北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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番組の『産経新聞』というのは、なかなかユーモアのセンスのある新聞のようだ。
2月13日付の『産経新聞』1面の『産経抄』というコラムに、次のような文章が出ている。

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その内容を紹介してみよう。
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<新聞やテレビがよく指摘される問題の一つが、対象によって適用する基準を変える二重基準の手法だ。同じことをしても、Aならば問題視せず、Bだったら危険視したり、激しく非難したりする。業界の悪癖である。

 ▼高市早苗総務相が、放送事業者が政治的公平性を欠く放送を繰り返した場合、電波停止を命じる可能性に言及したことで、野党や一部報道機関からの批判にさらされている。「事業者を萎縮させる」「メディアへの圧力だ」「憲法に抵触する」などと仰々しい。

(省略)10日の衆院予算委員会では、民主党の大串博志氏が「電波停止を否定しないのか」と安倍首相に詰め寄っていたが、それでは民主党政権時代はどうだったか。

 ▼「放送事業者が番組準則に違反した場合には、総務相は業務停止命令、運用停止命令を行うことができる」。これは高市氏の発言ではない。菅直人内閣時代の平成22年11月、平岡秀夫総務副大臣(当時)が参院総務委で「番組規律違反の場合でも業務停止命令が行えるか」と問われた際の答弁である。

▼「そんなことをやっていると電波を止めるよ。政府は電波を止めることもできる」。民主党政権では、気にくわない報道をしたテレビ各社の記者に対し、露骨に恫喝(どうかつ)した幹事長もいた。当時は特段反応せず、安倍政権ではことさら大騒ぎするのでは、野党もマスコミもご都合主義が過ぎよう。

 ▼ゲーテは言う。「正直であることを私は約束できる。しかし不偏不党であることは約束できない」。報道も国会質問も、完全に党派性と無縁であることは難しい。せめて事実には正直に向き合いたい。>
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これは、次の『朝日新聞』記事(9日付)に報道されている事柄に関するコラムだが、『冗談もいい加減にしてほしい』と思う。


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民主党政権でも、そのような発言をした輩がいたかもしれないが、それはいわば『血気さかん』の現れに過ぎなかったであろう。
それに対して、高市総務大臣の発言は、安倍内閣が中心的な政策として、一貫してぶれずに?進めてきているものである。

それらをごっちゃにして『まぜっかえし』のようなコラムを執筆するというのは、まあ、『商売』とはいえ、ご苦労な話である。

『高市早苗総務相は、8日の衆院予算委員会で、放送局が政治的な公平性を欠く放送を繰り返したと判断した場合、放送法4条違反を理由に、電波法76条に基づいて電波停止を命じる可能性に言及した。

「行政指導しても全く改善されず、公共の電波を使って繰り返される場合、それに対して何の対応もしないと約束するわけにいかない」と述べた。』(9日付、『朝日新聞』)


『放送法4条』とはどういう条文だろうか?

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これが、放送法4条の条文である(『朝日新聞』2月10日付の記事より)。
たしかに、『政治的に公平であること』あるいは『意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること』などと書かれている。

しかし、これは、次に示す『放送法1条』あるいは『3条』などの法律の目的にそって、放送の『自律』が保障され、放送の『表現の自由』が確保されることを前提にしている。
放送法4条は、放送局自身が努力目標として目指すべき『倫理規定』ととらえるのが、通説であるとされている。

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しかし、これを極めて『杓子定規』に当てはめ、しかも、『自分たちに都合よく』解釈する見解がある。
それは、次のような『意見広告』に端的に示される。


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これは、2月13日付『読売新聞』に掲載された『放送法遵守を求める視聴者の会』という団体の意見広告である。
たまたま2月13日付の『読売新聞』を購入したら掲載されていた。以前にも、『読売新聞』『産経新聞』に同様の趣旨の広告を載せたことがある。

そのときは、もっぱらTBSテレビの『NEWS23』でキャスター(アンカー)を務めていた岸井成格氏を攻撃の対象としていた。
その後、岸井氏のキャスター降板が決定されたと報じられている。

この広告は、『放送法第4条が守られ、知る権利が保障されなければ』『表現の自由や民主主義は成り立ちません。』『視聴者の目は、ごまかせない。』『ストップ!“テレビの全体主義”』などと主張している。

この広告の主張、その論理には、極めて問題があるが、結局、高市総務大臣の言っていることと、この『意見広告』とは、そっくりである。つまり、『同じ穴のムジナ』という関係にある。

(つづく)




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閉じる コメント(11)

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転載しました。感謝です。

2016/2/14(日) 午後 0:44 [ イエスちゃん ]

同じ穴のムジナじゃなくて当たり前の事言ってるだけでしょ。

2016/2/15(月) 午前 7:57 [ kazu ]

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> イエスちゃんさん
有難うございました。

2016/2/15(月) 午前 11:36 [ 北京老学生 ]

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> kazuさん
法律というのは、自分の好きな部分をつまみ食いできるようなシロモノではありません。法律の精神に反して、勝手に解釈を変更するような総務大臣は、解職すべきです。本来、宮崎議員よりも、問題にされるべき発言を繰り返し行っています。

2016/2/15(月) 午前 11:38 [ 北京老学生 ]

放送局は好き勝手に解釈していいと?

2016/2/15(月) 午後 0:03 [ kazu ]

いいんだ。何の権限があって放送局が法解釈をしていいんですか??

2016/2/15(月) 午後 6:47 [ kazu ]

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> kazuさん
放送局であろうと、総務大臣であろうとデタラメな法解釈は許されないと思われます。ただし、法律を解釈する権限が、民間(放送局を含む)の側に全くないとすれば、権力の側は、自由自在に法解釈を変更して、同じ法律の条文のままで、自由勝手なことができることになってしまいます。これは『法による支配』に全く反する状況です。

2016/2/16(火) 午後 2:23 [ 北京老学生 ]

仮に違反があった場合、停波を決めるのは誰か言ってみなさい。

2016/2/16(火) 午後 4:34 [ kazu ]

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> kazuさん
お相手をするのは、勘弁して下さい。

2016/2/16(火) 午後 6:43 [ 北京老学生 ]

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極めて不適切なコメントがアップされたので、削除させていただきました。

2016/2/17(水) 午前 11:19 [ 北京老学生 ]

不適切だ?オマエさんに言ったのも解らんのか、このバカチョン!

2016/2/17(水) 午後 7:15 [ kazu ]

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