北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

全体表示

[ リスト ]

今日(25日)は、このほか、(以前、『その1』を書いたきり)ずっと続きを書いていない記事を書かなければならないと思っているのだが、まずこちらのほうを書いておきたい。

参院選の選挙情勢が昨日(24日)の新聞各紙に出ている。
あまり『良い結果』とはいえない状況なので、新聞をたくさん買ってしまったが、まだきちんと読めないでいる(どうも、新聞を多く買うと買うという行為だけで満足してしまうことが多いようだ)。

だが、もし読んでみて何か別の話があれば、後で補足するとして、現時点で見えてきていることを、書いてみよう。


今回の参院選、『自民党の勝利』とか『野党の敗北』とかいう以前に、『民進党』が悲惨な状態を示しているようである。
つまり、『共産党が前進(躍進)』とか言ってみても、民進党の崩落状態がすさまじいものがあるので、結果として、自公勝利あるいは改憲4党の勝利になってしまう可能性が高くなっている。

これを、『改憲勢力3分の2以上』を阻止できるかどうか、仮に阻止できなかったとして、どの程度突破されてしまうのか、そうとう危うい状態になってきている。


民進党の不信には、2つの原因があるのだろう。
まず、民進党の結成そのこと自体が、選挙民(あるいは党支持者といっても良い)に十分理解されないままに、突っ走ってしまった傾向がある。

その結果、『民主党』+『維新の党』、つまり『1+1』が3とか2どころか、極端にいうと『1』くらいの状態になってしまっている。
そして現在、『おおさか維新』を名乗っている側こそが、本物の『維新』というイメージになってきている。

民主党という党自体が、いろんな考え方の人たちが一緒になって、小沢一郎氏がいたころから内紛してばかりの政党というイメージがあるが、それが『維新の党』と合流して、さらに『雑居集団』という混迷を深めてしまっているようだ。


そして、今回、『1+1』が必ずしも効果を発揮できていない理由が、もう一つある。
それは、いわゆる『野党協力』の話である。

参院選の『1人区』すべて32の選挙区で、いわゆる『野党統一候補』(もっとも、民進党が『自主投票』を決定しているところもあるが)が決まっている。
しかし、その選挙情勢はというと、次のようなものだ。

ここは、比較的、『政治的スタンス』が近いとされている、『朝日新聞』と『毎日新聞』を中心に見て行く。

『野党候補リード』あるいは『野党優勢』とされているのが、『朝日』では8地区に対して、『毎日』では3地区と差がある。
(朝日の8とは、岩手、宮城、山形、福島、新潟、長野、三重、沖縄である。それに対して、毎日の3とは宮城、山形、沖縄である。)

『競り合い』あるいは『接戦』とされているのが、『朝日』では3地区に対して、『毎日』でもやはり、3地区である。ただし、その中身が違っている。
(朝日の3とは、山梨、愛媛、大分である。それに対して、毎日の3とは福島、山梨、長野である。)

結局、全体として『朝日』が野党に対して甘く見ている印象を受けるが、それでも『野党候補リード』8の8割を取り、また『競り合い』3の半分を取ったとしても、6.4+1.5=7.9で約8ということになる。


つまり、32のうち、野党が8勝24敗というのが現時点での一つの目安になるだろう。これは3年前(当時1人区は31)の自民が29勝2敗であったのと比べると、もちろんマシではあるが、2010年の参院選(当時1人区は29)の自民が21勝8敗であったのと比較すると、それほど大きな違いがない。

これを『毎日』の予想の『野党優勢』が3、『接戦』が3の数値を採用すると、(『毎日』の記事に引用されている)民進幹部の発言『この通りなら、共闘がマイナスになった可能性がある』に近い状態になってしまう。

このように『1人区』において、『野党共闘』が効果を発揮しているかどうか、現状では見方が分かれる状態にある。


それに対して、『複数区』ではそもそも、『野党共闘』といったものは成立していない。それ以上に、『民進党』にとって悲惨なことは、例えば、(私の住んでいる)神奈川(4人区)などでは複数候補(具体的には2人)を立てているが、これは当選の見込みなど、おかまいなしに、旧民主党系と旧維新の党系で、お互いに張り合って候補者を立てているようだ。

おそらく、そのうち、民進党が分裂することを見据えての、複数候補擁立なのだろうが、このような行為自体が、選挙民に民進党に対する不信感をつのらせている。


結局、民進党は『旧民主党と旧維新の党』の『融合・共闘』、あるいは共産党など他の野党との『共闘』のいずれについても、『中途半端な態度』のままで、シナジー(相乗効果)を発揮する以前の状態にあるように見える。

このような状態の延長に何があるか?
安倍首相の『改憲前のめり』姿勢に対して、有権者の歯止めが作用するか?
それとも、『改憲勢力』の議席ばかりが増えすぎてしまい、今後、どのような『改憲』の発議をするか、自民党内が紛糾することになるか?

先のことは、全く不透明である。

仮に近い将来、民進党が分裂状態になり、(共産党が多少、前進したとしても)大きな『大政翼賛会』のような体制が国会の中に生み出されることがあれば、『改憲』というハードルはやすやすと突破されてしまうことになるのかもしれない。

いずれにしても、非常に嫌な感じがしている。







https://politics.blogmura.com/politicalissue/ranking_out.html にほんブログ村 政治・社会問題]
にほんブログ村のランキングに参加しています。
よかったら、クリックをお願いします。

開く トラックバック(1)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事