックの始まりとされています。

でもビル・ヘイリーを知らなくても「ロック・アラウンド・ザ・クロック」を聴いたことがなくてもロックは楽しめるわけです。

やはり50年代にデビューしたエルヴィス・プレスリーがロックン・ロールにヒルビリー・ミュージックを合体させたロカビリーを世界に広めた功績も大きいでしょう。
それはいわゆるカントリー・ミュージックのスイング感とR&Bのリズム感覚の合成なようなもの。


60年代前半にはサーフィン、ホットロッドを中心とした明るいサウンドが流行し、それはビーチ・ボーイズが長きに渡って守ってきたアメリカを象徴するロックでウエスト・コースト・ロックに受け継がれる。

しかしサーフィン系にはブルースやR&Bはほとんどなく、そこに登場したビートルズの存在がロックを大きなものに変えた。

まさに60年代のロックはビートルズを中心に回っていたと回想しますが、彼らもデビュー当時はR&Bからの影響も多大にあった。
追随して登場したローリング・ストーンズもモロにR&Bやブルース臭漂うサウンドが売りだった。
こう考えてみるとロックはロックン・ロールとR&B及びブルースが下地になっている。


英国で流行ったモッズやブルース・ロックがロックの大きな渦の中心となっていたといえます。
スモール・フェイセズ等はモッズ系バンドといわれていたが内容はもろにブルース・ロックだった。

70年代に入り、ジミヘン、クリーム、レッド・ツエッペリン等が台頭してきて一気に盛り上がった、ロックが一番輝いていた時代だ。

彼らはR&Bやジャズの要素を取り入れたり、ギターを中心とした新しいパワフルなサウンドを築き上げた。
その洗練されたサウンドのベースになっていたのはやはりブルース・ロックだ。


R&Bやブルースとは無縁のクラシックや現代音楽との融合、または影響により派生したプログレッシヴ・ロックはロックの新しい可能性を提示し、一時代を築いています。
80年代に入るとセツクスピストルズの登場でパンク・ロックがもてはやされた頃で、ある意味ロックは単純化し、破壊されたようにも見えます。

しかし、90年代初めにシアトルから登場したニルヴァーナやパール・ジャムのデビューは衝撃的で、ロックが再び蘇ったようなパワーと輝きを放っていたように思えます。
グランジ・ロックの代表とも称されるニルヴァーナをパンク・ロックとして分類する人もいますがそのような枠を超えたサウンドだったことは確かです。

カリスマともいえるニルヴァーナの中心人物だったカート・コバーンの死で、大きな流れになろうとしていた動きが失速してしまったのは残念としかいいようがない。


ビートルズが依然として人気があるのはやはり彼らが創り上げたサウンドやその頃のロックが一番輝いていて、それを越えるようなロックが現代には存在しないことの表れと停滞といえるのかも知れない。

ロックはブルースやR&Bの影響を受けたり、受けなかったり。
いつの時代になってもロックは感性で聴く音楽だから、聴く人の心に訴えかけてきたものがその人にとっ
ての最高のものとなる。

新しいロックであろうが、古いロックであろうが、その音が聴いた人の感性と合えば最高の音楽になるのは間違いないでしょう。

毎日、来る日も来る日も店でロックやジャズのレコードを何枚も扱っていて、ふと山積みされたレコードを眺めて思うことがある。

アルバム一枚がこの世に誕生するのに一体何人の人の想いと人の手が加わったのだろう、ということ。
うちでは扱っていないが、CDではその名のとおり形はコンパクトになってしまったがその小さなジャケットひとつにも作り手の強い想いが込められている。

そう考えると今下火になりかけているCD文化は今の若い音楽ファンには大切に守り続けてもらいたい。


時代はどんどん新しい、便利なソースというかメディアを生み続けるが、今でもSPコレクター、レコード・コレクターがいてそれらのソースでしか味わえない彼らにとっての蜜の味はある。

現代は音楽を簡単にダウンロードして持ち運んで楽しむ時代であり「CDなんてもう時代遅れ」と一言で片付けるのは簡単だが、それらは音楽イコール芸術という捉え方からは若干かけ離れ出しているようにも思える。

音楽にパッケージが不要と考えた時点で音楽はただ聴いて楽しめばいい、使い捨てとは言わないが、単なるその場限りの娯楽の音となってしまってるようにも思え、パッケージに包まれた音の鳴る芸術品を収集するという意味をなくしてしまうだろう。

20世紀から21世紀へと継がれてきた音楽がまた少しずつ変化しながら新しい時代へと継承されるにあたってパッケージなき、そのときどきの娯楽としての音楽が果たして次の世代へと正しく継承されるのだろうかという一抹の不安も感じる。

古い音源、また今現在聴けることの出来る音楽は将来どうなってしまうのだろうか。
果たしてレコードやCDという存在は将来において忘れ去れてしまうものなのだろうか。

いつの時代の音楽にせよ、ソースがSPであれ、レコードであれ、CDであれ、音楽は聴く人々に新鮮な感激を与え、人生の安らぎと慰め、励ましを与え続けてきた。

忙しく、暗い出来事の多い現代、また明るい期待が持てにくい将来だが、それでも人が置き去りにしてはいけない、大切にすべきものはなんなのかを考えてしまった。


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