北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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例の安倍・トランプ会談の情報を得ようとして、今日(11日)ネットを検索していたら、『産経新聞ニュース』にとんでもない『記事』が出ていた。

あまりにも『とんでもない内容』なので、例のパククネ大統領を、韓国の『うわさ』をもとにしておちょくった『産経新聞ソウル支局』の記者の(問題とされた)記事同様に、ナットだけの『飛ばし記事』だと思った。

(というのは、『産経』はネットでのアクセスをかせぐためか、かなりあくの強い記事を平気で、ネット・オンリーで発信している。)

ところが、今日、(念のために)買った『産経新聞』の紙面を見たら驚いた。
この記事、堂々と紙面にも出ているではないか?

しかも、『毒を食らうなら、皿まで』という『心意気』か?
とんでもなく、大きな見出しまでつけている。

イメージ 1



これが、11日付『産経新聞』の3面の記事。
中身は、こうである。


<大統領選で日本に対しても厳しい発言を繰り返してきたトランプが、これほど安倍を厚遇するのはなぜか。実は伏線があった。

 昨年11月の米ニューヨークのトランプタワーでの初会談で、軽くゴルフ談議をした後、安倍はこう切り出した。


 「実はあなたと私には共通点がある」
 怪訝な顔をするトランプを横目に安倍は続けた。

 「あなたはニューヨーク・タイムズ(NYT)に徹底的にたたかれた。私もNYTと提携している朝日新聞に徹底的にたたかれた。だが、私は勝った…」


 これを聞いたトランプは右手の親指を突き立ててこう言った。
 「俺も勝った!」


 トランプの警戒心はここで吹っ飛んだと思われる。トランプタワーでの初会談は90分間に及んだ。安倍は、中国の軍事的な脅威と経済的な危うさ、そして日米同盟の重要性をとうとうと説き、トランプは真剣な表情で聞き続けた。>

こんな話を無邪気に、『産経新聞』は書いている。
この記事、ネタ元は、首相官邸(というか首相自身)であろう。


だが、こんなことを書いていいのか?
(あるいは、安倍首相としては書かれていいのか?
当然、確認を求められれば、『ガセネタ』『偽ニュースだ』というだろうが…。)

なぜなら、トランプ大統領とニューヨークタイムズとの対立は、いち新聞社との対立にとどまるものではない。
現在、アメリカをゆるがしている『大きな抗争』の一部分に過ぎない。


その話を安倍首相が、わざわざ、引き取って自分の『政治的スタンス』につなげるのであれば、それはいわば(アメリカに対する)『内政干渉』であろう。

そればかりでなく、『自由と民主主義』を『共通の価値』とするとしてきた、安倍首相自身が実は、自分も『トランプと同じ』と自白しているに等しい。


このような『早とちり』というか、『先んじて、トランプに飛びつく』ような行為は、アメリカの少なくとも半分(近くの)人々から愛想をつかされる恐れのある行為であるばかりでなく、ヨーロッパの多くの国民および、首脳たちから『安倍の<お里>が知れた』とばかりに、『レッテル貼り』がされかねないような行為だろう。

そういうことをわかって、安倍首相はこのような言動を振りまいているのだろうか?
『産経新聞』はどうやら、(『読売新聞』ですらあえてしない)『一線を越えてしまった』ように見える。


こんなことを安倍首相が言っているようでは、『日本』が『中国』とは価値観が違うなどと口先で言ってみても、もはや(言い訳が)通じないようになってしまうことだろう。

『中国包囲』のために、ロシアにくっついたり、トランプにこびたりした、その結果が、『日本と中国の差がわからなくなる』ということでは、安倍首相のいう、『法の支配』も何もかもすべて『水泡と帰す』おそれがあると言えよう。







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私もこの記事には驚いた。こんなことが出回っていいのか?他のメディアは、これにどう反応するのか?朝日は?と思っていた。その後どこもこれを取り上げていない。しかし産経のこんな報道を無視していいものだろうか。やはりしっかりとした批判は必要だと思う。その意味で貴兄のこのコラムは貴重だ。今日の産経は例の親衛隊記者がトランプは安倍を通して世界を学ぶと書いている。メディアの堕落に改めて愕然とする。

2017/2/12(日) 午前 8:37 [ hai*hao*hen**5_09*5 ] 返信する

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> hai*hao*hen**5_09*5さん
朝日新聞の報道の仕方を見ても、いかにも『抑制的』『およびごし』という感じですね。毎日新聞のほうが多少、ましという気がします。
この記事を見て、(おそらく)少なからぬ日本人が『恥ずかしい』という気がしてしまうのは、この安倍首相の姿こそ、日本のメディアや国民の姿を象徴しているところがあるからなのかもしれません。
歴史を顧みない、常に周りをきょろきょろしていることのツケが、こんな形で出てしまうとは…。
朝日の記事を見ると、日米共同会見で、NHKと産経新聞が日本のメディアのなかでは質問させてもらった?みたいですね(共同会見の録画は未見のまま、間違って消去してしまいました)。

2017/2/12(日) 午前 11:25 [ 北京老学生 ] 返信する

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