北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きだ。


(当初、『前篇』と銘打って書き出したが、どうも3回くらいでは、書ききれそうもないので『その1』『その2』の方式に改めたい。『前篇』も『その1』に変更していく。)

『ワセダクロニクル』というものが、どういうものかは、基本的にサイトを見ていただいたほうが良いと思う。


無料で(記事にも)アクセスができる。
昨日(23日)もその話題が(ある意味で)中心テーマの一つであったが、こういうサイトといっても、当然、カネがかかる。

どのようにすれば、『資金』をつなぐことができるかどうか(当然、『製薬会社』がスポンサーに付くなどということはない)が、セミナーの参加者の間でも、大いに話題になっていた。
(おそらく、同業の人たちでは、『そんなことをやって飯を食っていけるくらいなら、オレだってやる』などと言い放つ人たちも少なくないのだろう。)


だが、『ワセダクロニクル』は、今のところ、アクセスに対して有料にして『課金する』などといったことはしていないし、(私が、今年になって随分、ここに書いている)映画『この世界の片隅に』ではないが、クラウドファンディング(ネット上の募金。もちろん、ネットを介さない募金も受け付けているのだろうが…)が中心的な『カネ集め』手段らしい。


『ワセダクロニクル』という名称を付けているが、これは<早稲田大学ジャーナリズム研究所(所長:花田達朗教授)が運営する調査報道メディア>であると、ワセダクロニクルのサイト上には書かれている。
『ジャーナリズム研究所は早稲田大学総合研究機構により承認され、2015年新設されました。ジャーナリズムに関する調査研究、教育活動、社会活動を通じてジャーナリズムの改善と発展に貢献することを目的としてい』るとある。

『ワセダクロニクルには、ジャーナリズム研究所長から推挙され、大学から嘱任を認可された招聘研究員がシニアリサーチャーとして参加し、取材に当たっています。』とも書かれている。
この招聘研究員(の一人?)が編集長の渡辺周(まこと)氏のようだ。渡辺氏は1974年神奈川県生まれと、ワセダクロニクルのサイトには記されている。


それでは、昨日のセミナーの中心部分(編集長の渡辺周氏を、『東洋経済新報』の風間直樹記者がインタビュー)の内容を紹介していこう。
(前回の記事でも書いたが)この二人、実は『朝日新聞』の特別報道部で同僚だったという。

渡辺氏は昨年の3月に『朝日新聞』を退社したという。
風間氏は、2001年に『東洋経済新報社』に入社、2014年の8月に『朝日新聞社』に転職。特別報道部に配属されたが、そこに1年半ほどいたが、その後、『経済部』に所属が変わり、今年の2月からまた、元の『東洋経済新報社』に戻ったということのようだ(こうした経歴は、2人のインタビューの間に説明していた。そのような説明をしないと、この2人は『一体、どういう関係なのだ?』と聞いている側が疑問に感じるからだろう)。


例の(慰安婦を巡る)『吉田証言』と(福島原発事故を巡る)『吉田調書』というW吉田の『誤報』騒ぎ(私自身は、『吉田調書』のほうは必ずしも『誤報』ではないと思っている)で2014年の9月に『謝罪』会見を行って以降、従来の『特別報道部』は解体(ないしは、それに近い状態)に追い込まれたのだろう。

そうした中で、渡辺氏は『独立』して『ワセダクロニクル』の編集長になろう、そして風間氏は『東洋経済新報』に戻ろうという選択をした(ということらしい)。

風間氏は、(このインタビューでは)『ワセダクロニクル』で、このような記事を出すということを聞いていなかったという感じで話を進めていった。
少し簡略化したモードで書いていく(Kが風間氏、Wが渡辺氏である)。



K:2月1日号を出す前に、事前にPRとか告知をしていたのか?

W:ほとんどしてない。すべて、実際の成果物で判断してもらおうという考えだった。

K:反響はどうか?

W:思った以上にあった。
 うちの母とか、姉などから聞くと、一般の読者も衝撃を受けているみたいだ。


K:今回の記事の中身を見ると、いわば主要関係者がすべて『完落ち』(警察用語で、完全自白状態のこと)状態 
 になっているが…。

W:現場の人たちがこれだけ話してくれるというのは、(ある意味)予想外でもあった。
 一人一人にとって、それほど強い『罪の意識』が存在していないからではないか…。
 自分自身の役割を一生懸命やっていると考えている。そうした中で、皆が『歯車』になってしまっている。
 それに自分が何か、(悪いことを)始めたという意識はない。前からそういうことが行われていたという感覚では
 ないか…。

K:印象的だったのは、共同通信が問題とされている記事をまとめるにあたって、その執筆者が『有識者』(医師)
 にきちんと取材しないで、発表されたものを引用して記事を作っていたという点だ。普通は、まずいんじゃないか
 と考えそうなものだが…。

W:コメントとして、既に出されているものを引用するのだから『いいだろう』と思ったのではないだろうか…。実際
 に取材を行っていれば、全然違う話が出てくるはずなんだけど…。

K:普通、そんなにキレイな話で終わらないよ、とわかりそうなもんだけど…。


K:こういった話は共同通信だけではないのか、というのはどうか?

W:情報としてはいろいろ入ってきている。業界全体で似たような話があるのは事実だ。
 いってみれば、『ペンとパンとどちらを選びますか』と問われれば、軽く『パンです』と答えるといった感覚だ。
 ほかのメディアも自分のところの内部を検証するといった形で、いわば『連帯』を示していただきたい。

K:今回の報道は、『医療』という問題だから、読者の反響が大きいのか?

W:誰でも、自分自身が病気になったら、そのことに関する情報がほしくなる。いわば、わらにもすがりつきたくな
 る、というのが実情だ。


K:これをステマ(ステルマーケティング=Stealth Marketing 消費者に宣伝と気付かれないで宣伝すること)  
 であるという見方もあるが…。

W:『ステマ』というのは、業界サイドの発想である。意識的に、そういう言葉は使わないようにしている。『読者の
 側に立つ』ことこそが、評価されると考えている。
 なお、医療(のなかのこういった種類の薬)については一般消費者向けのCMができないという制約がある。そ
 のなかで、『どうやったらPRができるか』と考えるので、こういう風に記事として書いてもらうのが良い、ということ
 になるのだろう。

(注)このあと、『ワセダ・クロニクルとは?』といった話になっているが、これは次の回に回したい。
(つづく)






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