北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きだ。


月刊『文藝春秋』の3月号に掲載の石井妙子さんの<安倍昭恵「家庭内野党」の真実>という記事は、全部で16ページもあるが、そのポイントだけ紹介したい。


石井氏は、安倍昭恵さんから、インタビューの了承をもらって、<夫人からインタビューの場として指定された首相公邸へと向かった>と記されている。

つまり、石井氏は、首相夫人から『批判的なことを書くのでは』と頭っから警戒されるようなタイプの女性ではないようだ。

他方、石井氏は次のようにも書いている。
<今回、編集部から安倍昭恵夫人を書くよう依頼され、引き受けるべきかどうか少し悩んだ。
ひとつには彼女の行動や人となりに、あまり関心を抱いていなかったからであり、もうひとつには、彼女を書くことが結果として、安倍政権のイメージアップにつながってしまう可能性がある、という点を考えさせられたからだった。>

このように書いているということは、『ホイホイ』と『提灯記事』を書くことを引き受けてしまうタイプでもなく、また安倍首相らと『同志的関係』にあるというわけでもないということなのだろう。

まあ、書き手としては、『適切な人物』という印象を受けた(もちろん、こんなことを書きながら、『安倍政権のイメージアップ』のための記事を平気で書いてしまう人もいるだろうが…)。


この記事では、安倍昭恵さんの『経歴』というか、どういう家庭に育った人かも改めて書いている。

<生家は森永製菓の創業家である。
菓子職人の森永太一郎と、ビジネスマンの松崎半三郎が手を組み、森永製菓は企業として発展。この両創業者の孫が結婚し、1962年(昭和37年)に生まれたのが昭恵である。>

昭恵さんが、森永の創業者の家系だということは知っていたが、まさか、2人の共同創業者の孫同士が結婚した、その子供とは。
これでは、まるで『ロイヤル・ファミリー同志』の子供みたいで、何となく『純粋培養』だという気がする。

安倍昭恵さんというのは、そういう意味では、安倍首相と『似た者同士』という側面を、結婚の時から持っていたのだろう。


<同級生の大半が4年制の聖心女子大学に進む中、昭恵は2年制の聖心女子専門学校に進学し、1983年大手広告会社の電通へ入社した。>
彼女も、結婚までの『腰かけ』として就職したのだと、そのあとに書かれているが、ここで、『電通』が出てくるとは驚いた。

昭恵さんのほうでは電通をあまり意識しなかったかもしれないが、電通自体のほうは、当然、自分のところの社員が総理夫人になったということは、最大限、利用しようとしたことだろう。


彼女について、<まっすぐで悪意のない人であることは伝わってきた。>と書かれている。
<しかし、スピリチュアル的なもの、神道的なものに答えを求め、感覚的に「神の意志」を忖度してしまう態度には、危うさと同時に不遜さを感じる部分もある。>とも言う。

昭恵さんは、第一次安倍政権が崩壊した以降の、『充電期間』に大学院(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科)への入学と『神社めぐり』という2つのことを始めたのだという。

前者については、<本を読んだりレポートを書くのは、正直なところ苦手でした。><読んだ本はみんな忘れてしまうし、論文もすごく手伝ってもらって書いたので、あんまり偉そうなことは言えません。>と非常に『正直』ではある。


だが、後者の『神社めぐり』はその後の、彼女の特徴を飾ることになる言動の『ステップ』となったようだ。
<「主人が首相を務めた2007年の秋頃から出雲大社を皮切りに、いろんなところに行きました。
私は勝手に『神様から呼んで頂いて行った』と思っていて。岩手の神社もかなり回っていたんですが、翌年に地震があった。
神様に呼ばれたんだと思っています」>

<神社めぐりをする中で、スピリチュアルカウンセラーや神道関係者、ニューエイジ系の自然主義者との交流を深めていった。居酒屋「UZU」もアメノウズノミコトから取り、神田明神の宮司に「神降ろし」の儀式をしてもらったと講演で語っている。

そんな中でも、とりわけ大きな影響を彼女に与えたのは、「水の波動研究者」「スピリチュアルマスター」と自称した故・江本勝(2014死去)と思われる。>


江本勝という人は、もともと安倍家と関係が深かったのであり、安倍首相の父・安倍慎太郎の代にさかのぼるということである。

<この江本を通じて、昭恵は様々な人物を紹介され、また感化されていったようだ。
例えば、江本は福島県の放射能汚染水を「愛と感謝の祈り」を日本中から送れば浄化できると主張。これを信じた昭恵もネットを通じて、江本先生からのメッセージを実践しようと呼びかけている。>


<昭恵を知る友人たちは一様に彼女のことを、「純粋で裏表のない人」「少女のような人」と語る。>

<政治家で霊能者や占い師にすがる人は多く、安倍家もその例にもれない。昭恵は晋三が毎晩、寝る前に祝詞のようなものを唱えて祈りを捧げていると、ネットや雑誌の対談で明らかにしている。
ふたりは、こうした一種の、「信仰」の部分で決して価値観を異にしてはいないのだろう。>


昭恵さんは、また、『医療用大麻の解禁』についても熱心らしい。
これもまた故・江本勝氏の影響があるのだという。

<「戦前は3万軒くらいの農家が大麻を栽培していたのに、戦後、禁止されてしまったんです。大麻は霊性の高い草で、日本の神事には欠かせません。…日本の精神性を高めるためにも、注連縄(しめなわ)は日本製の麻を使う必要があると私は考えています。>
(現在は、中国製の麻を使用しているのが、ほとんどとのこと。)

(医療用大麻についても)<小児がん患者の方の間には、なぜ海外では使えるのに、日本では医療用大麻が使えないのかという声もあります。
大麻を栽培して戦前に何か問題があったかといえば、なかったはずです。それなのにアメリカによって、敗戦国だからと大麻栽培を禁止されてしまった。」>

以下は、故・江本勝氏の主張であるとのこと。
<「日本を何とかしなくちゃいけないというので、アメリカを中心として日本研究が始まったのです。
日本研究をした結果、わかったのは、天皇様、神社、そして麻(大麻)です。>

<その後、GHQが入ってきます。そのときに最初に何をやったか。天皇制の現在の制度への以降を行います。そして、国家神道の廃止。いってみれば民有化です。そして大麻栽培の禁止」>
このような主張が、江本勝氏の著書に書かれている。

そして、その影響を強く受けているのが、安倍昭恵さんだとこの記事ではされている。
彼女は、次のようなことを言っているともいう。

<「総理大臣は努力してなれるものではなく、主人が総理になったのは天命」

「私は神様に『どうぞ私をお使いください』と念じて、その思いをくみ取り動いている」
そう彼女は講演会やインタビューで繰り返し語っている。>


ここまで紹介したように、この記事は、安倍昭恵という人の、これまであまり語られてこなかった『別の側面』が記されている。

これを読むと、彼女は安倍首相にとって、決して『家庭内野党』などではなくて、むしろ安倍首相の『精神的支え』ともいえるような存在であるらしい、ことに気が付かされる。

安倍昭恵さんに『親しくなる』ことで、安倍首相の政策に影響を与えうるのではないかと『夢想している?』人々も(一部には)いるようだが、それはもともとの安倍夫婦の『指向性』を強めるという方向で(影響を与える)しか『できない』のではなかろうか?

この記事は、安倍晋三と安倍昭恵という、『権力者』の夫婦の考え方を知るうえで、貴重な材料を提供しているのではないかと考える。






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内緒さん、有難うございました。

2017/2/20(月) 午前 9:47 [ 北京老学生 ] 返信する

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