北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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12日と14日に参加した、2つの認知症講演会の話を、延々と続けてきた。今回が『その6』に相当するが、この件については『最終回』としたい。
14日の講演会での質問など、参加者の反応について記す。


その前に、実は、今は19日の朝というか未明(深夜)である。
本来、この時間は自宅に帰って寝ているはずだったが、昨日から実家(母親が一人暮らし)に泊まり込んでいる。

なぜ、そうなったかといったら、(先にタネを明かしてしまうと)母親が鼻血を出してしまい、昨日(18日)、予定外で病院に行ってしまったから。
(その少し前、16日にも病院に行ったばかりである。)

昨日の昼前、実家に来ると、母親が鼻血まみれのティッシュを大量に、枕元に散らしたまま、寝床についている。
一体、何事が起きたのか、ぎょっとした。
救急車でも呼ばなければならないか、と思ったくらいだ。

それで、あわてて(病院に電話をかけて少し確認をしたあと)タクシーを呼んで病院に連れて行った(16日に行ったのと同じ総合病院の内科である)。

結局、鼻血については耳鼻科で診察をしてもらうことになったが、母親の本来の病気(認知症以外に併発している病気)の影響で鼻血が出ているのではないかと私が、内科のほうに(少し強く)かけあったために、まず内科で見て貰うことができた。
(幸い、主治医の先生2人のうちのおひとりの方も、昨日、勤務されていた。)


わかったことは、どうやら、母親は、鼻をほじくりすぎて自ら鼻血を(極端に)悪化させてしまっただけらしい、ということだった(もちろん、もともと持病のため、血液が固まりにくくなってしまっていることも、一定程度、影響しているはずではある)。
そこで、かなり強力な鼻の栓(スポンジか何かの)を付けて貰った。


まあ、それだけで帰ってきたのだが、これだけを病院でやってもらうのに、2時間半〜3時間近くかかった(血液検査などもやってもらったのだが)。
(その間、一度、昨日の3時過ぎから予定に入っていたヘルパーさんを、一度は、キャンセルし、その後、またそれを復活した。介護事業所には、迷惑をかけてしまった。)

おかげで昨日の夜、予定外の泊りをすることになった。
だが、今日から病院も基本的に『3連休の態勢』に入る所だったので、その前に対応が出来たのは、ある意味でラッキーだった。
 
今日(19日)は昼前に弟がやってくるはずなので、『選手交代』の予定。
その後、明日(20日=日曜日)あるいは21日の月曜日あたりにも、また泊まりをしないと具合が悪そうだ。

母親は、認知症であるが、それなりにわかっていることもあるので、自分が鼻をほじくったために、鼻血が止まらなくなったのだと説明されると、(珍しく)理解したようだった。

さて、これが(予定外の)『鼻血の話』。
それでは、講演会の最後の話。


(そもそも、何で夜中に、これを書いているかというと、昨夜一眠りして夜中トイレに立ったら、母親の様子などが気になって、眠り続けることができなくなった。ちなみに、母親は1階に、私は2階に寝ている。
同じ1階に寝ないのは、母親がしょっちゅう、独り言をいうので、うるさくて夜、眠れなくなってしまうためだ。

そのため、睡眠時間を一旦、短縮して、これを書いている次第だ。母親が昼夜逆転の傾向があるため、私もそれに、半ばつきあわされている。
ただし、もちろん、介護施設の職員のかたの労働に比べると、ほとんど見守りが中心で、しかも相手は一人だけだから、比較にならないほどラクなはずである。)


14日の講演会、質問の時間は、最後の10分くらいだったか。
質問したのは、4人くらい(ほとんどメモを取っていない)。
私もせっかくなので、質問をさせてもらった。

私が質問したのは、いわば一般的な話(母親の個別の話をすると、長くなってしまうから)。
講師が認知症の(根本的な治療)薬の候補のようなものが100?くらいあって、2025年までに(根本的な)治療薬が見つかる可能性があるというような話をされていたが、それがどの程度の確度の話なのかということ。

結果は、残念ながら(やはり)ある種の願望を込めての話のようだった。
(もちろん、ある種の認知症に対して、進行を食い止め、それだけでなく改善をもたらすような薬が今後、開発されていく可能性はあると思うが…。)

その他の質問で印象に残ったのは、ある(私より少し高齢のようにも感じる)女性の話。
夫(?)が認知症にかかってしまったが、頑として、医者に見て貰うことを受け入れようとしない。特に『精神科』などの看板のかかっていることは、拒否するそうだ。
それで、どのようにしたら診察を受けさせることができるか、という話だった。

これは、『物忘れ外来』などの名目でやっている病院もあるので、そういったところで診察をすると良いというような話だった。
しかし、どうも質問者の話し方からすると、夫(?)のかた(ちなみに、質問者はこの世代には珍しく、『パートナー』と表現されていた)は、いわゆるプライドの高いタイプのようなので、これも難しいかもしれない。

本人は、自分が『認知症ではないか』と半分、自覚している可能性がある。
そのような場合、(現実と向き合うことの)恐怖からかえって、受診に対して反発してしまうことがある。

考えてみると、昨年、97歳で亡くなった父も、認知症と診断されることはなかったが、かなり認知症っぽい反応も、随所で見られたような気がする。
結局は、別の病気で亡くなった(というよりも、昔でいう『老衰』にほとんど近いが)のだけど…。

こういった質問を聞いて感じるのは、身近に認知症(あるいはその潜在的患者)を抱えた家族の不安はやはり大きい、ということだ。

そして、それに対する『受け入れ態勢』も、世間で考えられているほど(安倍首相が宣伝しているほど、あるいは一般的にメディアが報じているほど)整ってはいない。もちろん、メディアといっても、最終的には個人の集まりなので、身近に認知症患者のいる記者などは、問題を肌で感じているはずだ。

あくまでも推測だが、安倍首相などはそういう機会が、本質的にあまりないのではと思う。

(だから、『憲法改悪』とか『原発再稼働』、『軍備拡大』ばかりを熱心にやりたくなるのだろう。
本来的には、『認知症への対応』なども、社会の安全保障を高め、リスクを軽減する上でも、十分に意味のある政策のはずである。
『絆』を強め、コミュニティを復活させ、地方を活性化させ、また『国土を強靭化』させ、日本の国際的イメージを向上させるためにも、意義のある政策なのだが、こうしたことも安倍首相は、理解されていないのだろうと、勝手に推測している。)


しかし、こういう他人の不安を、このような形で聞くと、自分の感じていることと通じている部分があるので、何となくほっとすることも事実だ。

前にも書いたが、今後は、実家のある東京都多摩市だけでなく、私自身が住んでいる横浜市青葉区内で行われている、こういった学習の場、あるいは認知症患者の家族の交流の場にも出るようにしたいと感じた。
(すでに、参加予定のものもみつけたが、もちろん、母親の具合が変化したりすると、出席できなくなったりする。)




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おつかれさまです

「保育所落ちた日本死ね」ブログじゃないけど「特養落ちた日本死ね」とでもブログに書きましょうか?
先日の介護士の虐待の話などあるので家族を施設に預けるのは躊躇われますが

2016/3/19(土) 午前 6:05 Nutmeg 返信する

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>NutMegさん
私の場合は、施設に預けるのをためらっているわけではありません。また、幸い父がそれなりのお金を残してくれたので、母が有料老人ホームに入る余裕はあります。
(ただし、今の介護保険制度のもとで、十分なサービスを受けられない人が、実際はどんどん増えて行く可能性と現実性があると感じています。)
母の場合は、本人が(妄想気味なこともあって)体験入居も断固拒否しています。他方、よくよく考えてみると、本人にしてみれば自宅にいて、しょっちゅうヘルパーさんとか息子2人が交互にやってきて、面倒を見てくれる。自分も自由にモノを食べたり、家の中を歩き回ったり、仕事(?)を見つけて片付けて(?)回る、そういったことができるほうが、有料老人ホームと比べても『いい』に決まっているという気もします。だから、しばらくは現状の延長を続けてみようと思っている、そういった現状です。ただし、無理をすると今度は、こちらが倒れてしまいそうな感じがしている、そんな感じです。

2016/3/19(土) 午前 9:23 [ 北京老学生 ] 返信する

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